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2008.12.29 18:30 |  その他(一般)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 0

 差別の利点

 昨日横目で見たTVの討論番組で部落差別が取り上げられてました。ときどき「ふーん」と思うこともありましたが、「正論」ばかりで全体的に掘り下げが浅い印象でした(TVの討論番組はしょせん「討論のふりをしたバラエティ番組」で掘り下げは「浅い」がデフォルトなのかもしれませんが)。その原因の一つが人選でしょう。きちんと“討論”できるスキルを持った人が少ない(あるいはスキルを持たない人間が邪魔をする)ということもありますが、そもそもこのテーマに関しては討論している人の中に差別賛成論者がいないのです。一方向からだけの参加者だったら、それは議論が深まるわけがありません。
 日本に部落差別賛成論者が存在しないのだったらそもそも「部落差別」は存在しないはず。ところが現実には差別が存在します。ですからそういった差別を推進する人がこの世に存在していることは確かです。だったらなぜ「部落差別」に関しての討論番組に賛成論者が登場しないのでしょう?
 登場したら袋だたきにあうから……でしょうね。でも、そんなに部落差別に人気がないのなら、21世紀にもなってまだ部落差別が実際に行われているのはどうしてでしょう?

 どうしても賛成論者が参加しにくいのなら、アメリカのディベートで行われているそうですが、直前に論じる立場を抽選で選んだらどうでしょう。選択肢は、部落差別に「賛成(または容認)」「条件付き賛成」「反対」の3つです。論者は持論がなんであれそれとは無関係に番組の中では抽選で選択された立場からだけ意見を述べ相手を論破(あるいは全員の間での合意形成を)しなければならない、を絶対ルールとします(「本当はこれは私の真意じゃないんだけど」を言う
人は最初から参加お断り)。
 ちなみに私は「賛成」で論じるためには下調べを相当しないといけないので今すぐは何も言えませんが、「条件つき賛成」だったらとりあえずその討論に参加できそうです。まずは賛成と反対の両者の意見(差別制度のメリットとデメリット)を聞いた上でですが、身分間の流動性を確保する、という条件を持ち出すのです。身分の固定は行わず、社会的に上昇することもあるし被差別階層に落ちることもあるが、そこから頑張れば復帰も可能。復帰した人は過去は問われずもちろん(復帰後は)差別されることもナシ。
 もしも人を差別することに大きな利点があるのだったら、こうやって差別を“回り持ち(明日は我が身)”とすることでその利点を社会の中で広く生かすことができるでしょう。(極論をやるなら、裁判員を選ぶように抽選で「今年差別される人」を選ぶ、なんて手もありますね。もし可能なら日本国民全員が一生に一度は“差別される体験”を味わってみたら興味深い結果が生じるかもしれません)
 ……ところで、制度として人を差別することで得られる社会的利点って、なんです?


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2008.12.29 06:56 |  生活 / くらし  |  スポーツ  |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 2

 一億円

 年末だからさっぱりしようと出かけた床屋のテレビで今年のニュースの特集をやってました。「今年は本当に暗いニュースが多かったけれど、これは数少ない明るいニュース。ゴルフの石川遼選手が獲得賞金一億円突破です」
 一億円といえば20年くらい前には、競馬の武豊さんがやはりすごく若いのに年収が一億円突破とか報じられて話題の人となっていましたっけ。これも明るいニュース扱いでした。

 若いアスリートが一億円稼ぐと国民の希望の星です。ではもし医者(たとえば私)の年収が一億だったら、どんな扱いでしょう。たぶん非国民扱いじゃないかな。つまり医者は経済的にはゴルフや競馬より下に位置しなければならない、というのが日本国民の合意、医者はその程度にしか国民の役に立っていないからそれに見合った収入でよいという共通認識なのでしょう。そういや日本の国民医療費はパチンコ代(の表面にでている分)とほぼ同額でした。http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5670.html これも面白い暗合です。

 そうそう、こんなリストがありました。
テレビ局が上位独占!上場企業「年収」最新ランキング
元の表は「転職のモノサシ」で全企業が見られます。
 ニュースの見出し通り、上位にずらりとテレビ局が並んでいます。しかもこれ、あくまで「平均」ですからね。つうことは、20代でも1000万円突破がアリなのかな。さらに退職金や交際費や福利厚生やその他(家賃や住宅ローンの優遇とか利子補給など)は別勘定です。

 私は社会常識はありませんが、自分より収入が多い人を見ても、ねたんだり悪口を言ったり足を引っ張ったり不幸を願ったりしてもそれは絶対に自分の幸福度を増さない、ということくらいは自分自身と人生について知っていますから、そんなことはいたしません。ただ単純にうらやましがるだけにします。ああ、うらやましいうらやましい。それだけ。

 一つ不思議なのは「転職のモノサシ」に新聞社が見あたらないことです。上場していないということなのかな。ならば検索。
平均年収高い会社100社」というページが見つかりました。おや、朝日新聞は堂々のトップ10入りですね。平均年齢42歳で平均年収1358万円で「医者の収入は多すぎる」って……どの口が言ってるのやら?  実は「ほんとは内緒だけど、自分の生涯賃金はお前ら医者の多くよりはるかに多いぞ、うらやましいだろ、えへへ」の間違いじゃないかな。はいはい、素直にうらやましいと申し上げますだ。言うだけならタダですし。
 それとも「高給取りが自慢の自分よりも稼いでいる医者がこの世にいる。許せない!」だったりして。その場合には「社会の木鐸が私怨(しかもほとんど八つ当たり)だなんて、許せない!」とお返しできるのですが。

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