ドイツでは医者は配置制度になっているんだからそれを日本も見習えと主張する人がいるそうです。あなたたちは岩倉使節団か、と思わず私は呟きましたが、それでひょっこり歴史を思い出しました。偶然の一致でしょうが、岩倉具視を正使とする使節団が日本を出発した明治四年(1871年)にプロイセン国王ヴィルヘルム一世が(普仏戦争で進攻したヴェルサイユ宮殿で)戴冠してドイツ帝国が成立しました。それまでの“ドイツ”は数多くの君主国や少数の都市国家の連邦国家で(なんだか日本の藩幕体制を連想します)その中で中心となるのがプロイセンでした。で、そういう経緯で成立した国だからでしょうか、きわめて中央集権的なお隣のフランスとはずいぶん違って、ドイツでは制度のあちこちに地方自治を重んじるにおいがぷんぷんします。それがよくわかるのは、たとえば教育制度でしょう。各地に大学がありますが、偏差値によるヒエラルヒー(ドイツ語風に言ってみました)なんかありません(もちろん人気の差はありますが)。アビトゥーアに合格して大学入学資格を得た学生は(定員に空きさえあれば)どこの大学で学ぶこともできますし、そこで得た単位を持って他の大学に(これも定員に空きさえあれば)移ることも自由です。つまりドイツの「定員制度」は「どこでも平等」「移動の自由」が背景として存在しているからこそ健全に機能しているのです。
そういった、歴史的・文化的・社会的背景を全く無視して、制度のほんの一部だけ都合良く切り取って“引用”する態度には、「無知」「視野が狭い」「思慮が浅い」あるいは「不誠実」のレッテルを貼りたくなります。
ただ、人と議論をしたり何かを提唱する時にはそういった“四拍子”をそろえて良い、と言うのでしたら、私も日本の医療制度については脳天気な提唱をしたいな。「ドイツよりフランスが良い」と。だって、医者に限らず国民の多くが1〜2ヶ月のバカンスを平気で取れるんですよ。私なんか今年度の最長休暇は年末年始の4日間ですから、うらやましくてうらやましくて。ドイツよりフランスにしましょうよ、フランスに。
あ、フランスを採用する時に「そのかわりに」はナシ、ね。ドイツを採用したい人だって「そのかわりに」は聞きたくないでしょう?
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ワインはフランス、ドイツしか昔は飲みませんでしたが、最近はイタリア、チリ、アルゼンチン、スペイン、南アフリカも飲みます。結構おいしいものがあります。
日本のはかなり高くないとおいしくないです。それだけ育てるのにお金がかかるのでしょうが。
日本のワインは甲州系にイイものがあるのですが、台風やら自然災害の影響を他国に比べて受けやすく、結果的に歩留まりが低くなります。生産者は大変です。
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