昔の診療所の待合室、わーわー騒ぐ子どもに向かって「静かにしないのだったら、先生に言って、注射してもらうよ!」と脅す親がよくいました。子どもは注射が嫌いですから、びっくりして静かになります。で「○○さん、どうぞ」で診察室に呼び入れられたら子どもは泣き叫びます。だって「さっき騒いだから、今から罰として注射をされるのだ」と思いますから。それは論理的に導き出された“正しい”結論です。ところが非論理的な親はこう叫びます。「静かにしなさい! 何を泣いているの?! まだ先生は何もしてないでしょ!!」
あなたが泣かしているんだってば。
子どもを叱るダシに使われる医者も、迷惑です。白衣を見るなり泣かれてしまうのも困りますが(だって診察が上手くできなくなります)、実際に注射が必要になった場合に子どもは半狂乱になってしまいます。それまで散々脅かされて怯えきった上に“本番”ですから。そうなると注射の痛みは10倍くらいに感じてしまいます(心と体は密接に関連しているのです)。さらに、暴れるからと押さえつけられて、そちらの(体と心の)痛みも加わります。
あんな治療の邪魔をして、あの親は何が楽しかったのだろう、と私は今でも思ってしまいます。21世紀にはそんな野蛮なことを大声で言う人は、いませんよね?
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昔、あるクリニックの待合室で、座って順番を待っていた時の、隣に座った幼児持ちの母親のことです。子供が椅子を座ったり降りたりで遊んでいてうるさかったんです。で、親が注意しないので、彼女の顔をいぶかしげに見たら、、、
「○○ちゃん、このおばちゃんが怒るから、やめよーね」。
「私、怒っていませんけどぉ」と言い返しました。
その時は、自分よりずっと年上のおばちゃんに、おばちゃんって言われ、呆然としたのであります。若い娘を自分と同じ世代にしちゃうのは、楽しいんですね(苦笑)。
たまに腕に静脈注射されると4回ぐらい失敗されるので、失敗をさらに増やさないよう、動かず、ひたすら声を出さずに泣いていました。
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