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Doctors Blog

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 「インフルエンザ流行レベルマップ」を見ると、塗られた都道府県がどんどん増えています。
 子どもが通うクラスでも先日一人インフルエンザが発生したと思ったら、その翌日病院で当直中に携帯に「すごい熱」とメールが。で、続いて翌日仕事中に「小児科でA型と確定」とのメール。「ワクチンは2回打ったのに」と思いましたが、思ってもしかたありません。タミフルが効いたのかそれともワクチンがそれでも効果を発揮したのか、発熱は丸1日で軽快してくれて、本人はすぐ元気になりました。今も「M1グランプリ敗者復活戦」を見ながら大笑いをしています。
 学校保健法では「解熱後48時間は登校停止」ですので、本人はこのまま冬休みに突入する気満々です。気になるのは、それでも学級閉鎖になっていないこと。私の感覚では「一人でもインフルエンザが出現したら即」が学級閉鎖の最良のタイミングなのですが、学校関係者はそれとは別の感覚を持っているようですね。私は「インフルエンザの蔓延を止める」ことだけ考えているけれど、学校には他にもいろいろ考えなければならない事情(たとえば父兄の意見とか学業の進展度とか)が多いだけかもしれませんが。


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 昔の診療所の待合室、わーわー騒ぐ子どもに向かって「静かにしないのだったら、先生に言って、注射してもらうよ!」と脅す親がよくいました。子どもは注射が嫌いですから、びっくりして静かになります。で「○○さん、どうぞ」で診察室に呼び入れられたら子どもは泣き叫びます。だって「さっき騒いだから、今から罰として注射をされるのだ」と思いますから。それは論理的に導き出された“正しい”結論です。ところが非論理的な親はこう叫びます。「静かにしなさい! 何を泣いているの?! まだ先生は何もしてないでしょ!!」

 あなたが泣かしているんだってば。

 子どもを叱るダシに使われる医者も、迷惑です。白衣を見るなり泣かれてしまうのも困りますが(だって診察が上手くできなくなります)、実際に注射が必要になった場合に子どもは半狂乱になってしまいます。それまで散々脅かされて怯えきった上に“本番”ですから。そうなると注射の痛みは10倍くらいに感じてしまいます(心と体は密接に関連しているのです)。さらに、暴れるからと押さえつけられて、そちらの(体と心の)痛みも加わります。

 あんな治療の邪魔をして、あの親は何が楽しかったのだろう、と私は今でも思ってしまいます。21世紀にはそんな野蛮なことを大声で言う人は、いませんよね?


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