二階経産相は11月10日、舛添要一厚生労働相と会談した際、「政治の立場で申し上げるなら、何よりも医者のモラルの問題だと思います。忙しいだの、人が足りないだの言うのは言い訳に過ぎない」と言ったそうですね。で、その反響に「今までは医者を悪者にしたらみんな『そうだそうだ、医者が悪い』でそのままスルーだったのに」と驚いて、とまどいながらもこんな反応を。
「医師のモラル」発言を撤回し謝罪 ──二階経産相
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/19162.html;jsessionid=D824DFD195D05649A3AE91D7EB4FF02C
とまどっているから、言っていることばが明らかによれています。この人、攻撃力はそこそこ強いけれど防御力はひどく弱いタイプですね。まあ、よくあるタイプですが。だけどこの「よくあるタイプ」では立派な政治家にはなれません。もしも立派な政治家になりたいのなら、立派な謝罪もできる人になった方が良いんじゃないかなあ。
「今回の発言が医療関係の皆さんに不愉快な思いをさせたとすれば、お詫び申し上げる」と述べていますが、これはつまり「不愉快な思いをした人間には詫びる」=「不愉快な思いをしない人間には詫びない」、つまり詫びているのは「聞いた(一部の)人間の感情」に対してであって、自分が行なった「行為(主張の内容)」に対してではありません。つまりは「自分が述べた言葉の内容に間違いがあるとは思わない」と重ねて主張していることになります。ところが……
さらに「私の発言が医療に携わる皆様に誤解を与えたことをお詫び申し上げ、発言を撤回いたします」ですが……つまりは「誤解されたから撤回する」です。間違いがないと主張してから、撤回?
まあ、あまり言うことはありませんね。「誤解を与えたことをお詫び」ということは「誤解をした人間にも問題がある」という意味をダブらせています。だって「誤解」なんでしょ? わざわざこの単語を選択した意味を考えたら、そのダブルミーニングは明らかです。
ついでですが、私は誤解なんかしませんでした。今の政治家には、国語能力が足りない人が多いことがまずきちんと理解できました。それから、今の政治家には日本の厚生行政をまかせるには現状分析や対策を立てる能力も覚悟も足りない、ということもきちんと理解できましたよ。
なお、上記の私のこの文章で「誤解」したり「不愉快な思い」をする人がいるでしょうが、だからと言ってただちに謝罪する気はありません。私の書いた内容に大きな間違いがあるのなら、話は別で、ただちに「内容の訂正あるいはバージョンアップ」に努めます。でも、正しいことを言われて不愉快になるのは、不愉快になる人になにか問題があるのではないか、と私は思うのです。もちろん、誤解するのは誤解する人間の問題です。
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最近は土曜が多くなっていたためなかなか見る機会がなくて残念な思いでしたが(私はほとんどの土曜は出勤なのです)、今日は珍しく日曜に授業参観だったので学校に行って今帰ってきたところです。
授業の雰囲気が昔とはずいぶん変わっているのに驚きましたが、保護者たちの振る舞いが変わっているのにはもっと驚きました。10年くらい前には教室の中で平気で井戸端会議をし廊下からは自分の子どもに呼びかけては写真を撮る、なんてことを平気でやっていて私はあきれました。5年くらい前には井戸端会議は消滅して静かになりましたが、その代わり皆がケータイをいじくっていましたっけ。まったく、何をしに集まったつもりなのやら。
授業を“参観”することの意味がわかっていない人がずいぶん多いんだなあ、と思っていましたが、2〜3年前からなんとお行儀がよくなったこと。おしゃべりもケータイも写真撮影もありません。
今日の授業は「敬語」でした。「謙譲語は大人でも使いにくいんです」と子どもたちは教わっていましたが、耳が痛い。
そういえば「授業参観」の「参」は、「参拝」の「参」だし謙譲語の「参る」の「参」でもありますね。保護者がお行儀に気をつけるのは当たり前……それ以前に、人が集まる場所でお行儀に気をつけるのは常識でしたね。学校には限りません。
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