子どもの頃に大人が「あれだよ、あれ。わかんないかなあ、あれ」などと言っているのを私は不思議に思っていました。ところが最近私も順調に年を取り、単語の想起力がみごとに落ちてきています。まだなんとか「あれ」の連呼ではなくて言い方を変えることでなんとか相手にわかってもらうように努力ができていますが、さて、この“迂回回路”もいつまで使えるかはわかりません。
で、そのことを家内に言うと、喜んでいます。家内は「自分は頭が悪い、亭主(説明は不要でしょうが、私のこと)は頭が良い」と思いこんでいます。で、亭主の頭が悪くなったら釣り合いが取れてコミュニケーションが良くなる、と言うのです。
山の神(説明は不要でしょうが、家内のこと)に逆らうようですが(というか、逆らいますが)、私はそうは思いません。頭が悪いもの同士だと話は通じませんもの。観察したらわかりますが、あれは「会話」ではなくて「独り言の交換」です。話が通じるのは片方あるいは両方が「頭がよい者」の場合です。頭が良ければ相手のレベルに合わせて言葉の調整ができるのですから。もし頭が悪いもの同士で話がかみ合っているとしたら、それは両方(あるいは片方)の性格が非常によい場合です。ですから私と家内のコミュニケートは、危機にあります。だって、私の性格はとても良いとは言えないものですから。家内もそのことには深く肯いています。
おやぁ、珍しく二人のコミュニケーションが成立しているよ。
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結婚し嫁に言うと「あれじゃわかんないでしょっ!」と一喝されます....
頭の良い人は相手の言い分が理解できるが、悪い人は相手の言い分が絶対わからない…。弱者の知恵でしょうか(笑)。
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