おかだ
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/10 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

 自殺の統計が将来どうなるか、あるいは卑近なところで株式市場がこれからどうなるのかは気になりますが、確かなことを知りたければ、厚労省に予測させたらいいと思います。
 出生率予測を外しまくった“実績”があるからやるだけ無駄? いや、「外すことがわかっている予言者」だったらその“逆”を信じればいいのです。厚労省が「自殺はこれからどんどん減少する」「株は大丈夫」と言ったら心配して対策を考えましょう。でも「自殺はこれからどんどん増加する」「株はお先真っ暗」と言ったら安心することができますよ。


 なお、タイトルは株の格言だそうです。株には縁がないので他に知っているのは「もうはまだなり、まだはもうなり」くらいですが、こちらはちょっとこのブログのネタにするには難しそうです(そのうちなにか思いつくかもしれませんが)。
 しかし「株」って、よくわかりません。値段が突然上下する理屈もよくわかりませんが、もっとわからないのは、会社の設立や運営に何の貢献もしていない人が金で株を大量に買ったら突然経営に口をはさむことができるようになることです。それが資本主義の原則と言われたらそれまでですが、やっぱり口をはさむのは、まずはその会社のために汗をかいた人や内情に詳しい人じゃないのかなあ、と感じてしまうのです。それと、たとえば3割保有の筆頭株主に経営に口をはさまれて困っていた経営陣が、その株主に過半数を所有されてしまったら絶望するわけもわかりません。こんどは旧経営陣が(3割保有の)大株主として経営に口をはさめば良いんじゃないです? (なお、この「株の仕組み」については「教えてあげようコメント」は不要です。どうしても知りたい、とまでの熱意は持っていませんので。だって、株に投資できるほどの余裕資金は持っていないもの)



固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

 日本で使われる医薬品は「日本薬局方」に収載されています。日本では医薬に関する「聖典」と言ってもよいもので、これに収載されていないものは原則として私は処方に使えません。
 ところで、面白いニュースがありました。ゲンダイネットの「コーヒー飲んで“いい人・悪い人”」に「1951年まではコーヒーは日本薬局方に収載されていた = コーヒーは“医薬品”だった」と書いてあるのです。
 もちろんコーヒーには主にカフェインによる“薬理作用”がありますから「薬」と言ってもよいかもしれませんし、そもそも嗜好品が「医薬品」というのに私は抵抗がありません。歴史を見ればたとえば「茶」ももとは「薬」扱いでした(鎌倉時代の「喫茶養生記」(栄西))。(ついでですが、現在の漢方薬でも「川芎茶調散」には「お茶」が生薬として含まれています。

 ……さすがにコーヒーは漢方薬には入っていませんが(少なくとも私の見聞の範囲内では)。)


 そういえば学生の時に「砂糖は薬局方に含まれているから処方箋で処方できる」と聞いた覚えがあったのを思い出して、ちょっと薬局方の目次を眺めてみました。すると……これは面白い。嗜好品というより、いろんな「食品」が「医薬品」として並んでいるではありませんか。
 たとえば油が各種あります。オレンジ油、ゴマ油、ダイズ油、ツバキ油、トウモロコシ油、チンク油、テレピン油、ナタネ油、ヒマシ油、加香ヒマシ油(オレンジ油やハッカ油が加えてあるようです)、ヤシ油、ユーカリ油、ラッカセイ油……いやあ、油屋が開業できそうです。チンク油、テレピン油、ヒマシ油はあまり飲みたいとは思いませんしツバキ油は髪の毛に塗るのだったと思いますが、それ以外はそのまま料理に使えそうです。
 「脂」だったら、牛脂と豚脂も薬局方にちゃんとあります。
 味付けには、白糖と塩化ナトリウムとサッカリンが使えます。エタノールとブドウ酒は……料理の風味付けよりもキッチンドリンカーに喜ばれるかな?
 ゼラチンはおそらくゼラチンカプセルの材料として収載されているのでしょうが、これもなんとか料理に使えそう。わからないのが石油ベンジンです。料理の燃料にでも使いましょうか。

 なお上記は西洋薬のコーナーの目次から拾ったもので、生薬の方にはもっと「食品」として使えそうなものが並んでいます。アロエ、カンテン、ケイヒ(シナモン)、米デンプン、サフラン、トウガラシ……まだまだあります。もし興味を持たれた方は「日本薬局方」をじっくりご覧下さい。(本当は「ご笑覧ください」と書きたいのですが、“自分の作品”ではないから遠慮します。笑うのはパーソナルにこっそりとどうぞ)


 a recipe bookは普通は料理の本です。でもrecipeには「処方箋」の意味もあります。西洋でも中国と同様、昔は文字通り「医食同源」だったのかもしれません。病気を治すためには贅沢は言わず、使えるものは何でも使っていたでしょうから。


固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)