ある日の試合のスターティングラインアップでは、讀賣ジャイアンツの2番から6番までがずらりと他のチームからの移籍(トレードやFAでの獲得)選手でした。そのほとんどが他のチームでクリーンナップを打っていた強打者です。試合終盤には他のチームから獲得したリリーフエースが登場。おやおや、生え抜きの選手はどこ?
私が東京都民だったら、こんなよそからの選手ばかりのチームに地元民としての愛着は感じられないぞ、と思うところです。幸いにも私は東京都民でもジャイアンツファンでもないので、そこのところは平気なのですが。(ニューヨーク・ヤンキースも他のチームからの豪華ラインナップで有名ですが、マントルやマンソン(はちょっと古すぎるか)、最近ならジーターとか、生え抜き選手をきっちり育成してそれを軸にまとまる姿勢は見せています。まとまらないこともありますけれどね)
で、ごくありきたりの感想を持ってしまいそうになります。「金持ち球団が、まったく、金にあかして……」と。
ただ、そこでいつもの悪いクセが出ます。自省してこう思ってしまうのです。上の「……」の感想は、もしかしたら「医者は金持ちで悪いことばかりしている。だからやっつけて良いんだ」と同じ種類の感想になってはいないか、と。
現象の表面だけ見て「金持ち」などのレッテルを貼って、そして悪口を言う。その構造は確かに共通です。(虎の威を借るタイプの選手は「俺様はジャイアンツの選手だぞ。うふふ」かもしれませんが)ジャイアンツのまっとうな選手はそんなレッテルに対しては「自分たちが何者であるか、だけではなくて、自分たちのプレーを見てくれ」と言いたいでしょう。そして医者の方は「職業名だけ、あるいは一部の医者の姿だけに注目して決めつけるのではなくて、自分たちが実際にどんなことをしているのか、見てくれ」と言いたいことでしょう。違います?
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