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2008.09.16 06:49 |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 1

 別の雑草

 居酒屋タクシーについて結局抜本的な対策が立てられたのかどうか、まったく不明ですが、私はあのとき「土壌改良」をしない限り解決はない、と思っていました。
 規制が厳しいと利権が発生します。そのとき自分に厳しい人は利権に溺れないけれど自分に厳しくない人間は汚職をしてどんどん転落する、というのは、一見「個人責任」のようですが、それを許す「システム」にも問題があります。タクシーだったら、規制が強化されたら利権が発生し、規制が緩和されたら居酒屋タクシーが発生するわけ(つまり「汚職事件」か「お食事券」か)です。どちらにしても、その「利益」を享受する個人とそれを許すシステムがそろっていると何かよろしくないものがぞろぞろ生えてくるわけです。つまりここでの真の問題は「タクシーの規制が強化されたか緩和されたか」ではなくて「個人とシステム」。私は特にシステムの方を問題視したいと思っています。だって、人の集団の中に倫理的に問題を抱えていたり弱かったりする人間が存在することは、必然なのですから。つまり土壌をきちんと管理しなければ、いくら目についた雑草を引き抜いても、すぐに別の雑草が生えてくるだけなのです。
 政府が出所の毒米事件でも、三笠フーズだけをワルモノにして会社を解散させ社長を裁判にかけても、それは「でかくて目立つ雑草を一本抜いただけ」になるだろう、と私は予想します。土壌をそのままにしておいたら、また別の雑草が生えてくることは必定でしょう。三笠フーズから接待を受けた役人を罰するのもまた同じ。と言って、強い農薬をまき散らしてそこを何も生えない死の土地にするのはただの短慮です。

 雑草を抜いて「これで万事解決」と安心するのではなく、「死の土地」にするのでもなく、雑草が生えた「土壌」に注目してそれをどう改良したら雑草がはびこらずしかも豊かな土地になるのか、と考える方が「良い未来」につながるのではありませんか?


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土壌に利権という栄養価豊富な餌がみちみちている以上、根絶は困難をきわめるのでしょうね。
written by Paul Carpenter / 2008.09.16 09:02

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