そもそも「簡易検査」をした段階で発表したのはなぜか、相撲協会の対応が私は疑問でした。簡易検査は要するにスクリーニングです。まず広く引っかけてそこで精密検査をするわけですから、マスコミに発表するのならその精密検査で「間違いなく大麻が陽性」となってからでしょう。
……というか、「簡易検査で陰性ならこうする、陽性ならこうする」という対応をあらかじめ考えずに検査を始めて「陽性」が出て困ってしまってとりあえず発表したということですか? そんな行き当たりばったりのやり口で、力士に重大な結果をもたらす検査をもてあそんで欲しくありません。医療だったら「とりあえず麻酔はかけたけど、ここからどうしよう(どこの手術をしようか)」と途方に暮れている医者、といった図です。あるいはまな板に肉を載せて包丁を入れてから「夕食の献立、何にしよう。あ、お米をまだといでなかった」と考え始めている人、かな。
私だったら「もし陽性なら検体に番号をつけたままで(匿名で)精密検査に送る」と手順を決めておきますけどね。もちろん、精密検査がどこでできてその受付手順がどうなっていてコストと日数がどうか、も確認をしておきます(おそらく人の話を鵜呑みにしただけできちんと相手先の確認をしてなかったから精密検査の開始が遅れたのでしょうし、最初の説明では「2日で結果が出る」が「4日」に変わったのでしょう)。
さらに言うなら、国内がもし無理だったら海外ではどうか、もあらかじめ知っておいた方がベターでしょうが、こんなお粗末な対応ぶりから想像すると、そこまで考えておくことを求めるのは、ヘボ将棋の指し手に「王手飛車をかけられてから考え込むのではなくて、自分が指す前に3手先まで読んだほうが……」と求めるのと同じかな。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080904-OYT1T00578.htm
>> 北の湖理事長は、「(対応は)検査結果を見てから。どんどん調べて欲しい」と語った。
うわぁ、これまた結果を見てから対応を考えるんですか。今回ももうちょっと先々(せめて3手先まで)を考えておいた方が、良いんじゃないですか?(余計なお世話ですけれどね)
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