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同じ「医師」ではありますが、獣医と人間相手の医師とを混同する人はあまりいないでしょう。
……おっと、絶対いない、と断言はしないことにします。……いえね、「獣医はふだん動物を診ている。人間も動物。だから獣医も人間くらい診られるだろう」なんて発言を実際に聞いたことがあるもので。……構造も生理も病気も全然違うのですから、そう簡単ではないと思うんですけどねえ。獣医が人間の傷を縫うくらいならできるかもしれませんが(それでも局所麻酔(特に伝達麻酔)などは大丈夫だろうか……)、少なくとも私は動物をちゃんと診る自信はありません。(実は、人間でさえちゃんと診る自信が……おっとっと)
共通点があるとしたら、大学で6年間学ぶ・国家試験がある・職場で血を見ることが多い、などでしょうか。
ところが、医師と歯科医師はよく混同されます。特に医道審議会での処分の発表のとき、新聞の見出しは「医師ら処分」となります。見出しを見て「おお、今年は80人も処分になったのか」と記事を読んでみると、医師と歯科医師とが混ぜて書いてある。だけど「医師」と「歯科医師」が(学部も国家試験も資格の根拠となる法律も)全く違う職種であることは、皆さんご存知ですよね?
さて、そういった“ミックス作業”は、「数字」を増やすための、水増しですか? もっともその場合、どちらがどちらが増しているのかはわかりませんけれど。
※ついでですが、医道審議会で処分が審議されるのは、医師・歯科医師・理学療法士・作業療法士などです。私は、社会福祉士が入っているのかどうか、処分されたことがあるのかどうかに興味があります。患者さんの人権に直結する(すなわち「医道」に関係する)部署ですから。それと、個人的には、麻薬や大麻関連は停止○ヵ月ではなくて免許の取り消しで良いんじゃないか、と感じています。ヤクに関する遵法意識が甘い医者なんて使いものになりませんから。
※よく誤解があるのですが、弁護士会に所属していないと仕事ができない(弁護士会が懲戒権も持っている)弁護士とは違って、医師会に入っていなくても医師は医業ができます。したがって医師の営業資格に関して医師会はほとんど無力です(医師会から除名してもその医師は仕事を続けられるのですから。というか、そういった医師は最初から医師会とは無関係に動いていることも多い)。問題のある医師を営業停止にできるのは医道審議会。だからこそ、医道審議会の活動は(どこぞの「早い安い美味い」にならって)公正・厳密・迅速であってほしいのですが……
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