どこも似た感じですが、毎日新聞の記事を。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080606ddm041010140000c.html
当然ですが、「タクシーの中でビールを飲んだこと」は別に問題ではありません。運転手が飲んだら問題ですけれどね。問題はそのビール代。可能性は3つあります。
1)公務員が運転手にたかった。「タクシーを使ってやるんだから、少しはサービスしろ」……もしそうなら、公務員としてというより、人として問題があります(零細業者に対してそんな要求をよくもまあできるもんだ。いや、零細業者相手だからできるのかな。……ふだんの仕事ぶりが伺えるような気がしますが……)。しかし……これは汚職と同じ構造ではありませんか? 税金からの支払いを得るために業者が公務員に対して個人的に便宜を図る(あるいは、ペイバックをする)、というわけですから。額の多寡ではなくてその構造が問題です。特に国土交通省の職員の場合、タクシーはもろに利害関係者です。うわあ。さらに「運賃割り戻し」は道路運送法に違反です。モノや金券ならOK? 駄目でしょう。「賭け麻雀ではありません。賭けていたのは図書券でした」という苦しい言い訳を思い出します。
2)「タクシーチケットにつけとけ」……タクシーチケットは税金から出ているんですよね? すると、私たちが納めた税金を、自分が飲むのに使ったというわけで……もしこれだったら税金着服です。ふつうの会社だったら、会社からの窃盗か業務上横領。逮捕者が出なければ、嘘ですね。
3)もしかして自腹? あのう……中には金券をタクシーの運転手から受け取った人もいるそうですが……自腹でタクシーの中でビール券を買ったということ? わけがわかりません。ま、これの可能性はないでしょう。もしこれだったら、タクシーの車内でビールやビール券を販売して良いのか、という問題が浮上するかもしれませんが。
おっと、タイトルを間違えていました。「居酒屋」だったら客は飲み食いした分を払います。だけどこの場合、客は飲み食いの分を自分の財布からは払っていません。どこかにそのつけを回しています。ということで「タクシー内で飲食をたかった公務員」が正しいタイトルかな。ああ、なんてさもしいタイトルだ。
そうそう、このニュースを見ていて急に思い出しました。
「道路特定財源で職員がマッサージチェアを購入していた」は結局どうなったんでしょう。“証拠”を倉庫にしまって“なかったこと”にしたら、おしまい?
私はそのマッサージチェアを、いつ使うつもりだったのか、が気になります。仕事中だったら怠業で公務員の職務規程違反です。仕事の後だったら、それはプライベートタイムですからそこに税金(特定財源)を投入するのは、よくて公私混同、悪ければ税金の私的流用(着服)です。そしてそれを見過ごすのは、公務員の告発義務に違反しています。(もちろん「公務員の福利厚生目的の特定財源」だったらOKです)
「買っただけで使わないからノープロブレム」? 使わないものに税金を使うのは、税金の無駄遣いであると同時に業者に不当な利益を与えたことになります。官民癒着の疑いが生じます。
それともこういったことには「見て見ぬふりをする」のが“大人の対応”なんでしょうか。私が納めた税金をそんな風に使ってくださって感謝します、とでも言えと?
なんだか、まだまだいろんなことを、それもこんな細かいことではなくてもっと大規模なことを、いっぱいやっていそうだなあ。それらをきちんと節約するだけで「2200億円」なんて何回分でも捻出できそうな気がします。
そうそう、居酒屋タクシーについての各新聞の記事、どこもなんだか妙にキレが悪いのですが……新聞記者も深夜には個人タクシーで帰宅しているのかな?
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私が小学生のとき、「検便」と言われたら、マッチ箱に便のカケラを入れて持っていきました。そういえばマッチ箱って最近見ませんねえ。
私が住んでいたのは幸い水洗トイレのアパートでしたが、周囲はほとんどが汲み取りで、便器の脇に新聞紙を敷いたりして同級生はそれなりの苦労をして便を取っていたそうです。あの町に下水道が完備したのは私の就職後、1980年代のことですが、そういえばその頃よく町を走っていたバキュームカーも最近は見なくなりました。私が最後に見たのは、10年くらい前。「あ、懐かしい。やっぱり、におうな」と思いましたっけ。(当時の住宅では、トイレが玄関の脇、という間取りがけっこう多かったのですが、これはトイレを奥に持って行くとバキュームカーで吸い取るのにホースの取り回しが難しいからではなかったか、と私は想像しています)
大腸癌検診が形になり始めたのは1980年代後半だったと記憶しています。便を何回採取するか、それをどうやって集めるか(郵送して良いものかどうか)、潜血食をどうするか、家庭での前処置はどこまでが適当か、実際に検診を始める前に病院の中で議論をした覚えがあります。当時の検査法はグアヤック法などで、便に混じったヘモグロビンは胃酸や消化液で変性したものでもどんどんひっかけるので、潜血食(肉や魚は禁止。野菜も加熱)が必須でした。面倒くさいです。
※大腸癌検診でなぜ便に混じったヘモグロビン(つまりは血液)を調べるかといえば、癌から出血していることがけっこうあるからです(多くは肉眼では見えません)。ただし、癌でも出血していないものもあるし、癌以外でも出血しているものもあるので話がややこしくなります。
たとえば、鼻出血・口腔内出血・大腸以外の消化管の癌・食道静脈瘤・腫瘍(良性でも悪性でも)・潰瘍(消化管のどこでも)・炎症(消化管のどこでも)・クローン病・憩室・痔・出血をきたしやすい全身疾患(白血病・血友病・DIC……)……もう全身どこでも各科の病気なんでもありです(これは便そのものを見たらある程度見当はつきますが、お尻が痒くて引っ掻いたらにじんだ血や子宮からの出血が大便にまとわりついて検出される、ということもあり得ます)。
そこで現在は変性ヘモグロビンはひっかけない検査法が採用されています。これだと出血して間もないヘモグロビンだけを検出することで、ねらいを大腸に絞ることができるのです。その場合でも言えるのは「大腸になぜか血がにじんでいるらしい」ということだけですけれど、それでも集団検診には十分役に立ちます。あくまでスクリーニングが目的ですから。
私も自分の便検査をこの前提出しました。和式トイレだと水深が浅いから苦労はなかったのに、洋式トイレだと採便が難しいのが困りますね。水底に落としたらまずいですから。説明書には「逆さに座れ」とありましたが、ズボンを完全に脱がないとその体勢はとれません。そこで私はもう一つのやり方「前に体をずらして」をやったのですが、これだと男の大切な部分が便器の前方のふちにぶつかってしまいそうになるし、なにより姿勢が不安定です。一瞬自分の格好を客観視して「人間の尊厳って、なに?」と考えてしまいました(ちょっと大げさ?)。
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