| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
世間では、文学は文系/医者は理系、と分けられがちですが、「医者で物書き」は多くいます。「ものを書くことと共鳴するナニカ」を持つ医者は、意外に多いようです。ちょっと思い出すままに書き出してみましょう(敬称は省略します)。
ベストセラー作家ですぐ思いつくのは、渡辺淳一、最近なら『チーム・バチスタの栄光』や『死因不明社会』の海棠尊。
斎藤茂吉・北杜夫・斎藤茂太の親子も有名ですね、さらには、なだいなだ、安部公房、加賀乙彦……こうして書いていると、なんだか自分の読書歴を告白しているような気分がしてきました。(あ、実は渡辺淳一は読んだことがありません。自慢にもなりませんが)
「物書き」に入れて良いかどうか微妙なところですが、手塚治虫。この人は医学生時代にすでに漫画家として成功していたので「医者」はやっていませんが、一応国家試験には合格しているし、電子顕微鏡を駆使して博士論文まで書いています。
海外だったら、ヤスパース、コナン・ドイル、サマセット・モーム、(「海外」と言って良いか微妙かもしれませんが)魯迅。
フロイト、アドラー、ユングの心理学三巨頭も医者で同時に大量の本を書いています(「文学」とは言えないでしょうが、ブンガク的かおりのするものを)。
古い人をあげたついでです。日本でも古いところでは、森鴎外(本名は森林太郎で陸軍医監)、木下杢太郎。
ちょっと古すぎます? でもこうなったら調子に乗って……もっと古いところに行っちゃいましょう。杉田玄白・前野良沢・大槻玄沢などの蘭方医チーム、なんてのはどうでしょう。彼らは物書きというより翻訳家ですが、『解體新書』の漢文のみごとさはなかなかです。日本最古の医書『医心方』を著した丹波康頼も、それまでに日本に輸入された膨大な中国の医書を読んで編集したわけで、こちらも翻訳家兼編集者と言って良いでしょう。
まだまだ私が知らない(あるいは忘れている)だけで、医者で文学畑に生きている人は多いはず。わざわざその間に「/」と境界線を引く必要は、もしかしたら最初からなかったのかもしれません。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)