以前「3時間待って3分診療」で述べたことが本当に現実化しそうです。
4月から始まる新しい「外来管理加算」ですが、これまでは時間要件はありませんでしたが、来年度からは概ね5分間外来診療をしたら算定できるのだそうです(それ以外にも、診察しろ・質問しろ・話をしろ・話の内容はコレコレシカジカ……何を喋るべきかの“台本”までついていますが……読んでいて「こんなの普段やっていることじゃないか」と私はひどくバカにされたような気がしました)。
私の外来は(暇で、私が話好きだからか)ほとんどの人で基本的に5分は使っていますから、もし真面目に全員に算定したら増収になりますが、そんなのはおそらく例外的で、日本のほとんどの外来では減収となるのではないでしょうか。で、それを少しでも取り返そうとする医者がいたら、それまでの「三時間待って三分診療」が「五時間待って五分診療」になります(計算が合っているかな?)。
さて、4月から外来で、患者の顔ではなくて時計の方ばかり気にしている医者がいたら、ご注意を。患者に集中できていませんから。
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待たされることに不満があるなら医者の数を増やさんかい、医療費をもっと増やしてみんかい。
日本の患者は例を見ないくらい甘やかされました。
患者さんに親切にすることと甘やかすことは違うんだと最近痛感しています。
おそらく「医者叩き」が好きな人は「かつては、医者が甘やかされていた」と主張したいんだろう、と感じることがあります。たしかに、不勉強で威張ることだけが得意な医者が幅を利かせているように見えた時代もありました。ただ、そういった医者を市場原理で淘汰せずにいたのも、甘い態度に思えます。(ここで「自浄作用で」と医者叩き派は言うのでしょうが) で、結局、叩けるとなるとミソもクソも叩きすぎて、本来叩かれるべきではなかった医者までボロボロにされている、が現在の医療崩壊の一つのメカニズムかもしれません。
ところで「かつてロクでもない医者がいた」と「今とにかく医者を攻撃したい」は、「=」で結んで良いんでしょうか? それもまた「医者叩き風潮」に甘えているだけのような気が……
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