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2008.01.30 07:47 |  医療制度 / 行政  |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 1

厚労省の“偽装”

 ニュースによると「開業医の再診料を下げて勤務医対策に回そうとしたら、医師会の“抵抗”に遭って厚労省は断念した」そうです。

http://www.asahi.com/life/update/0129/TKY200801290410.html 

 

「せっかく日本の医療が良くなろうとしていたのに、開業医が足を引っ張った」とでも言いたそうな口調の記事ですが……

 

 私は勤務医なのでその立場で考えてみます。さて、厚労省のはじめの計画がそのまま通ったとして、それで私に何か良いこと(給料が増える、休みが増える、同僚が増える(分担する仕事が減る))が起きるでしょうか? 起きません(あっさり断言します)。もし起きるのだったら、そのメカニズムとそのエビデンスをどなたか教えてください。

 つまり、厚労省の「勤務医のための計画」という主張は、何かの“偽装”です。ホンネは別。おそらく「開業医を少しでもいじめたい」じゃないかな。

 

 何かを本気で推進したいとき(私の場合だったら、たとえば治療計画)、最初のプランがぽしゃったとしても、二の矢三の矢を準備しておきます (ない場合は、その場ででもひねり出します。それが臨床です。「なんでちゃんと治らないんだ。患者が悪い」なんて言いません)。で、厚労省は「断念」して計画を失速させるだけで「二の矢三の矢」の提示はしないのでしょうか? だとしたら最初の「計画」が本気ではなかった、つまり何かの“偽装”であると判断できます。さて、この“偽装”の下には何があるのでしょう。「自分は有効な計画を作れないくらい無能だけれど、働き者です」という主張かな。

 

 

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