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2007.12.27 19:34 |  診療  |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 0

気力の不足

 読売の、「24歳以下服用は自殺に注意を」抗うつ剤添付文書に追加
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071226ik21.htm
という記事ですが……この記事を“素直”に読むと「若者が抗うつ剤をのむと自殺をするぞこわいぞやめた方が良いぞ」になっちゃいません? そそっかしい人だと「若者」を読み落として「抗うつ剤をのむと自殺する」と捉えるかも。
 私は学生の時に「うつ病には自殺の危険がある。ただし、本当にうつのどん底だと自殺する気力さえない。こわいのは、治療をして少し上向きになったとき。まだうつから脱していないが体も心もある程度動けるだけの力がついたとき、自殺をすることがあるからだ」と精神科の授業で習いました。だからこそ「治療では自殺に注意」だし「そこが医者の腕の見せ所」なのでしょう。
 で、記事で紹介されているのは「うつ病には24歳以下で危険の度合いが増す一方、25歳以上では変化がなく、65歳以上に限ると逆に下がったという。」……抗うつ剤を出す医者はこれで治療行動をどう変化させろ、と言うのでしょう? 「注意しろ」と言うのは簡単ですが、具体的に「どのように注意するのか」の技術指導をお願いしたいですね。「注意しろ」と言う以上それはご存知なのでしょう?>コーチ。それともうつにも抗うつ剤にも無知な医者が無造作に抗うつ剤を出しているからその状況が危険だ、という主張でしょうか。それならますます具体的な指南が必要です。現実を変えるのはシュプレヒコールではなくて具体的な行動なのですから。それともアメリカのように「自殺したのは、精神科医がちゃんと治療をしなかったからだ」訴訟が増えることに対する危惧の表明?

 なんだかこの記事の目的が私には読めません。私の頭が悪いのか(白状するなら、すごく良いとは主張できませんけれど)、あるいはこの記事に「何かを伝えたい」という気力が不足しているのかな?

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