以下、パーキンソンの法則を紹介したブログの関係部分のコピーです。
(ここからコピー)
パーキンソンの法則
話は変わりますが、20世紀始めころ、経済学者のパーキンソン(パーキンソン病を発見した人とは違います)がある面白い調査をしました。それは『あなたは何歳頃から脳の衰えを感じましたか?』と定年退職をした人にインタビューしたのです。不思議なことに異口同音に(定年-3)才と答えたようです。たとえば65歳で定年退職した人は62歳頃から、70歳まで現役だった人は67歳から、脳の衰えを感じたと答えたのです。
限界を感じると心にブレーキをかける
このことは人間の心理に当てはめると、目の前に崖があると自然に自動車のブレーキを踏むように、私たちの人生の中で目の前に限界を感じたり、終わりが見えると自然に心にブレーキをかけ、それが脳の能力を衰えさせるのです。 現在ではこの原則はパーキンソンの法則と呼ばれています。
定年を150歳と定める
この法則から考えますと、生涯青春のコツはただひとつ、『定年を150歳と決める』ということです。150歳にくらべればまだまだ青春ですよね。 桃太郎の話は生涯青春の気概で生きてゆこうということを暗に示しているのかもしれません。
(ここまでコピー)
次に、書籍「パーキンソンの法則」パーキンソン著森永晴彦訳至誠堂より、問題の部分を抜き出してみます。
(ここから)
退職の問題は今までも何度か諮問委員会などの議題となったものであるが、証言は常に対立衝突し、したがって、その結果なされる勧告はいつも要領を得ない漠然としたものになっていた。定年退職の年齢はおおむね55歳から75歳までの間に定められているが、その根拠は全て薄弱で非科学的なものである。すなわち実は偶然や慣習によって決めた退職年齢にどれほどの差があっても、全く同一の理由でその年齢に定めた正当性を主張することができるのである。たとえば定年を65に決めているところでは、その主張者たちは、経験により、人間の精神力およびエネルギーが、大体62歳を限界にして衰えを見せるという。これは、もし定年を60にしている他の機関で異なった老化現象が観察されていない限り、きわめてもっともらしい議論である。ところが実際に定年を60にしているところでは、「人は57歳で統率力がある程度なくなり」、一方、また55歳が定年の人は52歳で明らかに盛りを過ぎるという。以上の言明から簡単に結論されることは、人間の能率は定年(R)をどのように決めても、Rマイナス3という年で減退を始めるということである。この事実は興味のあることであるが、これだけでは、停年Rをいかに決めるべきかという参考資料にはならない。
しかしR-3(あーる まいなす さん)という年齢は、直接我々に役に立たなくても、これまで行われてきた研究が正しい道を歩んでいなかったことを指摘するのに役立ちうる。50で老い込む人もいれば、80でも90でも元気で若々しい人がいるという所説をしばしば聞くが、これは、事実ではあっても、役には立たぬ。肝腎なことは、定年退職の年齢は当人の年齢に全く関係させるべきでないということなのである。」
(ここまで-少しうち間違いがあるようなのでおいおい訂正します)
この本(「パーキンソンの法則」)は、ユーモアとウイットに富んだ(イギリス風の?)上質な風刺エッセイ集のようです。
特に上記引用部分に関しては、「行政担当者は、現実に即して規則を決めるのではなく、規則にしたがって現実を解釈する(つまり、行政担当者は現実とは無関係に、規則から人間の能力の衰え始める時期を推測する。そのため、あたかも規則によって人間の能力の衰え始める時期が規定されるかのような現象が起こる)」という風刺のように思われます。
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