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なでしこ

K.U. / 2011.07.24 13:00 / 推薦数 : 1

W杯決勝、感動しましたよね。

先行されるたびに、折れそうになっていたのは、TVで見ていた自分であって、ピッチの上の選手達は、全く諦めていなかったのですね。

 

延長終了間際の澤選手のゴールは、涙が出ました。

岡野が決めようが、ゴンが決めようが、城彰二が決めようが、本田がFKを決めようが、どんな試合でも泣いたことはありませんでしたが、今回は参りましたね。

 

でも、もっと涙の出てしまった映像がこれでした。

 

http://youtu.be/hF2rrFsnRXM

 

なでしこ、やっぱりすごい!

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スーちゃんの言葉

K.U. / 2011.04.27 23:44 / 推薦数 : 0

小学生の頃,見ごろ食べごろ笑いごろ,というTV番組があり,毎週かかさず見ておりました.

キャンディーズ,伊東四朗さん,小松政夫さんらの繰り出す軽妙なコント,電線マンなる奇怪なキャラクターと,電線音頭.
学校でよく踊って,怒られましたっけ.

TV中継され,姉と一緒に見たキャンディーズの後楽園球場での解散コンサート,いまだに記憶に残っています.

先日亡くなった田中好子さん(スーちゃん)が,最後に残した肉声をお聞きになった方も多いと思います.

死期迫る状況で,あれだけのメッセージを残されたスーちゃんの優しさ,人となりに,思わず目頭が熱くなりました.

そういえば,スーちゃんが薄幸だ,などという記事をどこかで目にしました.

確かに,若くして乳癌を患ったこと,不妊治療を長くされていたこと,弟さんを亡くされたことなど,その辛さや心の葛藤は,我々には到底想像できないものがあったと思います.

でもキャンディースのきらびやかな時代,病気や苦悩の中で花開いた女優業,また本人が頑張ってこられた悪性疾患の啓蒙活動,これらを鑑みず,薄幸だなどと決めつけるのは全くおかしい.

生命の長さや,苦労の多さなどの一般論では,人の幸不幸は量ることはできないでしょう.

多分,人間には生まれながらにして与えられた使命のようなものがあり,死ぬまでにそれに気づいて,少しでもその使命を実行できればいいのだ,と最近感じています(自分はまだ気づいていませんが).

医師である私たち以上に,日本国民に元気を与えてくれたスーちゃん,他人に対するその優しさは永遠にこの国に受け継がれていくでしょう.

心からご冥福をお祈り致します.

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倫理観と死生観

K.U. / 2011.03.26 13:35 / 推薦数 : 0

今回の地震と津波による犠牲者の年齢を見る度、非常に複雑な心境となります。報道では、未だ行方不明の自身の子供達を探すため、瓦礫に覆われてしまった廃墟を一日中探索する両親の映像が流れていました。

自分も2児の親であり、もし同様の事態が自身に及んだ場合、平静でいられる可能性は全くありません。戦争や人災ならば、怒りの矛先の対象となる他者が存在しますが、天災であれば、苦悩や葛藤をただ受容するしかなく、今後の遺族の方々の感情を推し量ると、非常に陰鬱な気持ちとなります。

日本という国家は、太古より天災を繰り返してきており、それらを受容し、復興することで、精神的にも強大な国家を作り上げてきました。しかしその受容という語彙の中には、死というものが確実に含有されます。

医師の自分がいうのも変ですが、死への準備、これはどの年代の方でも平時から考えておかなければいけないと思います。どこかの教授が言っていましたが、人間の生涯の死亡率は100%です。しかし、寿命つまりどのくらいの期間生きるかは個人差があり、科学的根拠に基づいた心がけ次第で伸びる、これもおそらく事実です。

しかし最近の風評で、ある物質が体に付着したらがんになるとか、飲料水中の放射性物質を摂取するとがんになるとか、せっかく安全に関する科学的根拠が出ているのに、子供達のことを心配するならともかく、中高年ないしは老年の方で極端な行動をとるのを見るにつけ、文明国家の国民、または科学者のはしくれとして、非常に悲しい思いです。

自衛隊、消防、警察の方々、その他原発の安定化に努める方々は、国家のため、国民のため、また残してきた家族のために、業務に従事されています。中には自分の被爆量は全く気に止めない方が絶対にいるでしょう。

被災者同士で助け合っている姿や、原発安定化に努める方々の自己犠牲、利他主義の姿は、蔓延する利己主義と全く対照的で、昔の日本人の倫理観はしっかり受け継がれている、ということを改めて認識します。

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被爆線量

K.U. / 2011.03.20 22:20 / 推薦数 : 0

この放医研のサイト、非常にわかりやすいです。

http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i3

 

循環器内科の診断・治療に用いられる、心カテーテル、アブレーション、ペースメーカ植え込みなどは、実はかなりの被爆線量でした。

 

自分も以前はよくカテをやっていましたので、胸部レントゲンを何万枚か撮ったくらいの通産被爆量です。

 

そういえば、先輩医師にも白血球が下がったり、白内障になったり、関連はわかりませんが悪性腫瘍に罹患したり、という方がいました。

 

もちろん、プロテクターをしたり、造影時シールドの外に隠れたりするのは当然です。また以前の造影機器と現在では、性能も異なるのかも知れません。

 

カテーテルのときもそうですが、緊急でショック状態の人に対応するような場合、プロテクターもつけず、患者を押さえつけて、もういったれ!という感じで、照射することがままありましたし。

 

今回原発への注水作業の映像をご覧になった方も多いでしょうが、天気もよく、放射性物質も目に見えないものですから、今ひとつ恐怖感が伝わらなかったことかと思います。

 

原発の冷却作業にあたっている方々の士気は、非常に高いとお聞きします。

この見えない恐怖と戦う勇気に、私は本当に敬服いたします。

 

被爆量につきましては、報道されている数値が正しければ、客観的なデータからみて、健康に影響の出る値ではないと考えます。

 

もともと福島原発は、主に東電管轄の関東地方の電力を担っているわけです。

 

原発の安定化に従事する人、福島在住の方々、さらには津波で避難中の東北の方々をほっといて、退避命令もないのに関東の住人が西日本に逃げるって、一体どういうことなのでしょう?

 

家族や子供の前で煙草を吸わないとか、そっちの方が重要な気がするのは、私だけでしょうか?

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セ・リーグのナイター開催

K.U. / 2011.03.18 19:44 / 推薦数 : 3

今日の想定外停電は何とか大丈夫でした。

職場は薄暗く、暖房も止め、白衣の中にセーターを着こんで仕事しています。

少しでも東北の方たちに電気が廻れば、こんなの全然たいしたことないですよね?

 

3月25日にはプロ野球のセ・リーグが開幕し、ナイターも行われるそうです。

東京ドームの1試合の電力消費量は5万kWとのことでした(さっきのどこかのTV報道)。

昨日不足する可能性のあった電力量が、確か400万kWくらいでしたっけ?

 

被災者の方もそうですが、東京でも停電で透析も回せない、手術もできない方を経験しておりますので、このナイター開催の意義が私には全く理解できません。

 

私は阪神ファンですが、開催難を示す選手会長の新井選手の発言に非常に共感いたします。

ただ、たとえ試合を見に行かなかったとしても、観客が0でも、試合が行われてしまえば、電力はしっかり消費されてしまいます。

 

我々は、被災者、患者さん、家族、子供たち、自分の愛する町、愛する国家に貢献すべく仕事をしているつもりです。

 

この観点からいえば、現状でのナイター開催なんて、言語道断、非国民といわれても反論できないのではないですか?

 

一方でY新聞では、被災地のライフラインがまだまだ、なんて報道しているし、ナイター開催と全く矛盾していませんかねえ?

 

みなさん、どう思いますか?

  

ああ、こんなくだらないこと書くの、もううんざりですね。

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東日本大地震の義援金

K.U. / 2011.03.18 14:40 / 推薦数 : 0

震災に対し、我々のできることを探していますが、現状ではまずお金でしょうか?

とりあえずm3のポイントを全部吐き出したら、9500円くらいになりました。

あと、今日区役所に行きましたが、木の小さい募金箱のみで、本当にこれに入れていいの?ってな感じでしたが、とりあえず1万円入れときました。

その他、Handsやコンビニの買い物のときのおつりは、全部入れるようにしています。

義援金詐欺にあわないよう、どこの義援金に送ればいいのか検討していますが、みずほ銀行もダウンしているようですし、今考えているところです。

みなさまも少しアイデアを下さい。


被災した方々のため、

子供のため、

明日の日本のため、

みんなで力を合わせてがんばりましょう。

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日本循環器学会中止

K.U. / 2011.03.15 05:23 / 推薦数 : 0

http://www.j-circ.or.jp/topics/75meeting.htm

主催者,関係者の方々のご英断に敬意を表します。

 

これで,ライフライン確保,復興支援に集中できます。

 

みなさんがんばりましょう。

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今,医師がすべきこと

K.U. / 2011.03.13 16:43 / 推薦数 : 1

地震には驚きました.

職場は古い建物で,結構たくさんの荷物が落ち,業務用冷蔵庫やドラフトも動いてきました.

気が付くとみんな外に出ていて,教授陣を含め,おろおろするばかり.

「○○教授たちは,××公園に逃げました!」ってあんた達,医局員や職員を守れよ!!
さっさと何か指示出せよ!

医師免許は持ってても,どんな大教授でも,研究だか論文の数で人の評価はできませんし,やはりそんなものは真のリーダーシップではありませんでした.

学長以下うちの教授陣には,ほんとにがっかりしました.


さて次週は,とある大きな学会が予定されています.

横浜ですので,一応地震は大丈夫?ということになっていますが,ときどき緊急地震速報が流れ,すぐに机にもぐる始末です.また来週以後は輪番停電の予定です.

東北,北海道の先生方の出席は難しいと思いますし,またこの国難で,被災者の方々や,不眠不休でがんばっている東日本のみなさまに対し,医師として何かできることは,決して悠長な学会活動ではないはずです.

私の友人の仙台の医師たちにも,全く連絡が取れません.

しかも,救急医療に最も近い医師たちを数千人も集めて,仮にここで被災させてしまった場合,明らかに国益に反するのではないでしょうか.

数万人規模の死傷者が予測されるこの状況,被災地に限らず,日本全国の医師は,常に臨戦態勢でいるべきです.

東日本の先生たち,ナース,自衛隊,消防,警察,その他のみなさま,救援活動頑張ってください!!!

我々は,今のところ何もできず,非常に歯がゆい思いでおりますが,何かできることがあれば,少しでも力になるつもりで待機しております.


最後に,被災者の方々に心よりお悔み申し上げます.

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線維腺腫

K.U. / 2011.02.12 14:03 / 推薦数 : 0

40歳代女性。以前より検診で乳腺腫瘤を指摘されていた。
今回徐々に増大してきたため(約2cm大)摘出となる。

画像はHE染色で,スケールは1mmです。

一見すると,ピンク色の皮でおおわれた塊の中に,紫色の亀裂が入っているような印象です。

全体に目立つ薄いピンク色の部分には,間質の線維性結合組織が増生しており,よくみると紡錘型の線維芽細胞がたくさん認められ,若い線維化のように思えます。

内部の亀裂のように分岐する紫色の部分は乳管上皮で,増生がみられています。

それらを取り囲む濃い目のピンク色の部分は出来上がった線維化部分です。


診断:Fibroadenoma,Intracanalicular type


乳腺の良性腫瘍として有名なこの疾患は,20歳代から40歳代までにかけてよくみられます。

主にエストロゲンなどのホルモン状態により,大きくなったり小さくなったりしますので,エストロゲンの感受性が強くなることが病因とされています。

病理学的には,線維腺腫=線維腫+腺腫,と考えれば分かりやすく,間質の線維性成分と乳管上皮の腺腫成分とで成り立っています。

この比率によって,管内型とか,管周囲型とか分類しますが,臨床的には大差はないとされます。

また最近では乳腺症型という分類も加わりました。


線維腺腫からの癌化例は稀ですので,しっかりと診断がなされれば,通常は経過観察することが多いです。

しかし診断の上では,やはり比較的若年の乳癌との鑑別が問題になってきます。

乳腺症と同様,針生検などで癌を否定できない所見がでることもあり,病理の立場から摘出した方が安心だ,と思うことが多々あります。


乳腺病理は,患者さんの背景も頭に浮かべつつ,いつも悩みながら診断しています。


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間質性肺炎

K.U. / 2010.11.16 18:50 / 推薦数 : 1

症例は80歳代女性.長期の関節リウマチ罹患者で,以前より呼吸機能障害を指摘されていた.

今回肺炎を契機に全身状態が悪化し死亡.剖検となる.

 

標本はMasson染色です。

肺胞隔壁は肥厚しており,壁は青く染まり,これは線維化を表しています。 

厚くなった隔壁内には,炎症細胞浸潤が軽度みられます.

組織学的には間質性肺炎の像を呈しています。

 

間質性肺炎 (interstitial pneumonia:IP) は組織学的に分類が決められています.

 

 UIP (Usual IP)                    通常型間質性肺炎

 NSIP (Nonspecific IP)          非特異性間質性肺炎

 OP (Organizing pneumonia)          器質化肺炎

  DAD (Diffuse alveolar damage) びまん性肺胞傷害

  RB (Respiratory bronchiolitis)   呼吸細気管支炎

  DIP (Desquamative IP)          剥離性間質性肺炎    

  LIP (Lymphocytic IP)      リンパ球性間質性肺炎

 

そして,この組織と臨床,画像を合わせ,診断が1対1で分類されています.

この分類は,本来特発性,すなわち原因不明の間質性肺炎の分類なのですが,膠原病などに伴う肺炎もこれに準じて分類しています。

 

わかりやすいような,わかりにくいような感じです.

 

この症例の場合,関節リウマチに伴う2次性の間質性肺炎と考えられます.

特発性の肺の所見も,膠原病などに伴う2次的な肺の所見も,見た目ではその差がよくわからないです.

 

一方,肺胞隔壁内には血管が通っていますが,あまりに隔壁が厚いと肺胞腔と血管とが離れてしまいます.

ガス交換は,この血管と肺胞との間で行われますので,その交換効率が非常に悪くなってしまうというわけです.

また,肺胞隔壁は本来薄っぺらく,柔らかいのですが,これだけ厚ぼったくなってしまうと,息を吸ったり吐いたりするときに動きが悪くなる,すなわち硬くなります.

 

例えば肝の場合,肝硬変は,肝細胞が死に,線維化が高度となって,実質が硬くなる病態です.

肺の場合,間質の線維化が進行して,肺が硬くなる病態が,間質性肺炎というわけです.

スキルスといわれる硬癌も線維化が強く,その名の通り硬いです.

 

線維化は,それ自体が病気の主因というわけではなく,何らかの機転に随伴して,間接的にさまざまな疾患の特徴を作り出しているのです.

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