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2006年冬に米国ではやったインフルエンザの中に通常用いる抗ウイルス剤の耐性を持つウイルス(A香港型:H3N2型)がでていたとのことです。
薬剤耐性ウイルスは2年前に2%、1年前に11%と増加傾向にあるらしい。
薬剤耐性で有名なのはMRSA(抗菌剤体制の黄色ブドウ球菌)です。
MRSAに効果のある抗菌剤が登場した際にはこぞって医療機関で使われました。マスコミもこぞって報道していました。
その結果、過剰な薬剤使用でMRSAに効果のある抗菌剤に耐性を持つ細菌が出現。その抗菌剤は薬剤耐性を調べてからしか使えなくなってしまいました。
細菌・ウイルスは絶滅の危機に際して進化するのが常です。
新型インフルエンザ騒ぎも同様の様相を呈しているのではないでしょうか。医療機関・マスコミとも抗ウイルス剤の必要性を我先にと言い出しています。国でも備蓄をしました。
必要な処置ではありますが、行過ぎると、そうでなくともどんな薬剤に対しても耐性ウイルスはいずれ必ず出てきます。新型ウイルスも抗ウイルス剤に対して薬剤耐性を確保する可能性があります。
ウイルスも生存競争の中で、生き延びてきているのです。いたちごっこです。
通常のインフルエンザでも抗ウイルス剤を使う必要のない軽症の場合もあります。
その一方で抗ウイルス剤が必要などころか、入院治療を行わなければならない重篤な場合もあります。
薬剤治療は本当に必要なのかどうか、あえて使う必要がないのか、それとも入院治療まで必要なのかどうかを医師はしっかりと見極める義務があります。患者・家族はそのための病状を詳細に説明する義務があります。
両者の信頼関係とお互いの協力した治療でこそ、正しい成果と無用な薬剤耐性の防止が出来ます。
安易な薬剤使用は避けなければなりません。
ただ、医療には不確実な要素があり、そこが相互不信を来たす温床でもあるのが悩みの種です。
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