【池田】十勝管内池田町は、町立病院(現80床)を全面改築後の2011年秋から指定管理者に管理・運営を委ねることを決め、勝井勝丸町長は18日の町議会で、全国で医療施設を運営する地域医療振興協会(東京)を候補として検討していることを明らかにした。
施設の老朽化や帯広の病院への患者流出などによって、町から病院への繰り出し額は05年度の2億1千万円から08年度は3億円に膨らんでおり、「公設・民営」で運営コストなどを抑制。医療専門の団体に運営を委ねることで、医師の安定的確保にもつながると判断した。
改築後の町立病院は現在ある48床の療養病床を廃止し、一般病床のみの60床とする。
地域医療振興協会は、へき地医療向上を目指し自治医科大の卒業生を中心に1986年設立。全国40カ所で病院、診療所などを運営している。
総務省によると全国約950の公立病院のうち、08年度までに指定管理者に運営移行したのは54病院。道内では名寄東病院(名寄市)と、むかわ町鵡川厚生病院(胆振管内むかわ町)がある。
北海道新聞より
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上記の記事が先週新聞に載りました。以前からその話しは聞いていましたが、本当に来るのかなあと思っていました。
でもやっぱりいよいよ来るのですね。
「地域医療振興協会」は自治医大のOBが中心になって運営している社団法人です。
以前から僻地の診療所、病院の運営を請け負い、成功を収めてきました。私もずっとこの組織には興味を持っており、町長にも進言して、H13年頃にコンタクトもとったりしました。今後生き残っていくには公設民営化しかないのではないかと当時思っていました。まずは現地調査が必要ということで400万円の費用をかけて、調査をして、りっぱな報告書が出来上がりました。この報告書がきっかけとして診療所化への道が加速したのは確かですが、結局運営はできないという結論でした。当時はまだ北海道の自治医大のOB会自体がしっかりしていないので、なかなか難しいということをいわれました。それなら初めから調査とかして、400万も取るなよなとは思いましたが、調査自体は無駄にはならなかったので、まあしょうがないかと思っていました。結局は儲かりそうもないと思ったのでしょうか。
群馬の六合村温泉医療センター、岐阜の旧久瀬村の北西部地域医療センターなど、私も見学に行かせていただきましたが、診療所+老人保健施設+温泉施設で地域包括ケアを行い、しかも経営もかなりよく、地域医療をやっていた我々にとってはお手本のような存在でした。とても質の高い地域医療が行われていました。
その後だんだん大きな病院の運営委託を受けるようになりました。僻地に医師を派遣する以上、都会に基地的な病院を持って、医師を育て、地域に派遣するというビジョンはとてもよい方向性だと思っていました。しかし、だんだん都会の病院や大きな市立病院クラスの病院ばかりの運営をどんどん手がけるようになりました。
私が外から勝手に見ているだけで、内部のことは分からないのですが、少し方向転換をしているのかなあという感じもあり、一抹の寂しさを感じておりました。
あの長さんも結構この団体には批判的で、自身のホームページで好き放題批判しています。
以前から言葉の端々に感じていた地域医療振興協会への不信が最近ヒートアップしております。
共立湊病院でかなりもめたようですが、もともと長さんの生まれ故郷。ここでこのような問題があって、よけい切れてしまったのではないでしょうか。
今回それでも北海道発上陸ということで池田町が選ばれました。帯広から近いとはいえ、医師が5名という恵まれた環境にあるとは言え、北海道の田舎であることには変わりありません。なんとか頑張って北海道の地域医療の世界に、「これが地域医療だ!」的な素晴らしい展開を期待しています。
今後この病院を足がかりに北海道にも次々に公設民営の病院、診療所が出来てくるかもしれません。
それがいいことなのか悪いことなのかは分かりませんが、現在のところこの団体が運営している施設は共立湊病院以外は引き上げなく、運営もうまくいっています。私も興味深々で経過を見守りたいと思っています。
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それと深いつながりがありますが,あの団体の考える地域医療というのがよくわかりません.地域医療と言いつつ,例の札幌のベッドタウンに乗り込んで「自治医大北海道医局」みたいな物を作ろうとしたり(多分先述の不信感のため将来的には頓挫すると思いますが),卒業生が派遣されている,本当の地域医療には何の助けも出さなかったり,まぁ意味不明です.卒業生にも理解されないような集団が,地域に暮らす人たちに理解されるとは思えません.
公的病院に勤務する身としては、なかなか耳の痛いコメントが並んでおり恐縮してしまいますね(^^;
確かに公設民営の流れは今後も続くのでしょうね。うまく行く行かないでいろいろ批判は出てくるでしょうけれど。
先生の診療所もまだまだ大変かとは思いますが、頑張ってください。
PS Mさんは先週,やっと退院と相成りました。ありがとうございました。
追伸:Mさんのこと、どうもありがとうございました。
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