2009.02.22 18:49 |  診療  |  生活 / くらし  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 3

退職後の経過

昨年12月に以前勤めていた国保診療所を辞め、近隣にある公設民営の医療機関に転職しました。その後1月は派遣と言う形で以前と同じ診療所に勤務しつつ、週1日、転職先の診療所の外来で働き始めました。

本当は1月は以前の診療所で予約患者さんもたくさん入っていたので、1月一杯は普通に以前の診療所で働いて、2月から本格的に転職先の診療所で勤務することになっていました。

ところが新年の診療がはじまる2日くらい前に突然連絡がきて、外来を交替するからとのこと。予約が入っているけどと言うと、こちらも同じですといわれました(確かに)。

このことについては後で触れますが、しょっぱなからびっくりしてしまいました。

2月からは週1日、以前の診療所、週4日転職先の診療所に勤務しています。引越しはしていなので、週4日1時間かけて車で通勤しています。結構な山道の国道のため、やや運転に疲れ気味です。

転職先の診療所は理事長先生やその他の先生のお力で、各部署のスタッフがかなり自立して動けるような形になっています。禁煙外来なんかも診察後に外来看護師さんが指導しているのが聞こえてきましたが、かなり踏み込んだ指導をされていましてすごいなあと改めて関心しました。

以前の診療所では禁煙外来のための勉強会を1度開きましたが、結局は問診、指導、呼気中一酸化炭素測定などすべて自分でやって、結構時間がかかりました。

訪問診療にしても日程、訪問する患者さん、処方日数、次の訪問日の予定などあらかじめすべて訪問看護師さんがわかるようにしてくれていますので、初めてでもスムーズに訪問して、処方したりすることが出来るようなシステムになっています。

お薬も調剤薬局の方で、積極的に訪問薬剤指導をされているので、薬のこともあまり心配する必要がありません。

このようなシステムは当たり前のことかもしれませんが、以前の診療所では自分で訪問日を決め、次の訪問日にあわせて処方したり、検査の内容などを毎回看護師に伝えたりして、結構手間でした。薬も飲み忘れがないかチェックしたりしました。調剤薬局は訪問してくれないので、あらかじめ院内処方をしてそれを私が持っていくスタイルでした。

訪問後にあれもほしかったとか、これはいらないとか患者さんに言われたりして、結構面倒くさかったです。

たまに看護師が訪問日を忘れていたりするとカルテもでておらず、出発の時間に処方が間に合わないなんてことも1度や2度ではありませんでした。

いかにいままでヘンなシステムでやっていたかがよくわかりました。

はじめに書きましたが、外来も訪問も時々担当医をシャッフルしてしまいます。予約が入っているのにです。これには驚きです。こうして色々な医師が一人の患者さんに関われるようになっています。

患者さんは少し戸惑うかも知れませんが、突然だれかが休んでしまってもカバーできるようなシステムになっています。

長い目でみて、いままでのような主治医制度を引きずっている限り医師はなかなか休むことができません。このようなシステムがうまくまわれば、当直あけなので今日は担当医は休みですということが可能になるような気がしました。

患者さん側もこのことに慣れていただければいいなあと思います。違った目で見ればまた新たな発見があったりすることもありますし、診療の質も上がる可能性があります。

とういことで驚きの連続の2ヵ月間でした。色々と勉強になります。

今後以前勤めていた診療所がどうなるか。町長も動きました。住民も地域医療について真剣に考えるようになってくれました。行政、住民、医療機関が三位一体となって地域医療を創っていくというパターンがこの地で始まる予感があります。今日は長くなってしまったので、詳しくはまた次に報告しますね。

 

 

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