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2008.10.23 22:45 |  仕事 / 職場  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 1

ピンチ到来

いよいよ、うちの診療所にも医療崩壊の波がやってきそうです。3名でなんとかやってきましたが、12月一杯で1名辞めます。その後釜が4月から来る予定でしたので、3ヵ月だけなんとかしのげばなんとかなりそうと気持ち的には安心していたのですが、一転4月からの先生が来ないことになりました。色々な事情もあるのでしょう。そのことはしょうがないと思います。

あわててもう一人医師を探し始めましたが、このご時勢なかなか簡単には見つかりません。

来年4月から医師がくるということで、数ヶ月前にある先生からの求職依頼を断ったばかりでした。その時に4名にしてもいいのではと事務に提案したのですが一笑に付されました。

今思えばもう少し粘って4名体制の約束をとっておけば最悪3名体制は維持できたのにという後悔の念。

しかし悔やんでもいられません。あちこちに頼んで医師探しをしました。大学にも頼んでいますが、なかなか思うようには出張医の派遣は受けられません。しかも来年の4月以降は派遣は無理とのこと。

出張医でやりくりして、なんとか3月まではもつかもしれませんが、その後は崩壊路線まっしぐら。外来、病棟、カメラ、訪問診療、健診、施設の定期回診(4箇所)。さらに4月、5月は学校健診が目白押し。当直は2名で順番にこなす必要があります。間違いなく業務を大幅に縮小せざるを得ません。

現在ある医療機関に依頼中で、うまくいけば地域医療を維持することが出来そうなのですが、町の理解がないと到底できません。私も辞職覚悟で、町と色々と話し合いを進めています。町長、副町長ともこの状況を把握していなかったようで、少し慌てているようです。これを機会に今までの不満をまたぶつけました。1年前にも色々とぶつけたのですが、今回もさらに上乗せして文句をたくさん言いました。

毎回繰り返される医師不足問題。いままでは奇跡的に医師体制を維持できて来ましたが、これ以上は無理なようです。

このまま町の理解が得られなければ私もここにはいられないと思います。ほとほと疲れ果てました。最近はずっと仕事をしていてもはりがないというか、楽しくないというか、なんだかだめですね。

このピンチに起死回生の一発が出るか。大きな分岐点です。

 

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コメント

コメント一覧

はぁー・・・また町の役人ですね。心中お察しします。
私は来年から2年間卒後研修で札幌へ戻りますが、それが終了したあと
また2年間僻地医療に従事します。その後は・・・厳しいかもしれません。
せめて残りは先生のような温かいお人柄の方の下で働きたいと願っています。
written by クサウラベニ茸 / 2008.10.24 19:56
クサウラベニ茸先生、コメントありがとうございます。色々疲れる心中は先生のような経験者にしかわからないでしょうね。先生は2年間の後期研修なのですね。後期研修のあとはこのご時勢ですから大変かもしれまえんが、きっといい先生も地域にはたくさんいると思いますよ。どうぞめげないでください。
written by 近隣の僻地医 / 2008.10.25 17:44
ご無沙汰しております。

3人の医師が2人になっても町民や役場には今までどおりの業務量を期待されるでしょうし、それを制限する段取りをつけるだけでもさぞかし大変でしょう。

外来を午前だけにして午後は休診にするとか、入院を取りやめるとかの改革なしに役場に押し切られて表面上今までどおりの体制を取り繕ってしまうと早晩破綻します。

どうぞお体とご家族をお大事に。
written by ハーフドロッポ / 2008.11.16 14:38
ハーフドロッポ様、コメントありがとうございました。先生のおっしゃるように、今後はかなりの業務量の調整が必要と考えています。ここは妥協せず交渉していくつもりです。
written by 近隣の僻地医 / 2008.11.16 21:19

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