最近北海道内では市立赤平総合病院のことが頻繁にニュースで取り上げられています。病院改革のモデルになるかということで注目されているようです。
総務省が提案した自治体病院経営のガイドラインを利用し、不良債務の返済期間を少し長くしてもらって、財政再生団体入りを免れ、その間に改革を進めていこうと考えているようです。
現在取り組んでいることは電気を消す、看護師の給料削減(20%くらい)だそうです。人口13000人の市に190床の総合病院。なんだか夕張を思い出してしまうのは私だけでしょうか。他からの情報では赤平市立病院には寝たきりで胃にチューブ(胃ろう)が入っている患者さんが一般病棟にたくさんいらっしゃると聞きました。介護施設が胃ろうの患者さんを受け入れてくれないためにどんどん市立病院にたまってしまったそうです。そんなに胃ろうをどんどん作ってしまうことの良し悪しはここでは論じませんが、それってやっぱり「総合病院」の仕事ではないですよね。新臨床研修制度のせいで医師が引き上げられて経営が悪化したと報じられていますが、果たしてそれだけなのでしょうか。これまた以前の夕張と重なります。
医師はまずこのような病院に好んで来ないでしょう。また看護師も給料削減されるなら普通は辞めてもうちょっとましな病院に移るでしょう。2年間で50人以上の看護師さんが辞めたとのことですが、ある意味当たり前の現象だと思います。残っているのは他に就職口がないか、地元の人か、ものすごく使命感の強い人かのいずれかでしょう。
以前見たテレビでは赤平市は病院を守るために町民の公共サービスも高くして、住民の負担を増やしていると報じられていました。市民と市長との話し合いで、病院に入院している100人の患者を守るために1万3000人に我慢しろと言うのか!とかみついていた市民がおりました。この怒りもある意味わからないでもないです。だいたい若い人はこの総合病院を利用しているのでしょうか。
診療所には絶対しないと市長は言っていますが、そんなに極端なことをしないでも、病院の規模を思い切って縮小し、あとは老健(今度医療強化型老健というのもできますね)にすれば済むことだと思うのですが。市長はなりふり構わずとにかく病院を残すの一点張り。この市長に任せていたら改革は実行できないような気がしますが。
改革の話し合いの内容は分からないので、外野が勝手なことは言えませんが、どのように改革をすれば再生できるのと考えているのでしょうか。
もう末期状態ですから、相当な思いきった策にでないと再生は難しいだろうと思います。特例債もただ借金を先延ばしにしているだけですから。
赤平の院長先生はテレビで見る限りすごくやさしそうな、誠実そうな先生です。あの雰囲気だときっと職員からの信頼もありそうだし、いっそのこと院長に主導権を渡して思い切った展開をしてみたらどうなのでしょうか。いずれにしてもいばらの道。院長先生が倒れないように祈るのみです。嫌になったら倒れる前にお辞めになるのも一つの考えだと思います。
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