インフルエンザや溶連菌が流行って、診療所は大忙し。先週は1日も昼休みがとれませんでした。午後1時まで外来して、5分でご飯食べて、午後の外来。外来を離れられず、訪問診療にもいけなくなってしまった日もありました。

夜は火曜日、木曜日が当直で、木曜日は夜9時まで外来が途切れず、さらに帰宅後も夜中2時半にまた急患で起されるという有様でした。こんなことは田舎の診療所では珍しい。さすがに疲れました。

昼休みがとれないと、いつも学生時代実習に行った病院の院長(同じクラブのOB)から「医者は早飯と早グソができないとだめだ」と言われたことを思い出します。

さて土日は研修会で横浜に行きましたので、飛行機の移動時間などを利用して、伊関先生が書かれた「まちの病院がなくなる!?」を一気に読みました。

もちろん医師や医療スタッフには読んでいただきたい内容でしたが、それ以上に町長、事務長、議員、住民に読んでもらいたい!とつくづく思いました。

以前事務長から「先生くらい給料もらっていたらいくらでも私も当直しますよ」とか、「3人も医者がいるのに、まだ当直で出張医が必要なんですか?」といわれて切れそうになったことがありますが、現場のスタッフがどんな思いでやっているのかまったく理解していない役人には本当に腹がたちますね。じゃあ、あんたがやってみたらどうですか?

そんなことを言うからみんなやる気がなくなるんですよ!と注意したらすごく反省してましたが。

本の話に戻りますが、公務員出身の伊関先生だけに、お役所の病理をするどく指摘されていました。さらに議会や住民の無理解についても書かれておりました。

お役所の病理を考えるならば、基本的には公設公営のままでの改革は非常に厳しいという印象がしました。

しかし公設民営など経営形態を変更すればいいというものでもなく、しっかりとしたキーマンが重要ということも書かれてありました。

夕張のようにうまくいくのは本当に珍しいのかもしれませんね。

夕張の村上先生はじめ 新大江病院、佐賀関病院、東栄病院などのように勤めている医師が医療法人を設立して、病院、診療所の運営を引き受けたという例もあがっておりました。

どうして自分たちが医療法人を設立し、リスクを犯してまで、その地区の病院のために働く必要があるのか。

それは医師としての使命感、住民や地域に対しての思い入れなどでしょうか。別にご自分の出身地でもないところで、どうしてこのような思いをしてまで踏ん張る必要があるのだろうか?

ふと考えてしまうことがあります。みなさん本当にすごいです。

 

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