天使病院 別法人への移管を延期(北海道新聞 09/01 08:30)
妊娠後期から生後約一週間の周産期医療の拠点となっている札幌市東区の天使病院の産婦人科医全員が退職する問題で、同病院を経営する医療法人社団カレスアライアンス(西村昭男理事長)は三十一日、十月に予定していた同病院の別法人への移管延期を決めた。
予定されていた移管先は、西村氏が別に理事長を務める特定医療法人社団カレスサッポロ。同病院の産婦人科医六人は「移管先の経営内容が不透明で、リスクの高い周産期医療は続けられない」として、九月末までの退職方針を決めている。
西村理事長は三十一日、移管延期の理由について「臨時の理事会・社員総会の開催要請があり、移管の時期にも関係するため」と職員に書面で説明した。カレスアライアンスでは理事有志が西村理事長の退任と経営移管の中止を求め、臨時理事会と社員総会の開催を要求している。
産婦人科医の一人は「西村理事長が退任し、移管が完全に撤回されない限り、退職の方針は変わらない」と話している。
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カレスグループで絶対権力を持っておられる西村理事長に対し、反旗を翻す方がでてきたとは驚きです。
室蘭での未熟児センターの開設、院内のPHS導入、 ナースキャップの廃止、家庭医療学センターの設置、道内僻地診療所への医師、看護師の派遣、DPCの導入、事務長など経営者幹部を養成するための塾(カレス塾)の設立などなど、日鋼記念病院時代から常に新しいことにチャレンジし、グループを拡大してきた、医療経営のカリスマ的な存在でした。
院長、所長をして、経営にタッチせざるを得ない私のようなものにとってはお手本というか、雲の上の存在のような方でした。
イメージとしては西村先生あってのカレスグループという感じでしたが。少し強引にことを進めすぎてしまったのでしょうか。
産婦人科の先生のコメントがすべてを物語っている感じですね。
それでも退任の要求は理事の過半数を超えていないようなので、退任とはならないかもしれません。
仮に西村先生が退任となったとして、今後巨大なカレスグループを仕切っていける人物がいるのかどうかということも気になります。
僻地医の私としては、家庭医療学センターや僻地への医師・看護師派遣(寿都町や更別村) はモデルケースとして、期待をしているところです。今後ともこの流れが途切れないようにと切に祈っています。