2007.08.08 19:02 |  開業 / 病院経営  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 6

産婦人科医の集団辞職

札幌の天使病院の産婦人科医が4人一度に辞職するというニュースが本日北海道新聞に出ていました。6人いるうちの4人が辞職、残る2名も辞める可能性があるということです。

天使病院といえば、分娩数も多く、NICUもあり、地域周産期母子医療センターの一つです。私の3人目の子供も天使病院で生まれました。関連病院の中ではかなり人気のある病院の一つだった思うのですが、どうしてしまったのでしょうか。

新聞では

・リスクの高いお産が多い

・経営者に対する不信

が上げられています。

リスクについて言えば、周産期センターで6人はちょっと(かなり?)きついのではと思います。当然ハイリスク分娩が次から次へと運ばれてくるのでしょう。逮捕されるこのご時勢、産婦人科医も自分のところであまりひっぱらないで、なるべく早く高次医療機関に搬送しようと思うはずです。

天使病院を経営しているのはあの「カレスアライアンス」です。札幌市内、道内のあちこちの病院のM&Aを進めているグループです。もともとは室蘭にある日鋼記念病院からはじまっていますが、その日鋼記念病院も数年前に消化器内科総辞職を経験しています。

私はカレスで働いたことがないので、わかりませんが、かなり医師の待遇は悪いという「うわさ」です。 知っている方は教えて下さい。 

天使病院の先生方はきっと北大の医局だと思うのですが、医師辞職と医局との関連性はないのでしょうか。そのあたりも少し気になります。

新聞を読むと、天使病院からすれば、一時的に医師がいなくなりますが、すぐにでも産婦人科は確保できると確信しているようです。

果たしてどうなるか。

以下北海道新聞より引用

*************************

天使病院 産婦人科医4人辞職へ 危険性高い出産に対応 「経営側に不信感」(08/08 09:17)

 道の地域周産期母子医療センターとして、道央の産婦人科医療の拠点となっている札幌市東区の天使病院(杉原平樹(つねき)院長、二百六十床)で、産婦人科医六人のうち四人が、病院を辞める意向を固めたことが七日分かった。病院側は「仮に一部の医師が退職しても、新たな医師を確保して診療機能は維持する」としている。

 同病院は、全道に二十五、札幌市内に四施設ある地域周産期母子医療センターの一つ。年に約八百件の出産のほか、道央で最大規模の新生児集中治療施設(NICU)を設置し、緊急の帝王切開手術や低体重児の出産など、危険性の高い出産に対応している。

 同病院は、二○○三年に社会福祉法人聖母会(東京)から医療法人社団カレスアライアンス(室蘭)に経営が移管されたが、今年十月には、特定医療法人社団カレスサッポロ(札幌)への移管が決まっている。

 関係者によると医師四人は「経営母体が頻繁に変わる理由や、移管先の経営内容について情報開示が不十分。経営側と信頼関係が築けず、リスクが伴う周産期医療は続けられない」と退職の理由を説明しているという。残る二人も、退職を検討している。

 杉原院長は「一部の医師が、新法人での勤務を希望していないのは事実だが、現在も説得を続けている。診療規模と医師数は、今後も維持する」と話している。

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