本日の北海道新聞に旭川医大の推薦地域枠が倍増されたと報道されていました。
旭川医大は国立ではありますが、建学の精神は医療過疎である道北、道東に医師を派遣するというものがあったようです。
しかし、現状では医局に人がおらず、とても僻地までには人を潤沢には派遣できない状態のようです。
今年学長になられた眼科の吉田教授は旭川医大の1期生だったと思うのですが、かなりやり手の教授ということで学内外で知られた方のようです。眼科教室自体、旭川医大ではとても人気がある医局のようです。
そんな吉田教授が学長になって、根室市立病院の派遣を増やしたり、今回の地域枠を拡大させたりと色々と取り組まれております。
かなりのリーダーシップがある学長のようですね。
学生も道東、道北の田舎町出身者に限られるというのはおもしろいような気がします。
ただ地域枠に僻地勤務の強制力がないというのは仕方がないことですが、この点がネックになる可能性はあると思います。
あと卒後研修が道北、道東に限られるというのもちょっとどうかなという気もします。
入学時はきっと僻地医療に燃えて入学する純粋な高校生が多い(と信じたい)と思うのですが、入学後に接する医師は基本的には専門医ばかりです。
ですから早期臨床体験や臨床実習などでどんどん僻地の体験をさせ、ロールモデルに触れることによりモチベーションを高めていってもらいたいものです。
へたな僻地に実習に行かせるとかえって、ネガティブイメージが強くなってしまうので、このあたりは要注意でしょう。
なんとか僻地推薦枠の医師たちが地元に残ってくれるよう祈るばかりでございます。
以下北海道新聞より引用
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【旭川】旭川医大の吉田晃敏学長は十一日、同大で記者会見し、二○○八年度入試から設ける勤務地限定の地域枠推薦入試で、これまで五人としていた募集定員を二倍の十人に拡大すると発表した。一日に就任した吉田学長は地域貢献を医大運営の柱に掲げており、深刻化する地域の医師不足解消に向け、定員増が必要と判断した。
同大の地域枠推薦入試は、医師不足が深刻な道東北の出身者が対象で、卒業後は道東北の医療機関で研修、勤務することが条件。卒業後の進路に条件を付ける推薦入試は道内医大では初めてで、強制力はないが旭医大独自の医師不足解消策として注目されている。
吉田学長は会見で「医療過疎の地域から優先的に入学してもらう地域枠の拡大は、過疎解消の中長期的対策として効果が大きい」と募集枠拡大の理由を説明。その上で「さらに入試制度の検討を進め、道内から多くの学生をとりたい」と述べ、入学生の学力レベル維持や、卒業後の地方勤務の確実性などが見極められれば、さらに募集定員を増やす考えも示した。
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