昨日北海道新聞の一面に北海道内の自治体病院勤務医の労働時間のことが取り上げられていました。
医師の4割が週65時間以上の「過労死ライン」を超える長時間労働となっていることが分かりました。80時間以上の医師も16%程度いるようです。
当直回数も月5回以上が22%にのぼっていて、当直時の睡眠は「仮眠は1~2時間程度か、ほとんど眠れない」が30%だったとのことです。
健康への不安、医療ミスへの不安をあげる医師が多かったとも書かれています。
もちろん当直明けも普通の勤務をしている医師がほとんどだったようです。
地方紙とはいえ、北海道では発行部数トップの新聞の一面医このようにでかでかと取り上げてくれたことについては評価すべきでしょうか(問題は読者が読んでくれているかどうかですが…)。
このような勤務実態であることは昔とは変わっていないと思うのですが、今まで世間ではあまりに知られていませんでした。私も未熟児や重症の患児が入院するとほとんど張り付きでNICUやICUに篭ったものでした。家内は医療関係者ではないので、いつもそんな労働はおかしいと怒っていました。私は若気のいたりか、それが当たり前だと思っていました。
今はこのようなネット社会になって、情報があふれています。医師の勤務実態も明らかになりました。
あとは知っているのに知らない顔をしてきた厚生労働省です。柳沢大臣は答弁で、「待機時間も勤務時間に入っているので、実際の勤務時間はそんなに長くない」とおっしゃいました。これは官僚の考えた答弁でしょう。本当にたちが悪いです。
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道内の自治体病院に勤務する医師の四割が、一週間の平均労働時間が六十五時間以上に達し、「過労死ライン」を超える長時間労働となっていることが、全国自治体病院協議会北海道支部の調査で分かった。過重労働による健康不安や医療ミスの懸念を訴える声は強く、関係者は「医師数の確保など、国は早急に対策を」と訴えている。
調査は今年三月、同支部に加盟する道内百二十六病院のうち、協力を得られた七十二病院の勤務医約千六百人を対象に行い、五百九十人から回答を得た。
一週間の平均労働時間は、「六十五時間以上-八十時間未満」が23・2%で最も多く、「八十一時間以上-百時間未満」が12・7%。「百時間以上」も3・6%に上り、六十五時間以上の合計は39・5%だった。
法定労働時間は週四十時間と定められており、それを超える時間外労働が月百時間か、二-六カ月平均で八十時間を超えると過労死の危険性が高いとされ、国などが労災を認定する際の判断基準の一つとなっている。労働時間が週六十五時間以上だと、時間外労働は月百時間以上になる計算だ。
夜間当直をしている医師は79・5%で、一カ月の平均回数は「二-三回」が29・7%、「五回以上」が22・0%だった。当直勤務中の仮眠は「一-二時間」「ほとんど寝られない」が合わせて30・1%に上り、ほとんどの医師が翌日もそのまま通常勤務していた。
長時間労働の要因を複数回答で聞いたところ、「患者数、診療内容の増加」を一番に挙げる医師が圧倒的に多かった。また、長時間労働の影響(複数回答)については、三百十六人が「健康の不安」、百九十三人が「医療ミスを誘因」を一番に挙げた。
同協議会北海道支部長の小熊豊・砂川市立病院長は「医師を増やして労働実態を改善しようと思っても、現状では余っている医師がいない上、病院経営も成り立たない。国は医師の絶対数を増やすとともに、診療報酬体系を見直すべきだ」と話している。
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