今朝羅臼町立病院の無床診療所化のニュースがNHKの北海道内版で流れていました。以前このブログでも取り上げました→http://blog.m3.com/hokkaido/20070622/1
町長の住民への説明会の様子も映っていましたが、出席されている住民の不安とか怒りが伝わってくるようでした。
町長はとにかく財政が厳しく、このまま病院を残していたら町全体がつぶれてしまうと理解を求めていました。
以前羅臼というと漁業でかなり儲かっている町というイメージだったのですが、今はその面影はないようです。
ホームページを見ると財政難で役場職員の給与も削減しているようです。
もう削るところがないということで医療が切り捨てられました。
医師や看護師のスタッフの数がそろわないというのはある意味言い訳で、実は町とすれば金食い虫の医療機関を早く潰したかったのではないかなあなんて思ったりもします。
知床といってもどちらかというと知床峠を超えた斜里町に観光施設は集中していて羅臼はさびしい感じです。
救急受け入れをする中標津まで1時間以上かかる町で、住民の人が安心して生活できるのでしょうか。
人口6000人以上いるようですが、人口減少に歯止めがかからなくなるのではないでしょうか。
もう少しやりようはないものなのでしょうか。
本当に厳しい現実です。
今朝北海道新聞のトップを飾ったのは以下の記事でした。
小児科の常勤医が3名以上の病院から、各圏域ごとに重点化病院を選択するというもの。
元小児科医で、大きな病院でも勤務していましたが、3名で重点化病院にされても、小児科医は困ってしまいますね。
各医局や病院ごとのかけひきもあるでしょうし、そう簡単に話しが進むとも思いません。
どうせやるなら常勤医6名以上として、当直明けを休みにして欲しいですね。小児科医確保がまず問題となると思いますので、医局ごとによ~く話し合って、重点化を進めるべきだと思います。重点化病院からもれた病院は常勤1~2名で外来だけする。入院は近くの重点化病院でということでしょうか。(近くにあればいいですが)
いずれにしても広大な北海道でどのような重点化が図られるのか、少し楽しみにして結果を待ちたいと思います。
地方切捨てにならないよう祈ります。
その後僻地病院、診療所の再編がやってきそうですね。
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道は二十三日、医師不足が深刻化している小児科医療の重点化計画の素案を明らかにした。道内を十三の医療圏に分け、三人以上の小児科医を配置し、高度な小児科医療を行う拠点とする「重点化病院」の候補として砂川市立病院、市立室蘭総合病院など二十一病院を挙げた。八月以降、各地域の意見を聞いた上で、十月をめどに重点化計画を策定する方針だ。
道内の小児科医師数は年々減少傾向にあり、労働環境の悪化や診療科の縮小が深刻化している。このため医療圏ごとに、入院や救急医療が可能な重点化病院を定め、そこを中心に医師を派遣するなどして、地域内の病院が連携して医療体制を維持していくのが狙い。
道によると、重点化病院の選定は、小児科診療が充実している札幌圏を除き、現時点で小児科の二次救急を行っている十二の医療圏ごとに行う方針。
選定基準は《1》三人以上の小児科常勤医が勤務《2》小児科二次救急医療を実施《3》入院診療を提供《4》新生児医療などを実施-など。今後、地域の意見を聞きながら医療圏ごとに、最大二カ所の重点化病院を定める考えだ。
札幌を除く十二医療圏と、重点化候補病院は以下の通り。
▽南渡島・南桧山・北渡島桧山 函館中央病院、市立函館病院▽後志 小樽協会病院▽南空知 岩見沢市立総合病院▽中空知 砂川市立病院▽西胆振 日鋼記念病院(室蘭市)、市立室蘭総合病院▽東胆振・日高 苫小牧市立総合病院、王子総合病院(苫小牧市)▽北空知・上川中部・富良野・留萌 旭川厚生病院、深川市立病院、市立旭川病院、富良野協会病院▽上川北部 名寄市立病院▽宗谷 市立稚内病院▽遠紋・北網 北見赤十字病院、遠軽厚生病院▽十勝 帯広厚生病院、帯広協会病院▽釧路・根室 釧路赤十字病院、市立釧路総合病院
昨日関西から友人家族がいらっしゃったので、朝もぎのとうきびを買ってきて、炭火で焼いてご馳走しました。
ちょっと油断して焦がしてしまったのもあるのですが、全体としてはなかなかのできばえで、みんな喜んでくれました。
また同時になすびも焼いて食べました。ナスは炭火で焼くと外の皮が厚いので、内側が蒸し焼き状態となり、中がとろとろに焼きあがります。そこに醤油を少したらして食べるのですが、これまた美味でした。

本日の北海道新聞に「通勤ヘリコプター」の試験飛行の話題が出ていました。
過疎地や離島の医療機関に登録医師をヘリコプターで送迎するというもの。国も一生懸命後押しをして、予算を付けているみたいです。
「日本ヘリ共同運用機構」という組織が最近できて、積極的に取り組もうとしています。
試験飛行では留萌市立病院の医師を乗せて、天売、焼尻島を巡回してきたそうです。
同機構の社長である、長隆氏によると、「首都圏ではアルバイト希望の医師があふれている。アクセスさえしっかりすれば、地域医療の解決策はいくらでもある」とのこと。
北海道の場合は、確かに距離も遠いので、都市部の基幹病院から医師を派遣できると地方は少し助かるかもしれません。
問題点は
・ヘリは天候に左右されやすい。特に冬場はどれくらい予定通り飛べるのか。特に日本海側は心配
・乗る医師としてもなんだか恐いような気がする(墜落など)
・医師派遣する病院も医師不足ではどうしようもない。
留萌市立病院もかなり大変といううわさですが。
・お金の出所は国? いつまで出してくれるのか?(それとも 医師を派遣してもらう自治体が払う?)
などでしょうか。
メリットももちろんありそうです。本当にくまなく北海道内にヘリが運用されれば、せめて週末くらいは休みたいという僻地医療機関の医師にとってかなり助かるでしょう。
また平日にしても学会や夏休みなど、まとまった休みがとれず、困っている医師も多いと思います。
(あくまで、行く医師がいることと、週末30万円の当直料をちゃんと病院が払ってくれればの話しですが)
あと、自宅は札幌で、勤務先は浦河とか、このような運用も可能なのでしょうか。毎日ヘリで札幌ー浦河を通勤する?
(平日は地元に居て、週末は送ってくれるとか)
そうなると都会に暮らしつつ、田舎での医療に関われることになります。
皆さんはどのようにお考えでしょうか?
先日庭のラベンダーがちょうど収穫時期を迎えました。昨年に庭を整備したときに植えたラベンダーが一冬越えて、少し大きくなりました。少し枯れたしまったのもあるのですが、結構収穫できました。
少し花が開き始めた頃が一番香りがいいようです。だいたいドライにして、芳香剤として使用しています。
本当にいい香りです。
ラベンダーで有名な富良野も今が盛りでしょう。一回しか見に行ったことはないですが、また行きたいなあと思っています。


今朝、北海道新聞を読んでいたら、15日から「夕張メロンオーケストラ」というオケが、夕張のホテルマウントレースイで無料コンサートを開くという記事が載っていました。
夕張に毎年スキーに訪れているチェロ演奏者の菊池俊一さんという方が、夕張を盛り上げようと音楽仲間に呼びかけ、結成したオーケストラとのこと。道内外より80人の音楽家が集まり(自費で!)オケを結成したようです。地元夕張の吹奏楽団の方もいらっしゃり、9歳から77歳の幅広い年齢層のオケが出来上がりました。
「のだめ」効果ですっかりクラシックにはまっている長男に話したところ予想通り、行きたいと即答で、午後から子供らを連れて夕張に行ってきました。
夕張の有名なスキー場のマウントレースイに隣接して建っている立派なホテル、ホテルマウントレースイのホールでコンサートは開かれました。
こんな間近でオケを見ることはなかなかできないというくらいオケのまん前で聞くことが出来ました。私は音楽音痴でうまい下手という評価は出来ないのですが、なんだかとても感動して目頭が熱くなりました。
オケのみなさんもとても楽しそうに演奏していました。
指揮をされた菊池さんも曲の解説や、パートごとに演奏して、そのパートが曲の中でどのような役割を演じているのか解説してくださり、より深く音楽を聴くことが出来ました。
明日16日も午後1時半から開かれるので、もしご興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。
お勧めですよ。


バックの緑が映えました。
コンミスさんの笑顔や演奏する姿も素敵でした。
また最後の挨拶のときのみなさんの笑顔が本当に素敵でした。
来年もまた来て下さいね。


昨日初とうきびをいただきました。北海道のとうきびは本州に比べ収穫が遅く、8月が主体です。
ただ、ハウス内で育てている農家が町内にあり、この時期に一足速く食べることが出来ます。毎年楽しみしている初とうきび。味は期待通り甘くてみずみずしくておいしかったです。
昨日はゆでて食べましたが、庭で炭火をおこして醤油をかけつつ焼きとうきびにするのもめちゃくちゃおいしいです。
ああ楽しみ…。
本日の北海道新聞に旭川医大の推薦地域枠が倍増されたと報道されていました。
旭川医大は国立ではありますが、建学の精神は医療過疎である道北、道東に医師を派遣するというものがあったようです。
しかし、現状では医局に人がおらず、とても僻地までには人を潤沢には派遣できない状態のようです。
今年学長になられた眼科の吉田教授は旭川医大の1期生だったと思うのですが、かなりやり手の教授ということで学内外で知られた方のようです。眼科教室自体、旭川医大ではとても人気がある医局のようです。
そんな吉田教授が学長になって、根室市立病院の派遣を増やしたり、今回の地域枠を拡大させたりと色々と取り組まれております。
かなりのリーダーシップがある学長のようですね。
学生も道東、道北の田舎町出身者に限られるというのはおもしろいような気がします。
ただ地域枠に僻地勤務の強制力がないというのは仕方がないことですが、この点がネックになる可能性はあると思います。
あと卒後研修が道北、道東に限られるというのもちょっとどうかなという気もします。
入学時はきっと僻地医療に燃えて入学する純粋な高校生が多い(と信じたい)と思うのですが、入学後に接する医師は基本的には専門医ばかりです。
ですから早期臨床体験や臨床実習などでどんどん僻地の体験をさせ、ロールモデルに触れることによりモチベーションを高めていってもらいたいものです。
へたな僻地に実習に行かせるとかえって、ネガティブイメージが強くなってしまうので、このあたりは要注意でしょう。
なんとか僻地推薦枠の医師たちが地元に残ってくれるよう祈るばかりでございます。
以下北海道新聞より引用
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【旭川】旭川医大の吉田晃敏学長は十一日、同大で記者会見し、二○○八年度入試から設ける勤務地限定の地域枠推薦入試で、これまで五人としていた募集定員を二倍の十人に拡大すると発表した。一日に就任した吉田学長は地域貢献を医大運営の柱に掲げており、深刻化する地域の医師不足解消に向け、定員増が必要と判断した。
同大の地域枠推薦入試は、医師不足が深刻な道東北の出身者が対象で、卒業後は道東北の医療機関で研修、勤務することが条件。卒業後の進路に条件を付ける推薦入試は道内医大では初めてで、強制力はないが旭医大独自の医師不足解消策として注目されている。
吉田学長は会見で「医療過疎の地域から優先的に入学してもらう地域枠の拡大は、過疎解消の中長期的対策として効果が大きい」と募集枠拡大の理由を説明。その上で「さらに入試制度の検討を進め、道内から多くの学生をとりたい」と述べ、入学生の学力レベル維持や、卒業後の地方勤務の確実性などが見極められれば、さらに募集定員を増やす考えも示した。
診療所の引越しがあり、なんだかんだで忙しく、なかなか更新がままなりませんでした。いよいよオープン間近。電子カルテなどちゃんと動くか、また動かせるか不安が一杯。
さて今日はふと子供の教育について考えていました。現在3名の子供がいますが、ちょうど中学生の長男の試験が終わり、結果が出てました。親の私が言うのもなんですが、勉強しない割りにとてもいい成績です。
周りができないのか、うちの子ができるのか、それはわかりません。模擬試験も昨年受けたきりなので、他の学校の生徒とは比べようもありません。塾もないので行ってません。
高校からは札幌の高校に行きたいようです。だいたいは田舎が好きで、大学までこの町にいる、就職もこの町ですると小さい頃から言ってましたが、さすがに現実がわかってきたようです。
札幌に行って何がしたいのか?どうも吹奏楽がやりたいようです。田舎の中学で、クラブ活動もあまりなく、今は何もやってません。もちろん吹奏楽部はありません。スポーツは嫌いで、音楽が大好き。小さい頃からずっとピアノを習っていて、黙っていれば一日中でも弾いています。
中学から大学までずっと野球部で、完全体育系の父親とはちがい、芸術肌のようです。
私は東京で生まれ育ち、当たり前のように中学校をお受験して、小学校から大学まである一貫校で中学~高校を過ごしました。私学のよさというのも知っているつもりです。
だから子供は私立の中学や高校に入れたいとも考えていました。
でも、田舎でこうして公立の中学校まで行って、それから都会の高校に行っても、やりたいことはそれなりにできるなあと最近思っています。高校も私立、公立どちらでもいいような気がしています。本人が行きたいところに行かせてあげるつもりです。
よく子供の教育で僻地に行きたくないという意見もあります。
でも、実際に住んでみて、子育てをしてみて、田舎でも全然問題ないと思っています。
同僚も現在赤ちゃん~小学生の3人の子育て中ですが、同じ意見です。
もちろんケースバイケースかもしれませんが、問題は都会だってたくさんあります。
だから子供の教育のことで僻地に行くことをあきらめている方がいらっしゃるならもったいないことです。
昨日北海道新聞の一面に北海道内の自治体病院勤務医の労働時間のことが取り上げられていました。
医師の4割が週65時間以上の「過労死ライン」を超える長時間労働となっていることが分かりました。80時間以上の医師も16%程度いるようです。
当直回数も月5回以上が22%にのぼっていて、当直時の睡眠は「仮眠は1~2時間程度か、ほとんど眠れない」が30%だったとのことです。
健康への不安、医療ミスへの不安をあげる医師が多かったとも書かれています。
もちろん当直明けも普通の勤務をしている医師がほとんどだったようです。
地方紙とはいえ、北海道では発行部数トップの新聞の一面医このようにでかでかと取り上げてくれたことについては評価すべきでしょうか(問題は読者が読んでくれているかどうかですが…)。
このような勤務実態であることは昔とは変わっていないと思うのですが、今まで世間ではあまりに知られていませんでした。私も未熟児や重症の患児が入院するとほとんど張り付きでNICUやICUに篭ったものでした。家内は医療関係者ではないので、いつもそんな労働はおかしいと怒っていました。私は若気のいたりか、それが当たり前だと思っていました。
今はこのようなネット社会になって、情報があふれています。医師の勤務実態も明らかになりました。
あとは知っているのに知らない顔をしてきた厚生労働省です。柳沢大臣は答弁で、「待機時間も勤務時間に入っているので、実際の勤務時間はそんなに長くない」とおっしゃいました。これは官僚の考えた答弁でしょう。本当にたちが悪いです。
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道内の自治体病院に勤務する医師の四割が、一週間の平均労働時間が六十五時間以上に達し、「過労死ライン」を超える長時間労働となっていることが、全国自治体病院協議会北海道支部の調査で分かった。過重労働による健康不安や医療ミスの懸念を訴える声は強く、関係者は「医師数の確保など、国は早急に対策を」と訴えている。
調査は今年三月、同支部に加盟する道内百二十六病院のうち、協力を得られた七十二病院の勤務医約千六百人を対象に行い、五百九十人から回答を得た。
一週間の平均労働時間は、「六十五時間以上-八十時間未満」が23・2%で最も多く、「八十一時間以上-百時間未満」が12・7%。「百時間以上」も3・6%に上り、六十五時間以上の合計は39・5%だった。
法定労働時間は週四十時間と定められており、それを超える時間外労働が月百時間か、二-六カ月平均で八十時間を超えると過労死の危険性が高いとされ、国などが労災を認定する際の判断基準の一つとなっている。労働時間が週六十五時間以上だと、時間外労働は月百時間以上になる計算だ。
夜間当直をしている医師は79・5%で、一カ月の平均回数は「二-三回」が29・7%、「五回以上」が22・0%だった。当直勤務中の仮眠は「一-二時間」「ほとんど寝られない」が合わせて30・1%に上り、ほとんどの医師が翌日もそのまま通常勤務していた。
長時間労働の要因を複数回答で聞いたところ、「患者数、診療内容の増加」を一番に挙げる医師が圧倒的に多かった。また、長時間労働の影響(複数回答)については、三百十六人が「健康の不安」、百九十三人が「医療ミスを誘因」を一番に挙げた。
同協議会北海道支部長の小熊豊・砂川市立病院長は「医師を増やして労働実態を改善しようと思っても、現状では余っている医師がいない上、病院経営も成り立たない。国は医師の絶対数を増やすとともに、診療報酬体系を見直すべきだ」と話している。
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