前回まで、赤字・黒字、赤字補填、累積欠損金そして、不良債務比率などについて書いてきました。なんだかわかったようなわからないようなという感じでしょうか。

まとめると

赤字→町の財政からの補填→それでも赤字→欠損金の増加→流動資産の減少→不良債務の増加

 

という感じなのでしょうか(間違っていたらごめんなさい)

つまり、欠損金が増えていっても、ある程度資産があるうちはなんとか資金は回っていきます。

ところがなんとか回っている状態であっても、今度は親である町の財政難により容易に赤字決算を重ねていく可能性はあるわけです。そうなるとどんどん資産を食い潰し、不良債務状態になるわけです。特に昨年の診療報酬改悪により、どこの自治体病院も赤字額が軒並みアップしていると思われます。

どこかでこの流れを断ち切らないと大変なことになります。

最近診療所化を考えている町村も多くなったようですが、不良債務がまだないにもかかわらず、診療所化を模索しているところもあります。それだけ今後の運営に対して不安が強いということでしょう。

しかし、診療所化すると、今までもらえていた地方交付税がもらえなくなります。私の町も病院時代は9000万円の交付税をもらっていましたが、現在は普通交付税の3000万円のみで、これも4年後にはゼロになります。

もちろん入院収入も激減します。入院患者さんの診療単価も一日あたり、一人当たり、病院時代17000円、診療所になって14000円弱になりました(特別入院基本料を算定しているところであれば、どっこいどっこいかもしれませんが?)。

診療所になれば人員配置基準もゆるくなるので、人員削減はある程度可能ですが、自体体立の医療機関ゆえのジレンマもあり、思うようにできないのも現実です。

次回はなぜ公立の医療機関がこんなに赤字になるのかについて、実際に働いている立場から考えてみたいと思います。

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