2007.05.26 19:13 |  診療  |  生活 / くらし  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 4

週末当直

昨日の金曜夜から3週ぶりの週末当直です。金曜日夜から月曜日の朝までの長丁場です。前回はゴールデンウィーク中で、少し忙しく、長く感じられました。http://blog.m3.com/hokkaido/20070505/1

本日はうって変わって患者さんが少ないです。日中2名、夜も今のところ2名です。時間があったので、たまっていた書類などを書きました。主治医意見書、保険の診断書、生活保護の診断書、たまっていた退院時サマリー(15人分もありました!)を一気に書きました。また来週に開かれる介護認定審査会の資料(40人弱)に目を通し、検診の心電図60名分も読みました。まだ気の重い「眼底写真」が残っています。それは明日やります。

あと散らかっていた医局と自分の机の上も整理整頓。なんだか色々と整理されて気持ちよくなりました。あ~あすっきりした。すっきりしたところで心電図の勉強をしようとテキストを開いたら、とたんに眠気が…。ということで今ブログを書いています。

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本日の北海道新聞に「コミュニティレストラン(コミレス)」の記事がありました。初めて聞く言葉でした。内容的には地域に高齢者が集まれるような家庭的なレストランを作って、そこで地域のお年寄りが集まってご飯を食べたり、会話を楽しんだりするというもの。一人暮らしのおじいちゃんが、家庭的な食事が安く食べられ、またいろいろな人と交流できるということで参加されている様子が書かれてありました。運営するのはNPO法人が主体で、働いている人も地域のお年寄りが多く、ボランティアも多いようです。もちろん経営的に儲かるものではありません。だいたい収支とんとんがいいところだそうです。しかしこの取り組みは素晴らしいと感じます。地域社会のコミュニティが崩壊してきているのは都会でも田舎でも同じです。一人暮らしのお年寄りや老夫婦世帯も増えています。介護予防とか、地域支援事業とか色々と厚生労働省は政策を作り、お年寄りに筋トレを強要しています。デイサービスに行って筋トレするのもいいかもしれませんが、あくまでお年寄りの自発性が大切です。「やらせている」雰囲気では効果は望めないと思います。デイサービスはどちらかというとお年寄りが受身になってしまいがちです。一方小規模な民家改修型のデイサービス(よく宅老所とも呼ばれます)はお年寄りが自分たちで日課を考えたり、買い物に行ったり、食事を作ったり、非常に自主的に活動するところが多いように思います。宅老所を立ち上げる方は基本的に儲けより、地域のお年寄りをどう支えるかというビジョンでやっていますので、そのあたりはうまくお年寄りのやる気を引き出しています。このような取り組みの延長線上に「小規模多機能型居宅介護」が発生しました。医療と違ってまだまだ介護分野は採算性がいいです。しかも大規模化して、お年寄りの主体性を奪えば奪うほど儲かるようになっているような気がしてなりません。地域密着型サービスという分類もあり、国も少しずつ小規模のよさを認めつつありますが、介護報酬は低く、採算性は依然厳しいままです。結局はボランティア的なものが地域を支えているといわざるを得ません。コミレスをはじめ地域で頑張っているこのようなシステムに対してもう少し行政の経済的支援が得られればもっと普及するような気もします。

うちの診療所もコミレス始めたいなあ。診療帰りに寄ってご飯を食べたり、お茶をしたり、ゲームをしたり。地域の若いお母さん方も気軽に子連れでお茶をしに来たり、小学生や中学生も遊びに来たり。まさに地域のたまり場的な場所。レストランだけではなく、サークル活動の場になったり、余力があれば高齢者への弁当宅配もしたり。儲けにはならないけど楽しそうだし、うまくいけば地域にとって大切な場所に育っていきそうな、そんな予感があります。

http://www.comiresu.org/index.html

→コミレスについて説明、実践例があります

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