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2011.02.25 21:08 |  開業 / 病院経営  |  医療制度 / 行政  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 2

羅臼診療所

羅臼診療所のニュースが本日の北海道新聞に載っていました。
羅臼診療所はきっと4年くらい前に医師や看護師数が減ってしまって町立病院から無床診療所にして、救急も止めたりして色々大変でした。さらに昨年は常勤医ゼロの危機も迎えたりしました。このブログでも取り上げました。
http://blog.m3.com/hokkaido/20100417/1

羅臼は外から見ている限り、町民が頑張り、行政も頑張り必死に地域医療を建て直そうとしていました。
町長は全てのエネルギーを医療に注ぐと言い切っていました。
財政も大変で、新しい診療所建設のための寄付も募ったりしていました。

それでもあきらめず頑張り、とうとうこのニュースのようになったようです。
来年4月から釧路の医療法人が指定管理者となって、羅臼診療所の運営をするようです。常勤医3名で内科、外科、小児科を標榜して、そのほかに脳外科、皮膚科、循環器科が月1回専門外来をするとのことです。病棟も19床で再開されます。

羅臼町は「地域医療政策費」として孝仁会に交付するとのことでした。

釧路の孝仁会はかなり大きな社会医療法人のようです。このような立派な医療法人が指定管理者になってくれるというのですから地域医療の安定と言う意味ではいいかも知れません。

地域医療の継続性を守るためにはこれが一番と私も思っています。それだけに私もこのようなパターンを模索しました。うまくいけばよかったのですが、いろいろあってあえなく挫折したわけです。以前は医局がこの役割を果たしていたのでしょうが、今はその機能はありません。

池田には地域医療振興協会が入ってくるようですし、このような例が今後は北海道でも増えてくるかもしれませんね。

指定管理者となる医療法人にとっても「交付金」が一括で支払われるわけですし、資金繰りの面でもメリットがあると思いますし、何より社会医療法人をずっとキープできます。

あとはスタッフ集めですね。医局派遣自体は必ずしも地域医療をしたい、そのための研修をした医師が地域に派遣されているわけではありませんでした(きっと)。数年田舎でくさい飯でも食って(または給料をたくさんもらって)、またシャバにもどるみたいな面があったように思います。
孝仁会は果たしてどうでしょうか。私はこの医療法人のことを良く知らないでよくわかりません。今いる医師が核として残ってくれればベストかも知れません。

看護師についても結構田舎で集めるのは大変です。
まだ1年あるもののそれなりにハードルはあると思います。私も経過を注視していきたいと思っています。
羅臼

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以前このブログでも紹介した早来にあるレストラン「みやもと」の話題です。
http://blog.m3.com/hokkaido/20080722/1
(2008年7月)

現在は合併して安平(あびら)町の早来にあります。
チーズで有名な「夢民舎」の直営店です。ここのソフトクリームが大好きでよく立ち寄ります。先日たまたま行ったらなんとあの夢民舎のカマンベールチーズが3個で1050円!
(普通は1個700円弱)
miyamoto2
グラム不足などでわけあり品ということで安かったようです。味はもちろん同じですからラッキーと思って早速買いました。やっぱりおしいです。
miyamoto1
携帯写真で、ピンボケですみません。

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2010.11.11 22:40 |  診療  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 3

お久しぶりでございます

最近すっかりこちらのブログから遠ざかっておりました。診療所のブログとかホームページとかいろいろあったりで、どうしても更新が滞ってしまいます。

1回やめてまた戻った診療所。戻ってからすでに1年半になります。医師は春に1名入れ替わりがありましたが、相変わらず3名体制でやっています。

12名いた看護師は色々とあって嫌気がさしたのか今年の1月には4名までに減ってしまいました。その後一生懸命集めていて11名まで回復。来月1名加わりますので、12名になります。2名夜勤なので、あと2名くらい集まれば病棟再開ができそうです。

常勤医ゼロの危機から1年半。病棟は閉鎖し、時間外救急も休止していましたが、今年の4月から時間外は再開しました。病棟は前出のように看護師さんが足りずまだ再開できておりません。

病棟がなくなってから、その間の在宅死はゼロ。年間40名ほどの住民が亡くなりますが、この地区で最期を迎えることができたのは特別養護老人ホームの方だけ。

ほとんどの方は近隣(といっても40キロ~70キロ離れています)の医療機関で亡くなっています。

最期まで自分の生まれ育ったところにいたいというお話しは多くの住民から聞きます。そう言われるとつらいです。訪問診療や訪問看護も色々とやっていますが、まだまだ在宅で最期まで診るという文化が作れないでします。一日も早く病棟が再開できるようになんとかもう少し看護師を集めなければなりません。

医師の負担に関しては、以前よりは格段に減りました。時間外ははじめましたが、受診数は以前の3分の1になりました。平日は夜呼ばれる方が珍しいです。住民の方々も結構気を使ってくださっているようです。

救急車も以前は100%搬入されていましたが、現在は救急隊も考えてくれて外傷などは直接二次救急の医療機関に搬送してくれることも増えています。

当直明けも仕事の都合がつけば帰ってもいいことにしています。

週末、祝日は出張医に来てもらっていますので、週末、祝日はほとんどお休みできます。

また平日も札幌の民間病院から週1日程度、出張医が来ます。これは社会医療法人狙いの派遣なのですが、その分こちらも休暇をとりやすく、それなりに助かっています。

出張医への出費は年間にすれば医師一人分くらいの費用になります。かなりの負担ですが、行政はかなりの赤字を覚悟しても医師の負担を減らすということを考えてくれているようです。

今の診療所の戻る時に2年間と思って戻りましたが、いまだに病棟再開を果たせず、今辞めるのはあまりに無責任で、先日町長とお話しして少し残ることにしました。

またもう少し辞めないでやってみようと思ったのは同じく地域医療に一生懸命取り組んでいる先輩たちや同世代の医師たちに刺激を受けたからという面もある。特に自治医大系の先生が多いが、皆本当に優秀で、地域医療に真摯に取り組んでおられる。

また春に来てくれた先生も若い先生で、一生懸命頑張ってくれており、こちらも励みになるし刺激になっていて、とてもいい感じだ。

北海道にある「六花亭」という有名なお菓子屋さんは21年連続で職員全員が有給休暇を完全取得しているということで表彰されていました。

なかなかここまではいかないかもしれませんが、働きやすい環境づくりというのは大切だなあと改めて思います。

うちの診療所も医師5名体制くらいにして交代制勤務にできればよりよいのだろうけど、なかなか公立ではそこまでは厳しいのかなあ。出張医のコストを考えれば5名にして、すべてをやってもいいような気もしますがね。

以前問題にした継続性についてはもちろん解決していない。以前画策したように、どこかの医療機関と組んで医師の安定化を図りたいと思っているが、なかなかそんなところはありません。今考えているのは家庭医を育てる後期研修のプログラムに食い込むこと(今も後期研修医を育てるプログラムに登録しているが、そこはかなり施設数が多く、研修医は少ないので選んでもらうのは大変)。

後期研修医が来てくれるためには、もちろんそれなりの質も求められる。幸い新しく来た先生は総合医としての研修をかなりやってきているので、知識は豊富だし、evidenceにも詳しい。細菌のグラム染色もしっかりやってから抗生物質の選択をしている。私も以前習ったグラム染色を最近またはじめた。up to dateを読むことも増えた。ポートフォリオを使用した医学生、研修医への教育も行っている。若いスタッフに負けないように頑張っている。治療の標準化が出来るように医局でも色々と話し合ったりしている。ダニにかまれた患者さんに対してライム病の予防はどうすべきか、外傷患者さんに対して破傷風の予防はどうすべきか、腎盂炎の患者さんの対応(画像、培養、抗生物質の使用期間など)などなるべくスタンダードに沿って対応できるようにしている。今後はもっともっとそういったコンテンツが増えていけばと思っている。

なんだか話しがあっちに行ったりこっちに行ったりで読みづらくてすみません。久しぶりに書くと書きたいことが一杯あって。

どうも失礼しました。

 

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2010.05.30 19:50 |  診療  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 2

北海道の僻地医療で感じること

高知の壁地医先生のコメントにお返事を書いたのですが、長くなりすぎたため、こちらに改め書くことにしました。

一般論でいえば北海道のどこの自治体も色々な問題を抱えています。多くの町に町立病院があり、医師は2~4名おり、どこも救急指定をとって24時間、365日救急を受けています。以前はほとんどは医局から定期的に派遣医が来ていましたので、お金さえだしていれば医師確保もそれほど困ったことはなく、医師がいて当たり前、24時間救急があって当たり前という認識が強いです。町も医者さえいればという認識が強く、町の医療をどういう方向性ですすめていくかというビジョンが首長自体にないことも多々あります。

長野などでよくあるような村の一人診療所で外来、在宅、地域包括ケアに一生懸命取り組んでいる診療所というのはほとんどないのではないでしょうか。また佐久総合病院、諏訪中央病院、公立みつぎ病院といった地域医療のお手本になるような病院もありません。羅臼も一人診療所ですが、たまたま一人になってしまったというだけでもともとは町立病院で3名くらいの常勤医がいて、24時間救急、病棟をやっていました。当直回数の多さ、拘束時間の長さ、コンビニ受診で結構現場は疲弊しています。
悪気はないと思うのですが、住民は一般的にこのような医師の過重労働を認識していませんので結構気楽に夜も受診しています。普通は気づいてくれてもいいようなものですが、気づいてくれません。それでも医師に対して厳しいことを言う人はほんの一部だと思います。当町でも概ね町民の方々は理解してくれるようになりました。色々と事情があり1年くらい救急を受けていませんでしたが、この4月から再開しています。以前コンビニ受診でかなり問題になったこともあり、再開後は時間外の受診者は1/3に減っています。みなさん気遣ってくれます。向こうからはなかなか気づいてはくれませんが、こちらから色々といえば分かってくれると私は思っています。昔からあった悪しき習慣の薬だけ受診も3年前に「もうしません」という方針にしたら一気に片付きました。外来で文句を言う人はごく一部でした。皆それが悪いことだとは知らなかっただけなのです。
コミュニケーションが本当に大切なんだなあと最近改めて思っています。行政、町民、医療機関がお互いにしっかりとコミュニケーションをとってやっていけばなんとかなると私は思っています。

有名な岩手県の藤沢町では「ナイトスクール」という試みを長くつづけておられます。町民と医療機関の対話の場みたいな感じです。そこで町民と向き合い色々とお話しをします。医療や病院に対する住民側の認識が大きく変わっていくようです。

さて話しが変わって、羅臼ですが、町長は一生懸命取り組んでいて、町民もかなりの危機感をもって色々な勉強会をしています。前回のブログのコメントにありますように非常に腹の座った方とお見受けしました。私も2年前にシンポジウムに呼ばれて行ってきましたが行政や町民の関心は高く、働きやすそうに感じました。それゆえ今回のことはかなりびっくりしました。町長や事務長が院長とうまくコミュニケーションをとれなかったということでしょうか。一人に負担がかかりすぎたのもあったかもしれません。いずれにしても非常に残念です。
羅臼町民が行政と一緒になって考えた今後の羅臼の医療のあり方を書いた冊子も読んだことがありますが、かなり考えこまれていていい内容でした。地理的なハンディがかなりある中、なんとか地域医療を確保しようと頑張っている行政、町民の姿は印象的でした。

あまり高知の壁地医先生のお答えになっていないかもしれませんが、北海道の僻地医療に従事して思いつくことを適当に書いてみました。

赤ひげ的な先生もいないし、確立されたスタイルもありません。行政も町民も医療機関任せ的なところが多いのも事実でしょう。その分自分で地域医療を作っていこうと思うと案外うまくいくのではないかなあと思っています。もちろん時間もかかるだろうし、急な変革にはついてきてくれないでしょう。ある程度時間をかけつつ少しずつ取り組んでいけば必ずみんな分かってくれるのではないと甘い考えを私は持っています。もちろん私もすべての地域のことを知っているわけではありません。何かご意見などございましたらまたコメントなどいただければ幸いです。

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2010.04.17 00:11 |  医療制度 / 行政  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 5

とりあえずよかったです

羅臼「無医町」を回避…常勤医、当面の後任決まる

 羅臼町は12日、18日付で退職する町国保診療所の唯一の常勤医(54)の後任に、北広島病院の竹内実元理事長(74)を充てると発表した。6月末までの暫定措置で、常勤医不在による休診は当面、回避される。

 7月以降の診療体制について、脇紀美夫町長は複数の医師と接触していることを明らかにして、医師は確保できるとの見通しを示した。

 同町は、常勤医の退職が決まった3月下旬から、道や近隣の医療機関を中心として医師確保に乗り出した。その結果、出張医として昨年9月末から1週間、同診療所に在籍した経験を持つ竹内氏が3か月限定で応諾した。

 高血圧の薬を処方してもらうため、3か月に1回診療所に来ているという町内の無職男性(70)は、診療の継続を「本当にありがたい。ただ、将来的には常勤医を探してもらわないと困る」と話していた。

2010年4月13日  読売新聞)
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羅臼の常勤医ゼロというニュースは3月に北海道では結構大きく取り上げられていました。北海道新聞にはその他常勤医1名になってしまう可能性のある町立病院、診療所の名前が列挙されておりました。どこも知っているところだし、知っている先生もいたりして非常に複雑な心境でした。私の診療所も昨年常勤医ゼロの危機がありましたので本当に他人事ではありません。
羅臼の先生も2回ほどお会いしていますがとてもおだやかで使命感もあって素晴らしい先生でした。羅臼の人口規模、地理的条件などを含めて、あそこをずっと一人で切り盛りするのは本当に大変だったと思います。二人目の常勤医を色々と探していたはずですがここ1.5年くらい見つからなかったようですね。
町長も役場職員も町民も一生懸命に地域医療をみんなでつくっていこうという気持ちにあふれているような雰囲気もあっただけにとても残念に思いました。
その後どうなったか心配していたのですが上記のような記事を発見しました。とりあえず3ヶ月限定で医師が来てくれるということに。北広島病院は全国第一号の特別医療法人をとったり、経営には非常に気合が入っている病院です。竹内先生もかなりその筋では有名な先生です。最近は理事長を退いていてもう辞めたのかと思っていましたがここに来て復活ですね。それとも北広島病院とは関係なく個人的に行かれるのでしょうか。なんとなく社会医療法人狙いという可能性も見え隠れしますが理由はどうあれ来てくれることはありがたいことです。
その後7月以降は複数の医師との接触があり大丈夫とのこと。
いいことではありますが、ちょっとここはちょっとひどいんではないか。医師が来てくださるはもちろんありがたいわけですが、今回お辞めになる医師にあれだけ一人で頑張らせておいて!!と思ってしまう。こんなにすぐに次の先生を見つけることができるならもっと早く二人目を探してあげればこのような事態を避けることも出来たのではないか。本気で二人目を探していたのだろうか…と少し疑いたくなる。
いずれにしても全国的にもそうだが北海道の地域医療の状況はどんどん悪くなる一方。市立病院、道立病院クラスもかなり危ういところが多い。自治体の財政難も深刻。私の周辺の町立病院もかなり大変。もちろんうちの診療所も大変。
結局最後は自治医大出身の先生に無理やり僻地勤務を押し付ける。自治医大出身の先生はいやになって義務年限を過ぎたら地域医療から足を洗う。ここも悪循環。北海道庁自身に名案はない。というか道立病院自体危ない。
上手くいっているのは北海道家庭医療学センターくらいかな。ここはあちこちに支店を広げている。都会から僻地まで様々なフィールドで地域医療や家庭医療を学び実践できる。うらやましい限り。各診療所の質も高い。やはり自前で育てられる力がある医療機関は強いです。

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2月10日の朝日新聞の道内版?が本日診療所に出回っていました。

前回夕張が医師1名になってしまうということでこのブログでも取り上げたのですが、その後の経過について書かれていました。

2月8日に夕張市長と村上先生の間で話し合いがあり、夕張市長は病床19床と老健40床の維持を改めて要請したようです。その分ちゃんと財政的支援をするという約束もしたようです。

また夕張市は4月以降の医師確保にも協力すると述べたようです。

きっと議会での議論も今後あるし、一体いくら支援してくるのか新聞には書かれていませんでしたので、完全には安心できないのですが、ようやく先が見えてきたような感じです。

今回は3年前のような「口約束」ではないでしょう。

とことんお尻に火がつかないと行政って動かないんだなあと改めて思いました。3年前に市立病院がつぶれて大変な思いをしたのに、もう忘れている‥。ちょっと信じられないです。

これからなんとか財政的な支援ももらいつつ、改めて体制の立て直しということになるのでしょう。

なんとか頑張ってほしいものです。

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あまり政治的なことは詳しくないので書かないのですが、ちょっと面白い記事を読んだので少し感想文を。 

ジャーナリストの江川紹子さんのブログからです

http://www.egawashoko.com/c006/000316.html

新聞の「説明責任」を問う

2010年02月07日

 民主党の小沢幹事長は不起訴となった。石川知祐衆議院議員ら、小沢氏の元・現秘書ら3人は政治資金規正法で起訴された。その起訴の内容を見ても、「大山鳴動して……」という印象はぬぐえない。
 政治に多大な影響を与えて捜査を強行しながら、この結果。当然、検察に対して厳しい批判の声が上がっても然るべきだろうが、メディアのうえではそうでもない。
 新聞各紙は、
<ある幹部は「心証は真っ黒だが、これが司法の限界」と振り返った>(毎日)、
<特捜部は「有罪を得られる十分な証拠はそろった」として検察首脳との最終協議に臨んだが、結論は「十二分の証拠が必要」だった>(産経)、
<資金の流れ、依然謎>(読売)
など、小沢氏が限りなく黒に近い灰色だと印象づける論調が目立った。
 そして、
<捜査は、小沢氏側に巨額の不透明なカネの出入りがあることを国民に知らせた。その価値は正当に評価されるべき>(朝日)
と、今回の大々的な捜査を評価し、検察をねぎらった。
 そればかりか、
<ほくそえむのはまだ早い><”次の舞台”は「検審」>(産経)
と、検察審査会で処分がひっくり返されて小沢氏が裁かれることを期待したり、検察が捜査を続けて小沢氏失脚につながる法令違反を見つけ出すことに望みを託すような記事もあった。
 前回も書いたように、メディア、わけても新聞はこの間、ずっと検察と同じ方向を向いてきた。それを考えれば、不起訴とはいえ、検察擁護の論調となるのも自然のなりゆき、と言えるかもしれない。
 新聞によって、この問題に取り組む動機には差異があっただろう。あからさまに民主党政権の失墜を意図した政治的な動機が読み取れる新聞もあったし、小沢氏を排除することが正義と信じ、その使命感に燃えているかのように見える新聞もあった。そういう動機の違いはあっても、いずれもが検察の正義を信じ、小沢氏の失脚をゴールとする”クビ取りゲーム”に狂奔していたことには変わりはない。
 政治的な権力者とされる小沢氏の問題点を探して暴こうというのはいい。読売の溝口烈社会部長が
<政界最高実力者の周辺で発覚した資金疑惑への国民の関心は高く、これに応える報道は高度の公共性・公益性を有する>
と書いているのは、まさにその通りだ。
 だが、検察も国会議員を逮捕したり失脚させるほどの強い権力を持つ機関だ。その捜査のあり方にも監視の目を光らせる必要があるはず。そういうバランス感覚が、”クビ取りゲーム”に熱中する中で吹き飛んでしまった。

 びっくりしたことがある。
 この捜査が行われている最中、『週刊新潮』が横綱朝青龍の暴行事件をスクープした。泥酔して暴れた騒動の被害者は朝青龍のマネージャーではなく、一般人であり、しかも鼻の骨を折って全治一ヶ月の重傷だった、という内容だ。全メディアが、この記事の後を追いかけ、被害者にインタビューをしたり、目撃者の証言を報じた。そうした報道で、相撲協会に対する批判が集中し、朝青龍は引退に追い込まれた。
 ところが、『週刊朝日』が東京地検特捜部の捜査のあり方に重大な人権侵害、法令違反があると指摘した記事に関しては、どこのメディアも追いかけなかった。石川議員の女性秘書が、押収品を返還すると言われて地検に赴いたところ、10時間にわたって監禁され、小沢氏と石川議員の共謀について供述するよう迫られた、という内容だった。捜査中の事件は石川氏が議員になる前のことで、その秘書はまったく知る立場になかったのに、検事は恫喝的な取り調べを行い、子供を保育園に迎えに行く時間になっても返さず、「せめて電話をさせて欲しい」という哀願も受け入れなかった、とその記事は報告している。これが事実なら、大問題。ましてや、足利事件の菅家さんの再審の真っ最中で、警察や検察の取り調べのあり方が大いに問題になっている時期だ。なのに、なのに……
 何日か経って、いくつかの新聞が、「東京地検が『週刊朝日』に抗議文を送った」とする記事を小さく掲載。ただ、これも検察の発表をそのまま記事にしただけ。
 朝青龍の騒動の時の熱意はどこにいったのだろう。もしかして、日本のマスコミにとっては、検察が違法な捜査を行っているという告発より、朝青龍の騒動の方が大事なのだろうか?!?!?!?!
  
 新聞は、「検察側のリークによる報道が多い」と批判されると、激しく反発する。たとえば読売の溝口社会部長は、2月5日付紙面でこう書いた。
<民主党の一部議員は、石川容疑者らの逮捕直後から、「不当捜査だ」と主張。定義も定かにしないまま「検察リーク」を声高に叫んで東京地検特捜部の捜査をけん制し、報道を批判する動きも露骨だった。過去の政界捜査で、正直これほどのヒステリーに似た空気を感じたことはない><根拠のない無責任な報道批判に対しては、40人近い記者が「検察リーク」とはほど遠い取材努力を重ねてきたことを、一言述べておきたい>
 朝日新聞も、テレビ朝日のサンデープロジェクトに出演した星浩編集委員など、マスコミ批判になるとムキになって反論していた。その様を見るにつけ、新聞の反応の方にこそ「ヒステリーに似た空気」を感じなくもない。
 沢山の記者を投入し、地道な取材を重ねていて、検察のリーク頼みのように思われるのは心外、と言いたい気持ちは分かる。しかし、そうした取材の努力が、検察側と目的を共有化する「小沢氏のクビを捕る」という方向にだけ向けられ、検察の捜査のあり方にはまったく振り向けられないことが問題なのだ。
 その結果、マスコミは検察の応援団としての役割を発揮した。
 新聞などに激しく叱責されて、民主党の議員も捜査批判をまったくしなくなった。鳩山首相も、あれだけターゲットにされた小沢氏自身まで、検察の捜査は「公正公平」などと言っている。メディアが検察批判を封じ込んだ格好だ。確かに与党が検察に圧力をかけることがあってはならないが、不公正だと感じたことを不公正と言うことも許されないというのはいかがなものか。
 検察批判は許されないという風潮の中、検察に圧力をかけるように見られたくないからと、鳩山政権は選挙の時にマニフェストで約束した、捜査過程の全面可視化まで動きを停滞させている。いくら何でも萎縮のしすぎだ。
  
 ただ、小沢氏が不起訴となって、「検察の説明責任」にふれる新聞も出てきた。
 朝日新聞は、検察の会見の主な一問一答を紹介。「言えない」「言わない」「コメントしない」「お答えを控えたい」……と記者の質問に対する検察官がほとんどまともに応えない様子を伝え、<検察はどこまで説明責任を果たすべきなのか>と、実に遠慮がちに問うている。
 そうした問いをすることはいいだろう。
 だが、私としては、ついこんな問いを発したくなってしまう。
 「ところで、ご自分たちの説明責任はどうなっているのですか」
  
 検察が石川議員ら2人の起訴と小沢氏の不起訴を発表した記者会見に出席できたのは、朝日新聞など大マスコミで作る司法記者会(記者クラブ)だけ。しかもカメラを入れたいという要請も断られている。カメラの前で堂々と語ることができない検察をなぜ、批判しないのだろう。しかも、匿名で検察幹部が「心証は真っ黒」などと語るのを無批判に載せる。これはいいかがなものか。
 一方の小沢氏の記者会見は、フリーのジャーナリストなども参加可能で、カメラの持ち込みももちろん可。事情聴取を受けた後の会見は、インターネットで生中継されたりもした。その説明内容は万人が満足するものではないにしろ、検察と比べれば、はるかに開かれた対応をしている。なのに、そのことは伏せて、小沢氏が国民に説明することから逃げているようなイメージ作りをするのは、あまりにもアンフェアだ。検察はあくまで正義、小沢氏はあくまで不透明で閉鎖的というイメージ作りに、マスコミは大きな役割を果たしてきた。果たしてこれが、公正公平な報道と、報じている側は考えているのだろうか。
 捜査の進展についても、毎日、この問題の報道を読んでいた読者は、小沢氏はゼネコンから裏金をもらっている証拠があり、その裏金を隠ぺいするために小沢氏が石川議員に政治資金収支報告書に嘘を記載するように指示し、当然のことながら起訴されると思っていた人が少なくないのではないか。ところが、東京地検特捜部の徹底した捜査でも、この問題での小沢氏と石川議員の共謀は明らかにされず、裏金の存在も証明されず、小沢氏は在宅起訴もされなかった。
 記者たちは情報源である「関係者」に騙されて、間違ったネタをつかまされたのか。それとも記者たちが、「小沢のクビを取りたい」と思うがあまり、情報の真偽を判断する目が曇っていたり、独自の解釈を加えてしまったのか。あるいは、小沢氏がカルト以上に強烈なマインド・コントロールを秘書たちにかけていて、逮捕された3人は捜査を混乱させるためにわざと供述を二転三転させ、マスコミをも翻弄した、というのか。そうしたところは、ぜひとも聞いてみたい。
 新聞によっては、石川議員が小沢氏との共謀を自白したとする記事を大きく掲載したところもある。石川議員の弁護士は「完全な誤報」と主張した。なのに、その新聞では訂正記事は出ていない。いったい、あれは誤報だったのか、それとも弁護士が嘘をついたのか。どうか説明して欲しい。
 そうした検証をちゃんとやっておかなければ、近い将来、新聞はまた検察の応援団としての役割を担わされかねない。
 石川議員らの公判を、公正な形で報道してもらうためにも、国民が正しい情報を元に政治について論評したり判断したりするためにも、今、新聞の説明責任を問うておきたい。

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私はずっと小沢さんって古い自民党の代表のような政治家だと思っていました。田中、金丸といえば金権政治の代表のような存在。その子分とくればきっとそうなのだろうと勝手に思い込んでいたわけです。マスコミもどちらかというとそういう論調。

でも1月に村上龍のカンブリア宮殿にでていた小沢さんをみて考えが改まりました。またその後小沢さんをずっと追っかけている渡辺乾介氏の「小沢一郎 嫌われる伝説」という本も読んでみました。かなり小沢さんに深く切り込んでいるジャーナリストのようで内容的にはよく書かれていました。それを読んでもやはり小沢さんは「古い」政治家ではなく、「新しい」政治家だという印象をもちました。

今回の報道などでどうも気になるのは、初めから「小沢は悪」と決めつけている雰囲気。色々なテレビでもさんざんバッシングされていました。私もそのうち起訴されるのかなあと思ったりもしていました。

けれど最終的には不起訴。石川議員の記者会見も今日やっていましたが、虚偽記載も故意にやったのではないことも判明。今までの報道とはちょっと違いませんか。

現職の国会議員を国会前の大切な時期に逮捕したり、あちこち家宅捜査をしたり、あれだけ騒いでこの罪だけ…。検察もマスコミも確かに説明責任はあるのではないかと思います。

今回の事件で勉強になったのは「関係者の話で明らかになった」という文言。はじめて意識したが、やっぱり変ですよね。しかもその話が結構事実と違っていたりする。誰がマスコミに話すのかといえば検察側しかありえないわけですが、どうして嘘までリークするのでしょうか。理解できんです。

あと強制捜査って予めマスコミにも発表するものなのでしょうか。いつも大勢の検察官がものものしく、がさ入れをする姿がテレビに映るのですが、予め発表しないとマスコミだってカメラもって出掛けられないでしょう。これも今回初めて違和感を覚えました。

記者クラブのことも始めて知りました。小沢さんが自民党時代に記者会見を解放して、一般のジャーナリストも取材が出来るようになったのに、小沢さんが自民党から去ったらまた大手マスコミしか取材できなくなったそうで。これもちょっとおかしい。

まあ政治のことは素人なのでわからない部分も多いですが、あまり深く考えないでいると、大手マスコミやみのもんたとか朝日新聞の星さんとかに騙されてしまいそうですね。

世論調査をみても小沢辞任、石川辞任という答えをしている方が70~80%いる。そこまで悪いことしたのかなあ。みんな大手マスコミの情報に惑わされているのか。それても小沢、石川が本当に悪なのか。

みなさんどう思いますか?

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2010.02.05 08:53 |  医療制度 / 行政  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 6

ちょっとびっくり

夕張診療所、4月から常勤医1人に

 夕張市立診療所の常勤医4人のうち3人が3月末までに退職し、4月以降は医師1人体制になる見込みとなっていることが2日分かった。

 同診療所を運営する医療法人「夕張希望の杜」の村上智彦理事長(医師)によると、医師3人は3月から6月ごろまでにかけて契約期間を終えるため、契約更新せずに退職するという。常勤医は村上医師1人で、総合診療科、整形外科、眼科などの診療科を継続するが、施設縮小や職員のリストラにより、収支均衡を目指すという。

 同診療所は2007年4月、閉鎖が決まった旧市立総合病院を縮小する形で、村上理事長が医師1人体制で開業。その後、道内外から医師が集まり、最大で常勤医6人まで増えたが、独立採算制をとりながら救急や入院など不採算部門を存続させたことなどから、慢性的な経営難が続いている。

 取材に対し、村上理事長は「(退職する医師らは)一般の自治体病院の半分の給料で、本当によくやってくれた」とし、新たな医師確保については、「いまの待遇では呼べない。本来ここは診療所なので、医師1人でもやっていける体制を早く作りたい」と話した。

2010年2月3日  読売新聞)
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読売に出ていたと聞いて、調べてみたらネットでもでていました。経営的に厳しく、年末はボーナスはなかったとテレビでも放映されていました。病床も19床をかなり減らして併設老人保健施設にくっつけるようなことも聞いています。
夕張市は過疎化が進むとはいえ、人口は1万人いて、高齢化率は40%を超えているわけで、この状態ではしっかりとした地域医療が守れない気がします。在宅をやるといっても現在100名近くの在宅患者さんがおり、一人では出来ないわけだし。もちろん救急は受けれませんね。特別養護老人ホームやグループホームへも回診に行っていますし。
このような状態になってしまったのはある意味行政の責任が重いような気がします。
当初は赤字補填をすると口約束していたのに、それを実行せず、夕張希望の杜に負担を押し付けた格好です。
村上先生のことですから、医師募集をすればまた新しい医師は来てくれるのでしょうが、経営難からそれもできないとのこと。
このことは村上先生流の行政へのプレッシャーだと思います。
こういう状況を見て夕張市はどう判断するのか。

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2009.12.31 14:00 |  仕事 / 職場  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 3

今年1年の総括

あっという間の1年でしたね。結構誰が書いているか面がわれて、匿名性がなくなってきているもんで、なんとなく書きづらくなってしまった感じがあり、あまり更新も出来ませんでした。悪口も書けないし。

ちょうど1年前に診療所を退職した。しかし、なぜかまたその診療所で働いている。昨年退職したのは、近くの医療機関に移籍をして、その医療機関の力をかりて、この診療所の医師体制をしっかりさせ、地域医療の継続性を守る。そして、二つの医療機関にさらに広げて提携先をみつけて、北海道の医師不足の地域に診療援助にいく、研修医も育てるなど色々と頭の中は大きく膨らんでいたのに。現実は厳しかった。結局うちの町側から派遣の交渉を打ち切ってしまった。まさかの展開だった。そのため4月以降常勤医ゼロの可能性があり、3月末で病棟も閉鎖。

私は5月から診療所に復職し、なんとか町民が主役、町民が主体的にかかわっていく地域医療を作っていこうと思っていた。

病棟の再開については迷っていたが、5月に戻った段階ですでに12月までに大量の看護師が辞職するということを聞かされた。これでは病棟を早く再開してもまた看護師不足で再度閉鎖になってしまう可能性が高い。在宅中心で頑張っていくしかないと思った。しかし、町民の考え、町長の最終的な決断などで、結局病棟は再開予定となり、そのために看護師を集めるということに。私としてもこの僻地で病院までの距離が40キロ、在宅の意識が進んでいないこの地区で病棟がなくなることはここでは死ねないとイコールだと思っており、病棟再開に対しては賛成だったので、なんとか早めに病棟を再開するべく頑張っているところ。

ただ、このご時勢看護師さん集めは大変だ。12名の定員を目指して、募集開始。現在6名の新規採用が決まったが、まだ2名不足の状態。

なんとか来年5月からはじめたいと思っている。

町民はどうなったかというと、私が戻ってからというもの、すっかり安心してしまったのか、自主的な動きはあまりでていない。町民側から「集会、勉強会をするから来てください」という声がかかるのを期待して、こちらから積極的にアプローチをしなかった。そしたら結局町民側からのアプローチはなし。

痺れをきたして11月から各自治体などを回って町民との懇談会を開こうとしたが、新型インフルエンザの流行が始まって町側からもストップがかかった。

最近色々な町民と住民との懇談会、勉強会のことについて話してみたが、皆さん私が忙しくて疲弊していると思っているので、先生に忙しい思いをさせてはいけないと思っていたという答え。

そういうことは喜んで出かけていくから何かあったら声をかけてねと話したら、「そうだったんですか!」と喜んだ様子。

ああわかっていなかったのかなあと改めて思った。みなさん遠慮深く、つつましい町民だ。

年明けからは少し積極的に仕掛けていくつもり。町民の意識を変えていかないと地域医療の改革はできない。この1年町民は色々と苦労して、ある程度学習してくれたと私は信じたい。今がチャンス。

行政との対話は月1回は定期に行っている。町長か副町長が出席する。その場で色々と今後の方針などを話し合う。

どうも私たち医療スタッフと行政側の話の進め方が違うことがあり、少し不満も残る。町長からしてみると、診療所は行政の一部門にすぎず、診療所スタッフ(私を含め)は町長の意向でなんとでもなるというような雰囲気を感じることもある。

合併する前までは町立病院を持っていなかったので医療スタッフ集めに苦労をしてきた経験がないわけで、しょうがないなあと思いつつ、このままではよけい診療所職員の不満が高まるばかりだ。

そうではないということを分かってもらうように少し粘り強く話し合って、そうではないということを指導してゆく必要はあるだろう。行政側もこの1年色々と苦労をしたことは事実。これも今がチャンス。

町議会議員の先生方についてももう少し積極的に頑張ってほしい。地域医療を支える地方議員連盟のことを知っている議員さんってうちの町にはいるのだろうか。単なる圧力団体になっているフシがある。医師派遣の交渉を打ち切る決断を町長がした際に反対をした議員が一人もいなかったというのは驚くべきことだと思う。今更「病棟、救急を早く再開しろ!」と要求ばかりをつきつけてくる。でも3月で医師派遣を断るということは、こうなることはわかっていたんじゃないの?と言いたくなる。

もちろん真剣に考えてくださっている議員さんも数名はいる。今後は議員さんとの勉強会なども開いて、議員さんの意識改革にも取り組んでいこうと思っている。

来年はいろんな意味で忙しくなりそうだ。昨年末からの色々な問題はコミュニケーション不足から来ていたことは紛れもない事実で、それは私も反省している。

これからはコミュニケーション。会って直接色々と話せば、もっともっと道は開けるだろうし、地域は良くなるはず。そう信じて来年は頑張ってみようと思う。また失意の底に落ちるかもしれないが、それならそれで辞めるだけだ。それだけの地域だったいうことになる。

なんとか上手くいって「もっとここに居たいなあ」と思えるような地域に育ってくれることを願っている。そうなれば色々な医療スタッフがこの町に来てくれるようになるかもしれない。

甘いかもしれないが、そのような時が来ることを信じて、

イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

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2009.11.11 21:13 |  生活 / くらし  |  グルメ / お酒  |  近隣の僻地医  | 推薦数 : 2

むかわ町ししゃも寿司

またまたグルメ話題です。全然地域医療の話題をしていないと怒られそうですが、なんといっても食欲の秋ですからね~。

私は昨年末のブログに書いたように一度診療所を辞職したのですが、その後医師派遣の問題がうまくいかず、結局無医村となる可能性のある町を捨てておくには行かず、また古巣に戻ってしまいました。

本当にこの1年間色々なことがありました。経過をご存知でない方は、きっとついていけないだろうなあと思います。

このあたりのことはまた年末に向けておいおい書くこととして今日はむかわ町というところのししゃも寿司の話題です。

ししゃもというと多くの方はスーパーで売っている10匹300円とかいう細いやせたししゃもを連想されるかもしれませんが、本当のししゃもは北海道太平洋岸で獲れる魚で、結構な高級魚です。しかも大きくてびっくりします。

解禁の時期は10月上旬から約1ヶ月間だけ。その間は生のししゃもむかわでは食べることが出来ます(むかわ町だけではなく太平洋沿岸ではだいたい食べることが出来ます)。

近くなので毎年結構楽しみにしています。

今年はむかわ町にある「灯泉房」というレストランに行ってきました。http://tousenbou.lolipop.jp/

以前一緒に働いていた方をお誘いし(男ですよ)行ってきました。久しぶりにお会いし、お互いの仕事のことなどを話しつつ、盛り上がりました。

ここでは下の写真で紹介した「ししゃも御膳」というメニューが漁期限定で提供されます。

ししゃも御膳

 

炊き込みご飯、お寿司、刺身、フライ、酢の物という感じで本当にししゃもづくしのメニューです。それ以外には私はししゃもの柳川も食べてみました。

お味はやや淡白ならがも、少し脂ものっていてかなりおいしいです。ししゃもの生というとなんとなく生くささがありそうな感じがしますが、まったくそれは感じません。

土産として寿司を握ってもらいました。家内も子どもたちも喜んであっという間に平らげていました。

個人的には鵡川にある「鳥天」のお寿司のほうが好きだなあ。こちらはこぶでしめた寿司とか、あぶった寿司などバリエーションが楽しめるのです。ちなみに鵡川で一番有名なのは「大豊寿司」というすし屋さんで、ここがきっと元祖なのだと思いますが、結構混むようでまだチャレンジしていません。

今年はもう漁も終了してしまいましたので、来年は行ってみたいなあと思っています。

皆さんも来年どうですか?

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