いよいよクワガタシーズンが到来。この時期になると毎晩、気温とか湿度とか風とかを気にしています。出足は悪かったのですが、昨日は少し湿気があって、風もなく、今日は絶好のクワガタ日和ということで出動。
期待通り大漁でした。
それもうれしいことに今回のミヤマクワガタは大型が多かった。
最大で72mmくらい。車の中から落ちているクワガタを拾って歩くのですが、ちょっとみただけで「いる!」と分かるくらいのすごい存在感です。
街灯の下にはきつね、猫などもおり、クワガタが落ちてくるのを虎視眈々と狙っています。
昨夜はびっくりなことにふくろうが飛んできました。
でもふくろうも私が車で通ったのであわてて逃げていきました。クワガタは私がゲットしてしまいました。
ごめんね、ふくろうさん。
なかなかかっこいいでしょ?
クワガタはオスをおなじ容器にいれて飼うとけんかして、弱ってしまうので、オス1匹を1ケースに入れます。そんなわけで玄関先はクワガタを入れたケースが山積みになっています。
すでに飽和状態。みんなに配らないと。
【池田】十勝管内池田町は、町立病院(現80床)を全面改築後の2011年秋から指定管理者に管理・運営を委ねることを決め、勝井勝丸町長は18日の町議会で、全国で医療施設を運営する地域医療振興協会(東京)を候補として検討していることを明らかにした。
施設の老朽化や帯広の病院への患者流出などによって、町から病院への繰り出し額は05年度の2億1千万円から08年度は3億円に膨らんでおり、「公設・民営」で運営コストなどを抑制。医療専門の団体に運営を委ねることで、医師の安定的確保にもつながると判断した。
改築後の町立病院は現在ある48床の療養病床を廃止し、一般病床のみの60床とする。
地域医療振興協会は、へき地医療向上を目指し自治医科大の卒業生を中心に1986年設立。全国40カ所で病院、診療所などを運営している。
総務省によると全国約950の公立病院のうち、08年度までに指定管理者に運営移行したのは54病院。道内では名寄東病院(名寄市)と、むかわ町鵡川厚生病院(胆振管内むかわ町)がある。
北海道新聞より
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上記の記事が先週新聞に載りました。以前からその話しは聞いていましたが、本当に来るのかなあと思っていました。
でもやっぱりいよいよ来るのですね。
「地域医療振興協会」は自治医大のOBが中心になって運営している社団法人です。
以前から僻地の診療所、病院の運営を請け負い、成功を収めてきました。私もずっとこの組織には興味を持っており、町長にも進言して、H13年頃にコンタクトもとったりしました。今後生き残っていくには公設民営化しかないのではないかと当時思っていました。まずは現地調査が必要ということで400万円の費用をかけて、調査をして、りっぱな報告書が出来上がりました。この報告書がきっかけとして診療所化への道が加速したのは確かですが、結局運営はできないという結論でした。当時はまだ北海道の自治医大のOB会自体がしっかりしていないので、なかなか難しいということをいわれました。それなら初めから調査とかして、400万も取るなよなとは思いましたが、調査自体は無駄にはならなかったので、まあしょうがないかと思っていました。結局は儲かりそうもないと思ったのでしょうか。
群馬の六合村温泉医療センター、岐阜の旧久瀬村の北西部地域医療センターなど、私も見学に行かせていただきましたが、診療所+老人保健施設+温泉施設で地域包括ケアを行い、しかも経営もかなりよく、地域医療をやっていた我々にとってはお手本のような存在でした。とても質の高い地域医療が行われていました。
その後だんだん大きな病院の運営委託を受けるようになりました。僻地に医師を派遣する以上、都会に基地的な病院を持って、医師を育て、地域に派遣するというビジョンはとてもよい方向性だと思っていました。しかし、だんだん都会の病院や大きな市立病院クラスの病院ばかりの運営をどんどん手がけるようになりました。
私が外から勝手に見ているだけで、内部のことは分からないのですが、少し方向転換をしているのかなあという感じもあり、一抹の寂しさを感じておりました。
あの長さんも結構この団体には批判的で、自身のホームページで好き放題批判しています。
以前から言葉の端々に感じていた地域医療振興協会への不信が最近ヒートアップしております。
共立湊病院でかなりもめたようですが、もともと長さんの生まれ故郷。ここでこのような問題があって、よけい切れてしまったのではないでしょうか。
今回それでも北海道発上陸ということで池田町が選ばれました。帯広から近いとはいえ、医師が5名という恵まれた環境にあるとは言え、北海道の田舎であることには変わりありません。なんとか頑張って北海道の地域医療の世界に、「これが地域医療だ!」的な素晴らしい展開を期待しています。
今後この病院を足がかりに北海道にも次々に公設民営の病院、診療所が出来てくるかもしれません。
それがいいことなのか悪いことなのかは分かりませんが、現在のところこの団体が運営している施設は共立湊病院以外は引き上げなく、運営もうまくいっています。私も興味深々で経過を見守りたいと思っています。
ハッピーイースターからすっかり更新をさぼっておりました。個人的には色々なことがあったこの2ヶ月でした。なかなか自分の思うように物事は進まないわけで、また、周囲からの理解もなかなか得られないわけで…。
色々とたくらんでやってきましたが、なんだか自分の思いというのは案外伝わらないものだと改めて思いました。結局元に戻ったというか、マイナスからの出発になってしまったというか…。
なんだか愚痴ばかりですが、それでもしっかりと理解して、応援してくれる町民もいるし、ここはなんとか心機一転がんばっていきたいと思っている今日この頃です。
さて、最近平取町にあるお蕎麦屋さんに行ってきました。
かなりローカルな話題ですが、むかわ町というところから平取町にぬける道があり、その平取町側にひっそりとたたずんでいるお蕎麦屋さんです。
通りにのぼりがたくさん立っているのですが、下手をすると見逃してしまうかもしれません。
地元の郵便局に勤めていた方が退職後開いたお蕎麦屋さんのようですが、もともとそば研究会をされていた方で、そばは自家栽培、そば粉も自分で挽いているらしいです(他のブログからの情報ですが)。
こんな感じの素敵な建物です。どうも自宅をリフォームしたようです。
内部は木を結構使っていて、ログハウス風のおしゃれな内装でした。
お昼少し前に到着しましたが、席はほぼ満席で、私は1人だったのでカウンターに座りました。
注文したのは野菜天ざるです。
地元の野菜たっぷりで、800円とお買い得感もありました。
野菜はグリーン&ホワイトアスパラ、かぼちゃ、ごぼうのほか
旬の山菜もありました。
おそばは細めのそばですが、しっかりと腰があっておいしかったです。温かいそばは少し太めだそうで、そばは注文を受けてから切るそうです。
蕎麦湯も濃厚な感じでおいしかったです。
大食漢の私も結構おなか一杯になりました。
今度は家族を連れて来ようと思いました。
今日はイエスキリストの復活を祝うイースターの日です。クリスマスほど世間一般では知られていないようですが、我々クリスチャンにとってはクリスマスとならんで(それ以上)に大切な日です。http://blog.m3.com/hokkaido/20080323/1
(去年もイースターでブログを書いています)
今日は同僚の奥様、お子さん2名が特別にいらしてくださいました。規模が小さくてさびしい教会ですので、新しい方が見えると本当にうれしいです。教会も今日はにぎやかでとても楽しいひと時を過ごすことができました。
以下はキリストの話しが中心になりますので、ご興味のない方はパスしてください。
イエス・キリストは私たち人間の罪をあがなうために十字架にかかってくださいました。本来であれば罪にまみれた私たちが十字架にかけられるべきなのに、イエス様は私たちの身代わりとなって下さいました。罪の全くなかった神のひとり子であるイエス様が、十字架で私たちのために死んでくださったのです。ですから十字架というのは私たちにとっては特別なものです。
そしてイエス様は十字架上で亡くなった後、3日目に復活してくださいました。人間が恐れている死に対しても、イエス様は勝利してくださいました。
それゆえイースター(復活祭)は大切なのです。
人間は生まれながらに罪人です。それは法律を犯すという意味の罪人ではありません。だれもがきっと少なからず自分の中にある罪というものを自覚しているのではないでしょうか。人間の心には様々な悪いものがあり、それを自分自身ではどうすることも出来ません。また聖書では神様から離れて自分勝手に生きていることを「罪」と言っています。
人を教会にお誘いすると「あんな清い人ばかり集まっているところに私のような者はとても行けません」とよく言われます。
教会は果たして「清い人ばかり」が集まっているところでしょうか。それは違います。先ほど書いたように、すべて人間は罪人です。教会に通っているいわゆる「クリスチャン」と言われる人々は自分の罪を自覚し、イエス様にその罪を許していただくために集まっているだけです。
「神は、実に、そのひとり子(イエス)をお与えになったほどに、世(私たち人間)を愛された。それは御子(イエス)を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハネによる福音書3章16節;カッコ内は私の解説です)
我々人間がかかえる大きな問題である「罪と死」について完全な解決を与えてくださったのがイエスキリストなのです。
改めて
ハッピーイースター!!!
少し書くタイミングが遅れましたが、3月に息子の中学の卒業式がありました。なんだかとっても仲のよい学年で、3年間とても楽しく過ごすことができたようです。一クラスしかない中学ですので、クラス替えはなく、思えば保育園からずっと同じようなメンバーでした。半分は地元の高校、半分は町外の高校に巣立ちます。卒業式のあとの最後のホームルームでは各人が一言ずつ挨拶をしたのですが、うちの息子も含めてほとんどの子供が号泣して言葉にならない状態でした。横でみていた親たちも泣けてきました。涙もろい私ももちろん結構泣いてました。みんな本当に素直にまっすぐ育ったものだと思います。背も私より大きい子供たちが素直に泣いている姿はとても感動的です。小児科医としてもずっとみんなの成長を見てきただけに、よけい感極まるものがありました。
卒業式が終わった後も皆連絡を取り合ってスポーツセンターに集合して遊んでいます。マックとか商店街とかないので、集まるところはスポーツセンターか図書館くらいです。さすがに受験も終わっているので、スポセンで思いっきり体を動かしているようです。これまた健全ですね。
あと思うのはみんな地元が大好きなこと。若い子ってみんな都会にあこがれるものかなあとおもいきや、意外と郷土に誇りを持っている感じがあります。農家を継ぎたいと言っているお子さんも何人もいます。私の子供も将来戻ってきたいと言っています。医者で戻ってくるのはいやだとのことですが^^。
そういえば、高校は全員第一志望の高校に合格しました。結構都市部の進学校に合格したお子さんも多かったです。私の子もあまり勉強しなかった割にそれなりの高校に合格することが出来ました。塾とかない町ですので、塾に行く子はほとんどいません。これだけのびのびと中学生活を送った割にはみんな頑張ったなあという感じ。こういう子供たちは高校に入ってそれなりに頑張ればきっと伸びると思います。クラブ活動を頑張るのもいいでしょう。高校にはいっても今のよさを忘れずにまっすぐに育ってくださいね。
最近妻とよく話すのですが、この町で子育てができてよかったとつくづく思っています。
余談:前回のブログでは退職後の経過を伝えました。結構いい線いっていたとおものですが、3月に衝撃的な発表があり、4月以降はどうなるかわからない状態になってしまいました。またゼロからの(いやマイナスから)出発になりそうです。
私自身どうしたものか途方にくれた1ヶ月間でした。このことについてはまた機会がありましたら書いてみたいと思います。
昨年12月に以前勤めていた国保診療所を辞め、近隣にある公設民営の医療機関に転職しました。その後1月は派遣と言う形で以前と同じ診療所に勤務しつつ、週1日、転職先の診療所の外来で働き始めました。
本当は1月は以前の診療所で予約患者さんもたくさん入っていたので、1月一杯は普通に以前の診療所で働いて、2月から本格的に転職先の診療所で勤務することになっていました。
ところが新年の診療がはじまる2日くらい前に突然連絡がきて、外来を交替するからとのこと。予約が入っているけどと言うと、こちらも同じですといわれました(確かに)。
このことについては後で触れますが、しょっぱなからびっくりしてしまいました。
2月からは週1日、以前の診療所、週4日転職先の診療所に勤務しています。引越しはしていなので、週4日1時間かけて車で通勤しています。結構な山道の国道のため、やや運転に疲れ気味です。
転職先の診療所は理事長先生やその他の先生のお力で、各部署のスタッフがかなり自立して動けるような形になっています。禁煙外来なんかも診察後に外来看護師さんが指導しているのが聞こえてきましたが、かなり踏み込んだ指導をされていましてすごいなあと改めて関心しました。
以前の診療所では禁煙外来のための勉強会を1度開きましたが、結局は問診、指導、呼気中一酸化炭素測定などすべて自分でやって、結構時間がかかりました。
訪問診療にしても日程、訪問する患者さん、処方日数、次の訪問日の予定などあらかじめすべて訪問看護師さんがわかるようにしてくれていますので、初めてでもスムーズに訪問して、処方したりすることが出来るようなシステムになっています。
お薬も調剤薬局の方で、積極的に訪問薬剤指導をされているので、薬のこともあまり心配する必要がありません。
このようなシステムは当たり前のことかもしれませんが、以前の診療所では自分で訪問日を決め、次の訪問日にあわせて処方したり、検査の内容などを毎回看護師に伝えたりして、結構手間でした。薬も飲み忘れがないかチェックしたりしました。調剤薬局は訪問してくれないので、あらかじめ院内処方をしてそれを私が持っていくスタイルでした。
訪問後にあれもほしかったとか、これはいらないとか患者さんに言われたりして、結構面倒くさかったです。
たまに看護師が訪問日を忘れていたりするとカルテもでておらず、出発の時間に処方が間に合わないなんてことも1度や2度ではありませんでした。
いかにいままでヘンなシステムでやっていたかがよくわかりました。
はじめに書きましたが、外来も訪問も時々担当医をシャッフルしてしまいます。予約が入っているのにです。これには驚きです。こうして色々な医師が一人の患者さんに関われるようになっています。
患者さんは少し戸惑うかも知れませんが、突然だれかが休んでしまってもカバーできるようなシステムになっています。
長い目でみて、いままでのような主治医制度を引きずっている限り医師はなかなか休むことができません。このようなシステムがうまくまわれば、当直あけなので今日は担当医は休みですということが可能になるような気がしました。
患者さん側もこのことに慣れていただければいいなあと思います。違った目で見ればまた新たな発見があったりすることもありますし、診療の質も上がる可能性があります。
とういことで驚きの連続の2ヵ月間でした。色々と勉強になります。
今後以前勤めていた診療所がどうなるか。町長も動きました。住民も地域医療について真剣に考えるようになってくれました。行政、住民、医療機関が三位一体となって地域医療を創っていくというパターンがこの地で始まる予感があります。今日は長くなってしまったので、詳しくはまた次に報告しますね。
本日はバレンタインデーですね。うちのかわゆい二人の愛娘から手作りチョコをもらいました^^。写真みたいに手紙つきで。お父さんってだんだん娘からみると「うざい」存在になってしまうのではないかという恐怖があり、私も少し心配していますが、今のところ大丈夫そう。感謝、感謝。すなおに育った娘たちをみてニコニコしている私でした。お嫁に行くときは泣いちゃうのだろうな~。
先日千歳市の郊外にある素敵なフランス料理のレストランに行ってきました。「アンサンブル」という名前です。千歳市泉郷という場所で、森の中にたたずむ感じの素敵なレストランでした。オーナーシェフは札幌で何箇所かフランス料理店をだし、理想を求めて千歳にもお店を出されたようです。結構有名な方のようです。自分で作った野菜や地物の食材を使ったフランス料理のようです。ランチは2100円、3500円でした。今回は3500円のコース。前菜2種類、メインはホタテ+鯛、ビーフ煮込み、キジの煮込みから1品選択しました。デッキには野鳥がたくさんえさをついばみにやってきていました。アカゲラやエゾリスもやってくるとのこと。雰囲気、味ともナイスなお店でした。千歳東インターという札幌から夕張に向かう高速道路のインターチェンジで降りて、長沼町方面に5分ほど走るとあります。札幌から1時間弱で行けそうです。天気のいい日などのんびりでかけてみてはいかがでしょうか。
カフェと雑貨店の建物だと思います。
ここで焼くパンはきっとおいしいだろうなあ。
冬は閉鎖しているようですが、同じ敷地内にはカフェやパン・雑貨を売る店舗もあるようです。パンは結構出張販売もしていて、実は私の診療所にも売りにきてくれていました。その縁で、このレストランを知りました。ここで焼くパンは石窯で焼く天然酵母のパンのようです。おしそう。
春になったらカフェや雑貨店もオープンするのでしょう。また行きたいなあと思いました。
本日が診療所の仕事納めでした。
昨年も仕事納めのときの記事を書いていました。
http://blog.m3.com/hokkaido/20071229/1
今改めて読むと、今回の辞任は決して突然のことでなかったということが分かると思います。
この12月31日で町の職員を辞めるため、今日は最後の日ということでお花も頂きました。まだ1月は別の医療法人からの派遣ということで通常通り診療所で勤務するので、ちょっと微妙な心境でした。まあ所長は今月一杯なので、公務員最後というより、所長の最後ということで受け取りました。
約10年前にこの町にやってきて、その後院長、所長と約4年間責任ある立場にあり、診療所を町民の皆さんにとってなじみのある、頼られ、愛される存在にしていきたいという思いで色々と取り組んできました。
24時間365日急患は受け付けるということについては私が赴任する前からずっとやってきたことでした。このことについては病院から診療所へ転換する際も、方向性を変えませんでした。それがこのような僻地の診療所の使命と考えてきたからです。医師の過重労働については以前からずっと自分の中では気になっていました。大きな都会の病院の忙しさと違った忙しさが僻地の医療機関にあります。それがこの24時間365日の救急対応です。急患の数は少ないのですが、少ない医師で当直を担当するため当直する回数も多く、非常に拘束感があります。夜もいつもすぐに診療所に駆けつけられるように寝間着ではなく、ジャージを着て寝ていました。この町のような僻地ではこれが当たり前と思う反面、これでは長く勤められないという思いがいつもありました。そのためなるべく勤務環境を良くしようと思い、研修日を設定したり、代休をとれるようにしたり、夏休みはしっかり取れるようにしたり、週末の当直免除をしたりしてきました。しかしこのような方向性は行政からすれば医師のわがままと思われてきたような気がします。行政自体が、医師が労働者であるという認識がなく、労働基準法を逸脱した勤務についても見て見ぬふりをしてきました。
これは北海道の一僻地の問題ではなく、医療界全体にいえることで、マクロでみれば国自体が医師が労働者であることを無視して(知らないふりをして)、労働基準法を守っていないことを無視し続けてきました。そのため疲れ果てた医師たちが現場から逃散し、地域医療の崩壊が起こりました。医師は仕事先を変えようと思えばいつでも変えられます。開業もひとつの選択肢でしょう。ですから現場の医師たちはわざわざその場で踏ん張って闘争などせずに逃散するのです。今まで医師はみな使命感から身を粉にして頑張ってきました。今もそうです。全国で頑張って疲れ果てている医師がたくさんいるはずです。私も卒後8年間は完全に解放されるのは学会の時と夏休みくらいでした。旅行の予定も患者さんの容態が悪ければキャンセルでした。いつ呼ばれるか分からない状態でしたので、家内も私に子供預けて美容院にも行けないと嘆いていました。特に家内は医療関係ではなく一般人でしたので、医師の勤務体系についてはいつも不満を言っていました。夜寝ないで働いたのに次の日にまた普通に仕事するなんておかしいと。これってきっと普通の感覚だと思うのですが、私は医師という職業についたからはしょうがないと思っていました。
このような異常な勤務は医師では当たり前でした。ですから日本は医師数が少なくても医療が守られてきたのだと思います。医師が全員週 40時間勤務となると、一体何人の医師が足りないのでしょうか。
住民(国民)ももちろん知らない振りをしてきました。夜中当直で働いている医師が実は翌日も普通に勤務するということを知りませんでした。知らなかったというか想像力の欠如で知ることが出来なったのかもしれません。わざと考えなかったかもしれません。いずれにしても国民も医師の過重労働については認識してこなかったでしょう。行政にしても住民にしても医師なのだから夜も寝ないで働いて当たり前、高い給料をもらっているのだから36時間連続で働いて当たり前くらいしか思っていなかったかもしれません。私も以前事務の人から「先生くらい給料もらっていたら私も毎日当直しますよ~」なんて軽いタッチ言われて非常に怒ったことがありました。
話しが長くなりました。私も使命感でこれまで一生懸命働いてきたつもりです。しかし、こんな調子でいつまで働かなければならないのだろうかと思うようになりました。またこのような行政、住民の理解のない町では今後確実に医療崩壊が起こるだろうと思いました。
ということでは私は今月一杯で辞職し、ある医療法人に頼ることにしました。その医療法人が派遣で診療所に医師を派遣してくれる予定です。しかし、簡単に派遣などしてくれません。私の辞職と町の医療再生はあくまでセットです。今後行政や住民の努力が足りないと医師派遣は得られなくなり、地域医療は確実に崩壊するでしょう。おどしのようにとられるかもしれませんが、これは非常に重要なことだと思います。地域医療は医療機関だけで行うものではなく、行政、住民が一体となりつくっていくものだからです。医師まかせ、医療機関まかせではいい地域医療なんて出来るはずはありません。まずは行政側の判断で、残った医師を過重労働から守るために1月からは時間外受付を中止としました。医療法人からの派遣が今後増えれば少し時間外を診るようにはなるかも知れませんが、まずは完全にシャットアウトということになりました。いままでのこの町の時間外受診の自由さから考えると住民にとってはとんでもないことかもしれません。しかし、医療再生のためにしばらく我慢していただきたいと思います。24時間365日を看板にしてきた私としても非常に複雑な心境です。でもここを乗り越えないと私の、そしてこの町の再生はないと思っています。
北海道では各町に小さな病院や診療所があり、少ない人数の医師で地域の医療を支えています。どこの町も「地域医療を守るため」に24時間365日の救急体制を敷いています。でもこの「地域医療を守る」ということ自体が問題なのだと最近やっと分かりました(遅い)。
いったい地域医療の何を我々は守らなければならないのでしょうか。24時間救急なのでしょうか?違うと思います。24時間救急を守るつもりで頑張って医療崩壊になっては元も子もありません。ですから私は行政や住民に言いたい。今地域で頑張っている医師を大切にしてください。限りある医療資源だと思って大切にしてください。
しかし、現実は違います。まさに使い捨て状態ではないでしょうか。今まで「地域医療を守るため」という大義名分で医師に過重労働を強いてこなかったでしょうか?疲れ果てて辞めていく医師に後ろ指を指してきませんでしたか?
私が今度就職した医療法人の理事長はよく以下のような話しをされます。
北海道での生活にあこがれて北海道の地域の病院に赴任し、疲れ果て夢破れて帰っていく先生がいかに多いか。そしてその先生方は周りの先生に「北海道の地域医療なんかいったらだめだよ。殺されるよ」というかもしれない。そうなったら益々北海道の地域に医師は来てくれなくなってしまいますよ。そんな地域医療をするのはもうやめましょう!と。普通の医師が普通に北海道に来て2~3年でも楽しく地域で生活しつつ、地域医療を学んでまた帰って行けるような環境を作っていきましょうと。
どちらかというと「頑張って身を粉にして働くのは当たり前」タイプの古い理念にしばれられていた私に、この理事長やその下で働く医師たちは大きなパラダイムシフトを起してくださいました。これからどのような展開になるのか。色々と楽しみになってきています。
*その理事長も実は以前は私以上に「頑張って身を粉にして働くタイプ」だったことを私は知っています。「医者は普通の人の2倍の給料をもらっているんだから2倍働いて当たり前だ」とおっしゃっていたことも知っています。でも私よりずっと早くパラダイムシフトを起されていたようです。さすがです。
彩未というラーメン屋さんに久しぶりに行ってきました。今までも何回か行こうとしたのですが、食事時の時間に行くといつもお店の外にまでお客さんがあふれていていつも断念していました。有名な「すみれ」というラーメン屋さんで修行して独立したお店です。今や本家より人気かもしれません。今回もどうせ混むだろうと思って、開店直後の午前11時5分くらいに行って見ました。すでにお店の中は満席で、5名ほど並んでいました。それでも5分くらいで席につけてラッキー。隣のおばちゃんも「いつも混んでいてあきらめてたけど、やっと食べられた~」とご満悦でした。
基本的には店主1人で切り盛りをしているのでこじんまりとした店内です。
私は味噌ラーメンを注文。とんこつベースですが、くどくなく、しょっぱすぎずおいしかった。しょうががのっているのが特徴でしょうか。チャーシューは軟らかいですが、標準的な味。にんにくがきいていますので、その日は一日中ゲップしたらにんにくの香りが…^^;。
いつも妻に怒られるのですが、おいしいラーメン屋さんのスープはやっぱり飲み干してしまいます。
場所はちょっと分かりにくいですが、有名なお店ですので、ネットで調べるとすぐ分かると思います。駐車場は10台位ありました。
北海道の方はもちろんですが、札幌に旅行に来られた方も是非味わってみてください。
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