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うつ病と不眠症との関係

997s / 2010.11.08 07:48 / 推薦数 : 1

不眠症は、うつ病の一つの症状です。

一方、不眠症がある場合には、うつ病の発症を2-4倍高めることが知られています。

さらに、うつ病において重度の不眠がある場合には、自殺率が高まることも知られています。

うつ病患者さんの睡眠は、深い睡眠が少なく、レム睡眠が増加します。そのために、悪夢を見ることが多いと言われます。悪夢を見る頻度と自殺率にも正の相関があることが知られています。

最近、内閣府を初めとして、睡眠キャンペーンを展開しています。

不眠症は、自分でも気が付きやすい症状です。”2週間以上継続する不眠症”は、うつ病かも知れません。

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うつ病治療の困難さ

997s / 2009.11.26 09:11 / 推薦数 : 0

うつ病は、以前は”心の風邪”と言われて、薬と休養で治ると言われました。

しかし、最近の研究で、再発率は30-50%、回復率は40%、3回再発すると生涯に渡って治療が必要、など治療の困難さがわかってきました。

このようなうつ病治療の困難さは、適切な診断と適切な治療が出来ていないことが原因かも知れません。つまり、精神科医の責任です。

私も含めた精神科医が、もっとうつ病について考えて、この現状を変えていく対策を真剣に考える時期だと私は考えています。

そのために、うつ病の患者さん自身の声が大切です。精神科医がもっと成長するために、患者さんの力を貸して下さい。

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”今”を見つめる大切さ

997s / 2009.11.01 10:10 / 推薦数 : 0

早いものでもう11月になりました。

あと2ヶ月過ごすと今年も終りです。

10月、特に後半はいろいろなことがありました。

うれしかったこと、悲しかったこと、楽しかったことがありました。

でも、気を引き締めて、何とかそれらを乗り越えて、11月になったことは、素直に喜んでよいと考えています。

ある患者さんがよく言いいます。”今度こそ良いことがあると思うと、悪いことばかりです”と。

人は、”昔は良かった”、”将来は良いと思う”と言うことが多くて、今を見つめることが苦手なような気がします。

精神科医になって、最近感じることが、”今を見つめて大切にすること”です。

”今”が、”過去と未来”に繫がっているわけですから、”今”がなければ”過去と未来”に意味を見出すことが出来ないのです。

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抗うつ薬の処方の考え方

997s / 2009.10.16 08:33 / 推薦数 : 0

うつ病と診断したときには、薬物治療として抗うつ薬を処方します。最近では、80%はSSRIと言う抗うつ薬が処方されています。SSRIは、脳のセロトニンという神経伝達物質を細胞間隙で増加させて、抗うつ効果を現します。最初は副作用を出さないように少量から始めて、2-4週間で効果がみられます。

しかし、効果がない時は、精神科医は頭の中でさまざまなことを考えて、次の戦略を立てます。

例えば、心因などうつ病回復に負荷になっていることはないか、生活習慣は問題ないか、考え方が悲観的に傾いていないか、その他ストレス要因はないか、などを聞き出しながら、次の薬物治療を考えるのです。

薬物治療としては、SSRIで効果がないときには、セロトニン以外の神経伝達を改善する薬物を加えることがポイントです。それは、ノルアドレナリンやドーパミンに対して効果がある抗うつ薬です。さらに、リチウムなどの気分安定薬を考慮することもあります。そのためには、抗うつ薬の特徴に関する深い知識が欠かせません。

精神科医は、患者さんの話に耳を傾けながら、ベストな治療方法を探すのです。

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うつ病の悪化が好転の契機になる

997s / 2009.10.13 20:34 / 推薦数 : 0

病気を治療していて、状態が悪化すると、誰でも嬉しいわけではありません。

それは、患者さんだけではなく、主治医も同じです。

しかし、私は悪化したときこそ、医師の腕の見せ所であり、それをさらに良くなるための契機にしています。

実際に悪化を乗り越えて、さらに高いレベルへ改善する患者さんがいます。

うつ病という病気とうまく付き合って、自分の体を見つめて、悪化しても動じずに、それをさらに良い方向へ導く契機にすることが出来ます。

 そのための大切な基本的姿勢は、”自分の体調変化の気付き”です。それを日々行って、悪化のサインをすばやく感じることです。

それだけは、悪化を好転の契機にするために、気を緩めないことが大切です。

 

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うつ病が好転する契機

997s / 2009.10.12 17:55 / 推薦数 : 0

患者さんの回復過程をみていると、好転する契機がどこかに必ず訪れます。

それは、いつ、どこで現れるかわかりませんが、日々自分の体調を見つめて進んでいけば必ず現れます。

しかし、それが好転の契機なのかどうかを気が付かないと、それが目の前を通過することがあります。

精神科医は、その好転の契機を見逃さないことが大きな仕事です。

また、患者さんと相談した上で、外出するとか、運動するとか、旅行するとか、などの具体的な行動をして、好転の契機を探ることもあります。

このような好転の契機は、館患者さんを次の治療ステップへと導いてくれます。

上述したことは、精神科医が行う精神療法という治療の一部になります。しかし、これにはマニュアルはなく、決まった処方箋もありません。精神科医によって、力量が問われる分野の一つです。 

 

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STRAR*Dプロジェクト

997s / 2009.10.08 08:59 / 推薦数 : 0

STARD*Dプロジェクトとは、2006年にAm.J.Psychiatryに発表された研究です。

うつ病患者さんに、最初はあるSSRIを投与して、治療に反応しない場合は次の薬へ変更して、さらに効果ない場合には再度薬を変更したり、追加したいして、うつ病患者さんがどのように改善していくかを診た研究です。

その研究では、一度も寛解に至らなかった人は33%、一度寛解に至っても数ヶ月以内に30-50%が再発し、20-30%の人は抗うつ薬の治療を受けることが出来ず脱落して、最終的に回復したのは4割に満たないと結果でした。

この研究は、我々の臨床現場に近い研究であり、ある意味で衝撃でした。

精神科医は、この結果を真摯に受け止めて、回復率を高める工夫が必要です。

 

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私たちは毎日の生活を送っています。

その日常生活は、忙しく日々が過ぎ去ってしまう人、疲れて休んでいる人、楽しく過ごしている人、悩み苦しんでいる人、悩みが解決して清々しい人、など人それぞれだと思います。

苦しい人から楽しい人をみれば、うらやましいと思うでしょう。その逆は、可哀想と思うかも知れません。

でも、決して毎日が楽しい人はいませんし、その逆もいないでしょう。

日常から得られる自分の状態を評価することが大切です。

つらい人は無理をしない。不安な人は相談する。楽しい人は気を緩めない。そして、人と比較ではなく、自分を見つめる。

日常生活から得られる自分の情報を大切にして下さい。

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あきらめません

997s / 2009.09.09 08:50 / 推薦数 : 0

医師は、患者さんに最適な治療を検討して、提供していきます。

しかし、時には、医師が考えている方向へ治療が進まないこともあります。

そんなときには、医師は、治療方針を見直して、検討を繰り返します。

しかし、それでも治療がうまく進まないことがあります。

こんなとき、私は大いに悩み苦しんでしまいます。

そんなときにいつも考える言葉が、”あきらめない”ことです。

医師が、治療をあきらめたら、一番悩み苦しむのは患者さんです。

今後も、どんな治療が困難な患者さんでも、あきらめないで治療に取り組みます。

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医師の役割と自己治癒力

997s / 2009.09.08 08:44 / 推薦数 : 0

医師の役割は、病気を治すことです。

病気を治すためには、様々な治療を組み合わせて、最適な治療が必要です。

しかし、一番大切なことは、患者さんの治る力(自己治癒力)を引き出すことだと考えます。

薬の副作用が出れば、自己治癒力は出ません。

医師が治療方法を押し付ければ、自己治癒力は出ません。

家族の納得がなければ、自己治癒力は出ません。

私は、患者さんの自己治癒力を最大限に引き出すことを目標に治療しています。

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