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うつ病という病名の混乱

997s / 2009.08.28 08:45 / 推薦数 : 0

うつ病は社会で広く認識された病気です。2020年には、生涯有病率が20%を越えて、世界で2番目で多い病気になるそうです。

しかし、うつ病と言っても、双極型、単極型があり、双極型にはⅠ型とⅡ型があり、反復するうつ病もあり、さらに非定型うつ病から性格的なうつ傾向まで幅広い疾患概念なのです。

最近になって、このようなうつ病という病名使用の混乱があり、病名を整理するべきだと言われています。そして、実際に学会などでは話し合いを行っています。

うつ病の治療の中心は抗うつ薬ですが、実は抗うつ薬単独で効果あるうつ病は単一エピソードのうつ病のみではないかとも言われています。それは、うつ病概念のほんの一部の患者さんにのみにみられるものです。

どんな病気でもそうですが、適切な診断をしなければ、適切な治療は出来ません。

精神科医の力量が、今後ますます問われることだと思います。

 

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夢と希望は大切です

997s / 2009.08.26 19:28 / 推薦数 : 0

夢と希望は大切です。

生きる目標となるからです。

思春期の患者さんが来ると、”あなたの夢は何ですか?”とよく聞きます。

ある患者さんは”カフェを開くこと”、またある患者さんは”サッカー選手になること”と言ってくれました。

印象ですが、しっかりとした夢や希望を持っている思春期の患者さんは、悩み解決も早いように思います。

夢と希望はありませんと言う患者さんには、治療していく中でそれとなく興味あることを引き出して、夢と希望が出てくることを待ちます。

夢と希望が語れなかった患者さんで、後に”コンサート大好き青年”になって、今はすっかり悩みが解決した方がいました。

 

 

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薬草ハーブとうつ病

997s / 2009.08.25 21:23 / 推薦数 : 0

薬用ハーブとして、西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)が、特に欧米を中心によく使用されています。

抗うつ薬の論文を読んでいると、必ずと言って程にセイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)が出てきます。

セイヨウオトギリソウの有効成分は、ヒペリシン(hypericin)という物質で、軽度のうつ病に対して、抗うつ薬と同等な効果があることが知られています。

実際にドイツの病院では使用されることが良くあるそうです。

しかし、薬物相互作用が生じやすく、すでに抗うつ薬を含めた薬を使用している患者さんには、薬の効果を弱めてしまい、一緒に使用しないほうが良いと言われています。

うつ病に対してのアロマセラピーという話題もあります。

抗うつ効果が証明されたものはありませんが、リラックス効果があるものに対しては、良いかと思います。 

 

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学会へ行ってきました

997s / 2009.08.24 08:28 / 推薦数 : 0

学会へ行ってきました。

全国からたくさんの精神科医が集まって、医学の勉強をしました。

その中で、私は、興味を持っているうつ病関連のシンポジウムや演題発表を聞いてきました。

以前にうつ病にも単極型と双極型があると書きましたが、最近では非定型型、気分循環型、気分変調型などたくさんの類型があると言われています。また、治療も類型によって異なりますから、診断を明確にすることが大切です。シンポジウムでは、今後学会においてうつ病に関する用語の整理をして、うつ病の診断と治療をさらに最適化しなければいけないと言っていました。

うつ病治療には休職することも多くありますが、症状がなくなってからの復職は、うつ病治療の重要なテーマでした。先進的にうつ病の復職プログラムを試行している施設の発表は印象的でした。

今回の学会に参加して、私が今までやってきたこと、そして、これからやりたいことは、間違っていないことを確信して、無事に帰ってきました。

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学会へ行ってきます

997s / 2009.08.21 18:08 / 推薦数 : 0

金曜日から日曜日まで、神戸で日本精神神経学会があります。

私は、金曜日の仕事が休めず、土曜日からの出席です。

うつ病を主とした演題を聞いて来ます。

きっと、有意義な学会になると思います。

 

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新規抗うつ薬:ミルタザピン(3)

997s / 2009.08.21 09:08 / 推薦数 : 0

ミルタザピンは、世界的にはすでに使用されている薬であり、最近ランセット誌に発表されたように抗うつ効果についてはトップの成績でした。

ミルタザピンは、抗うつ薬の中でもっとも効果が期待される薬だそうです。

しかし、効く薬は、副作用も多いことが往々にしてあります。眠気が多いそうですが、ノルアドレナリンのブレーキ調整、セロトニンのブレーキ調整とアクセル作動の作用を考えると、慎重な使用が望まれます。例えば、うつ病の状態にない人に使用すると、神経の異常な興奮が起こりそうです。

それは、すべての抗うつ薬に言えるのですが、安易にうつ病と診断をして使用すると、不安が強まったり、イライラしたりすることが起こります。その様な副作用は絶対に避けなければいけません。

当たり前のことですが、うつ病の診断を適切にして、ミルタザピンという薬を使いこなしたいものです。

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新規抗うつ薬:ミルタザピン(2)

997s / 2009.08.20 20:49 / 推薦数 : 0

ミルタザピンは、ノルアドレナリン神経のα2自己受容体を阻害します。その結果、ノルアドレナリン放出のブレーキが正常化されます。

一方、ミルタザピンは、セロトニン神経にあるα2へテロ受容体を阻害して、セロトニン放出のブレーキを正常化します。さらに、セロトニン神経にあるα1受容体が刺激されて、セロトニン神経のアクセルが作動します。

つまり、ノルアドレナリン神経ではブレーキが正常化され、セロトニン神経ではブレーキ正常化とアクセル作動が起こるのです。

うつ病患者さんでは、恐らくノルアドレナリンとセロトニンのアクセルとブレーキが不調ですから、ミルタザピンはこれらを正常化するのです。

 

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新規抗うつ薬:ミルタザピン(1)

997s / 2009.08.20 08:51 / 推薦数 : 0

日本において、ミルタザピンという新しい抗うつ薬が発売になりました。

この薬はNASSAと呼ばれて、ノルアドレナリン系と特異的セロトニン系抗うつ薬と言われます。作用は、今までの抗うつ薬のように細胞間隙の神経伝達物質を増やすのではなく、神経伝達物質を調整するアクセルとブレーキを調節すると言われています。

特徴としては、効果発現まで、今までの抗うつ薬よりも早いことが知られています。また、難治のうつ病に対する効果、抗うつ薬の増強療法に対する使用などが期待されています。

副作用としては、眠気が起こることが多く、内服は眠る前に行います。この薬の催眠効果は、深い睡眠を増やすことが知られています。

私は、期待している新薬なので、慎重に使用して、患者さんの治療に役立てたい薬です。

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車の運転(ブレーキ編)

997s / 2009.08.19 20:49 / 推薦数 : 0

私は、車を運転すること好きです。

今は、通勤にスマートという車に乗っています。エコ運転を心がけて、歩行者が待っている横断歩道では必ず一時停止をします。運転マナーには気を使っています。

車の運転には、ハンドル、アクセル、ブレーキが必要です。この中で、一番運転に重要なのは、ブレーキです。

ブレーキには、ゆっくりなブレーキから急ブレーキまでさまざまな力加減のブレーキがあります。

ブレーキをうまくかけると、カーブはスムーズに曲がれて、車は安定します。

急ブレーキは、パニック時に使うブレーキで練習することが必要で、簡単ではありません。

ブレーキがうまく使いこなせると、車の運転は楽しく、かっこよく快適な運転が出来るようになります。

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単極型うつ病と双極型うつ病

997s / 2009.08.19 20:31 / 推薦数 : 0

うつ病は、大きく2つに分けると単極型と双極型があります。

単極型は、抑うつ気分を主とするうつ状態のみがみられるタイプです。

一方、双極型は、うつ状態と躁状態が交互に繰り返すタイプです。

抑うつ状態は、主観的にも辛いために気付きやすいのですが、躁状態は気分が高揚しており、爽快な気分ですから、自分では気が付かないこともあります。また、躁状態といっても、軽躁状態といって軽い高揚気分も含まれるために、診断はかなり注意深く問診する必要があります。

単極型と双極型では、治療が全く異なります。

双極型では、安易に抗うつ薬を使用すると気分の波が変化して、病状を悪化させます。炭酸リチウムとバルプロ酸Naなどの気分安定薬が主剤になります。

うつ病の診断には、いつも単極型と双極型の鑑別が必要です。

 

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