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最近、医師不足など医療崩壊が叫ばれています。医師と言えども、人間ですから、過酷な労働は耐えがたく、それは医師が現状に燃え尽きた結果です。
医師は患者さんの治療に専念して、患者さんは医師の治療を信頼する。この姿が医療現場では理想です。そのためには、医師は治療の実績を残し、信頼できる態度を示し、医学の修得を怠らないことが必要です。患者さんは、医師は誠実な態度で医学を修得しているかなどを見極める力が必要です。そして、地域で必要とされる医師になれば、理想の医療を提供できて、やりがいと生きがいが生れます。そこには、医療崩壊は起こらないでしょう。ですから、最終的には、医師と患者さんとの関係が大切です。
患者さんたちは、医療崩壊に巻き込まれないために、信頼できる医師を見極めて、その医師を頼る姿勢が大事です。
先日、子供のピアノの先生がコンサートをするというので、家族でコンサートへ行ってきました。実は、私は音楽の才能はゼロであり、ピアノはもちろん弾けません。ピアノのコンサートも、生れて初めての経験でした。
さて、感想は、”最高に感動しました”。
約2時間、ピアノを弾き続ける体力、楽譜を見ずにピアノを演奏する記憶力、強弱など微妙な表現力、すばやい手の動き、どれをとっても人間業とは思えませんでした。きっと、先生は、コンサートまでに緊張の連続で練習を積み重ねてきたのだと思うと感動しました。
人間は、努力を積み重ねなければいけない存在だと思います。負荷をかけることによって、人間は無限の可能性があることを実感しました。
健康を大切にして、努力を積み重ねて行きたいです。
人格は、引き継いだ素因と生まれ育った環境によって決まります。周りとの関係作り、人間関係などの思考過程、感情のコントロールなどを適切に行うために正常な人格形成が必要です。
人格障害とは、依存や反社会などのいくつかのタイプがあり、人格の障害のために人間関係や社会生活に多くの支障が出現します。幼いときにはそれほど目立ちませんが、社会へ出てきたときなどにさまざまな問題が出てきます。人格障害の方には、うつ状態を合併することが多く、精神科受診をします。当初は、うつ病と診断されて、その後に人格障害だと診断が変更されることがあります。
人格障害の治療は、困難です。薬物は、対症的な治療でしかなく、効果は期待できません。また、患者さんと医師との治療関係が、適切に築けないこともしばしばです。
人格障害は、うつ病を適切に診断するときに鑑別が重要な障害です。
心の問題や健康を良い方向へ導くことが出来るのは、精神科医です。
心の健康とは、脳という臓器と身体の状態で決まります。身体の病気があれば、ストレスとなり心の健康は保てません。一方、身体は問題なくても、環境や性格からストレスで心が不健康になることがあります。
精神科医は、医学的知識と心理学的知識を総動員して、心の健康を守ります。
よく最近質問されることとして、臨床心理士のカウンセリングと精神科医の精神療法の相違です。それは、臨床心理士は医学的教育を受けていないために、病的状態の正確な把握と治療することは全く出来ません。そこで、最近は、カウンセリングナースが注目されているそうです。看護師は、医学教育を受けているので、患者さんから注目されてすごいニーズがあるそうです。
信頼出来る精神科医を持って、心の健康を保ちましょう。
どうぞ、お気軽にメールで相談して下さい。
アルコールは、うつ病の治療経過を悪化させる方向へ導く物質です。肝臓への負担をかけること、薬物代謝へ影響すること、薬物の効果を減弱させること、副作用の出現率を高めること、睡眠の質を落とすこと、体調を悪化させること、などが理由です。
アルコールのよる安堵感やストレス解消は、その場限りであり、その反動が倍以上になって翌日以降に出現します。
アルコールは、抗うつ薬の作用を減弱させることを、日々の仕事から実感します。
アルコールをやめることが出来なくて、長期のうつ状態を呈する方が多い一方で、アルコールをやめてすっかり元気になって治療中断になった方が多くいます。
私は、仕事前日は、決してアルコールは飲みません。ベストな体調で外来を行うためです。
ベストな仕事をするために、ベストな体調を管理する。
うつ病をさらに良くするために、ベストな体調を心がけましょう。
うつ病は、一進一退の経過を辿りながら、改善していきます。しかし、常に慎重に体調を評価して経過をみる必要があります。人はだれでも良くなればうれしいものです。一方、その安堵感で、多くの人は気が緩んでしまいます。そのポイントが、うつ病をさらに良くする秘訣です。つまり、さらに良くなるためには、気を緩めないことが重要です。
うつ病は慢性疾患であり、少なくとも6ヶ月は薬を飲んで通院する必要があります。私のところへ通院してきている患者さんは、受診時には私の精神療法を受けています。いつも、わたしは、良くなってきても、”気を緩めないでね”と患者さんに言っています。そして、自分にも”気を緩めるな”と言い聞かせて日々うつ病患者さんへの治療をしているのです。
さらに良くなるために、気を緩めないで体調管理をしましょう。