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岩波書店
1200円+税
2006年
倉田百三著
第一幕は、吹雪く夜、一夜の宿を請う
親鸞を蹴りだした、仏を信じない日野左衛門の話です。
妻子のために、動物を平気で殺し、悪事も働き、喧嘩もするのだと、
仏道を否定する日野左衛門も、親鸞の話を聞き心を入れ替えます。
第3-5幕は、唯円と遊女かえでとの恋物語です。
これは感動的でした。内容は、今から読む人のために言えません。
第6幕は、親鸞の長男善鸞の話です。
善鸞は放蕩息子で、絶縁されているけど、
親鸞は臨終に際しての、親としての苦しみを述べています。
親鸞は念仏を唱えて、極楽にいけるかどうかは確証はない。
確信もない。
ひょっとしたら、地獄に行くかもわからない。
でも、極楽にいけると信じるほか救いがない、と。
こんな、親鸞の素直な考え方に非常に親しみを感じました。
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