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クエチアピンを使いこなす

石郷岡(いしごうおか)純編
星和書店
2009年
2800円+税
日本では投与量の基準が少なすぎて、過小評価されているようです。意外と、よく効く特徴的ないい薬のようです。この本を読んで、印象に残った記事を少し紹介します。
◎1 世界的にはリスペリドン1mgとクエチアピン(以後QTP)100mgが等価であるとされている。(日本では50mgとされてきた。)
◎2 抗不安・抗うつ作用を有する。
◎3 睡眠障害を改善する。
◎4 敵意や攻撃性の改善に有効である。
◎5 急性期の幻覚妄想が軽減したあとに生じる感情障害や認知機能障害にも有効である。
◎6 エキスパートガイドライン(2004年)ではEPSおよび遅発性ヂスキネジアの既往歴のある患者への第一選択はQTPである。
◎7 用量は500~600mg/dが提唱されている。
◎8 自殺に向いているような患者さんに安定化の期待ができる。
◎9 抗コリン作用がないので、認知症やせん妄を伴う症例に適する。
◎10 夕食後や眠前に服用することが望ましい。
はまあるき