悼む人:天童荒太
文芸春秋
1619円+税
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直木賞受賞作品です。
グリーフワークに関心のあるかたに、是非お勧めです。
悼む人は現代のビルマの竪琴の主人公だと思います。
主人公・坂築静人(さかつきしずと)はごく小さいとき小鳥ヒヨの死に涙し、
幼少期祖母に死に立会い、祖母に「覚えておいて」と言われ、元教師だった
祖父は教え子を空爆で多く亡くしたことに責任を感じ、定年退職後
入水自殺をします。高校時代の親友の医師が若くして亡くなる事に
衝撃をうけたことなどから、多くの知らない死者を悼むことをはじめます。
ところで、お遍路がやめられなくなった人を、揶揄して
「お四国病」にかかったといいます。
一生、づーと四国でお遍路を続けている人もいるそうです。
そんな人は多分「悼む人」でしょうね。
職業ならべつとして、「悼む人」のように、一生悼むことばかりしなくても、
と思うでしょうが、われわれに悼むこころが足らないと、悼み方にも
反省すべきと、この本は示唆しています。
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はまあるき




