開かれている病棟 石川信義著
成和書店:1600円(税別):1979年初版
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石川信義さんが全解放病棟三枚橋病院(保護室は6床)を作ったのは
1968年です。それから10年たって、三枚橋病院の詳しい報告です。
統計も、アンケートも、運営理論も、行事報告も、建物の構造も、予算報告
も、主な症例報告も、反省も、何でも詳しく、小さな活字で記録されています。
まさに、三枚橋病院白書といっていいでしょう。
とても、こんな分厚い本を紹介できないので、私が特に感心したところを
つまみ食い的に引用します。
「私たちの病院は定床が204床だが、それに対して・・・計6室の保護室がある。」
「表示とは、看護室に全患者の名札を掲げておき、外出制限を要する患者の名の名札を掲げておき、赤いマークをつけることをいう。・・・赤マークのある患者は玄関から外へ単独では出ないようにしてもらう。仮にその患者が外へ出て行こうとすれば、出入り口で看護者がそれをとどめ説得に当たるのである。」
「離院した患者たちはどうしたかというと、・・・ほとんど例外なく自宅へ戻るだけであった。」
「外泊は、なるべく早い時期から、なるべく回数を多く、なるべく単独で、・・・私たちはこれを、三枚橋病院の<外泊に関する3原則>と、呼んだ。」
「多くの病院には措置入院患者がいる。私達の病院では、40名。例の仮退院制度(措置入院患者の)ほど不都合なものはないと私は思う。・・・この問題は当局と話しあいのうえ事後報告という形で解決するのが、当面最も実際的であろうと考える。」
はまあるき
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