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Ninchih1

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大熊由紀子

ぶどう社

 1990年 1456円+税

009年3月29日広島のメモリアルホールで大熊由紀子さんの講演会を、

家内たち(WABAS)が主催するというので、この本を読みました。

  1990年、当時朝日新聞社の論説員だった大熊由紀子のルポなので、少し

古いかなと思いながら、読みましたが、大変参考になりました。

以下に、印象的だった文章を少し紹介します。

 

 「スウェデンの南はしのまち、マルメの、スロットスターデン・サービルセンターのことでした。・・・1万人の地区に400人のホームヘルパーがいる!朝おこしに来てくれるホームヘルパーがいる!」

 「デンマークでは、医者も、生活の場に出向きます。・・・「家庭医」という専門医として認定され、「家庭医」は病院の部長なみの高い評価を受けているのです。」

 「デンマークの県は人口25万人前後、・・・その各県に県立補聴器センターが1箇所づつあり、そこには、約3000種類の器具がそろっています。」

 「デンマークの社会省は・・・1964年には法改正。プライエム(ナーシングホーム)の基準をトイレ、シャワー付きの個室としました。今部分だけで一人あたり最低15平方メートル、つまり一人当たりの部屋面積は20平方メートル以上です。」

 「スウェーデンの『サービスヒュース』を訪ねて、その謎が解けました。(ヒューストは家の意味)・・・広い居間、その奥に寝室とバルコニー。玄関からの突き当たりは、車椅子に乗っていても調理できるダイニングキッチンです。つまり、1LDKが標準なのです。」

  「デンマークの平均入院日数は7・8日です。日本は55日でしょう。

受け皿が無いから、それだけ長く病院に滞在しなければならなくなるわけです。」

 「高齢者福祉のサービスに支出されている費用は、デンマークではどのくらい

でしょうか?・・・GNPのわずか3.6%です。公的支出全体がGNPの51.9%ですから、

高齢者に使われているのは本当うに微々たるものです。」

 「この20年(1979~)の間に、日本では、精神病院の入院患者が24万から

35万に増えていました。私の訪れたトリエステ県(イタリアの北部)では、

『精神病院』そのものが無くなっていました(1989年)。医師や看護師、看護婦は、

病院ではなく精神保健センターを拠点にして患者さんを支えていました。」

 

  

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