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載っていました。
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私は なだいなだファンなのですが、なだいなださんは学会誌には全くあらわれてきませんでした。
面白い文章ですので、以下に少し紹介します。
(中略)最近は、躁うつ病は診断されることへの抵抗が弱められました。
その功績のいったんは北杜夫にあります。かれは、
自分が「そううつ病」であることを公表しました。そのときから、ぼくはうつ病の患者を見ると、「北さんと同じ病気だ」といいます。
この方がずっと受け入れられやすい。
(中略)統合失調症の患者さんには、漱石と同じ病気だといいます。
(中略)オスカー・ワイルドは、「あることが、やさしい言葉で説明できない
のは、よく解っていないからだ」といいました。難しい専門用語が
多いことは、決して学問の分野の誇りにはなりません。
それは学問として未熟である証です。
(後略)
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はまあるき
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河村実(かわむらじつ)著:
雲母書房統合失調症の患者さん自身が実名を出して書いた本格的な本です。
もともと小説家志望(もう本格的な?)のかたなので、これが3冊目で、病気の体験談だけでなく、文学的にもすぐれたエッセイ集ともなっています。
第2部は、病気になったらどうしたらいいか。社会復帰のためにどうしたらいいか、患者のほんねから、対処方法が親切にかかれています。
一部引用して紹介に替えます。
福岡での体験:そこでは海が腐り、腐臭がガスとなって立ち昇り、この浜辺の家並みを包み込んでいました。世界は終末を迎え、この世に生きているのは私一人となってしまったと妄想を抱き、ぽろぽろぽろと涙を流しながら彷徨するしかすべがなく、このとき見た家並みは雨戸を閉ざし、風化した板張りがガスにさらされているのをただぼんやりと眺めていたのでした。人々は死んだのです。この町は死人の町なのです。荒涼として吹く風に廃墟となった町並みを眺め、一人生き残っている自分の皮膚がただれ、腐り、においを放っているのに気がつきました。
はまあるき
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主婦の友社発行:春日武彦著:
1400円+税:200p:2007年発行
精神科の医師がなんで、患者さん向けの本を読むかといえば、
意外と、医学用語を患者さんのために、わかりやすく説明できないものです。
解っているつもりでもまとめる事は難しいです。
いわゆる教科書的な本に載っていない、大切なことも多いです。
少しいい文章だと思われたことを以下に少し紹介します。
① 精神分裂病(Schizophrenia)はスイスの精神科医、オイゲン・ブロイラーが1908年に作った新語で、ギリシャ語で分裂を意味するSchizoと精神を意味するphreniaを組み合わせたものです。
② ドイツの精神科医、クルト・シュナイダーは、自我の境界がもろくなったり障害されたりすると、この病気が起こると考えました。そして、この自我の境界によって現れる症状を「一級症状」と名づけました。
③ 一卵生双生児の場合、一人が統合失調症になっても、もう一人が発生する確立は約60%で、100%ではないのです。
④ 日本の精神化病院の病床数は・・・さらに増えて36万床になっています。その結果、日本の全病床数の22%を精神化病床で占めているのです。
⑤宇都宮病院: 1984年に、栃木県・宇都宮病院の入院患者によって告発された事件。・・・これを契機に、1987年、精神衛生法が改正された。
⑥ SST(生活技能訓練):Social Skill Traininngの略。UCLAのりバーマン教授によって開発された認知行動療法。
いつも、このように、さっと患者さんに説明したいものです。
はまあるき
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日本でのAKTのレポートとしてでました。
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高木俊介著:批評社
1500円+税:144ページ:2008年初版
精神科医療の最前線として、ACTーJという試みが、厚労省の支援で、仙台や大阪で行われたことが学会誌に載っていたので、注目していました。
それが京都で、民間機関で、実践されているというのですから、驚きました。
ACTとはAssertive Community Treatmentのことで、包括的地域生活支援と訳されています。
最初アメリカのマディソン市のメンドータ州立病院で行われ、既にアメリカでは35の州で導入され、世界に急速に拡がっているそうです。
この本から、ACT-Kの特徴を簡単に紹介します。
① 重い精神障害を抱えた人を対象とし、地域生活を続けるために、医療と福祉のサービスを包括的に提供します。
② 2004年に、精神科訪問型診療所「たかぎクリニック」と訪問看護ステーション「ねこのて」が出来る。(24時間体制が整ったのは2006年)
③ 「在宅支援診療所」という制度ができ、24時間の連絡体制・訪問体制を整え、診療報酬が大幅に増額された。
③ 精神保健福祉士の訪問に対して、「精神科訪問看護・指導料」が認められるようにになった。(2008年)
④ 訪問診療も「在宅・通院精神療法」として算定されるようになった。医師は月に2回訪問診療を行う。
⑤ NPO法人:「京都メンタルケア・アクション 」(ACTについての研究・啓発活動と学生ボランティの育成が目的」が協力する。
⑥常勤スタッフは13人:精神保健福祉士5人:看護師4人:薬剤師1人:OT1人:事務員1人:医師1人
⑦ 全体の利用者は120人。約90人が重い精神障害を抱えた人。30人が精神症状を持つ認知症をもつお年寄り。(2008年4月時点)
⑧ 薬剤師は訪問薬剤管理指導(指導料は算定される)を行う。
⑨ほとんどのスタッフが海外研修をしている。
⑩ 海外からも講師に来てもらっている。
このような体制で、医師も、看護婦等のスタッフも全国平均的な給与を得ても、充分経営がなりたつそうです!
保険医療費総額は、病院で治療するより、はるかに安くつくそうです!
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はまあるき
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ノンフィクションです。
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自閉症者を理解するため、感動的な、もちろん一押しのほんです。
日向祐子(ひゅうがひろこ)著:福音館書店:
1800円(税別):2003年発行:358p
広田萌音(ひろたもね)という自閉症児に、作者が精神病院の児童病棟で保母として働き始めてであいます。作者は9年間、萌音ちゃんを中心に、自閉症児の気持ちを理解し、「普通の」生活をしようと、悪戦苦闘します。
萌音ちゃんと別れてから、十数年後、30代中ごろになった彼女と再会し、東北の方にぶなの森を見に、2人で1週間の旅行にいきます。
人と人との関係で、進んでいく、友情物語のようです。緒形健主役の被虐待児を問い扱った映画、「長いさんぽ」を思い出しました。【私のブログで紹介しています。)
はまあるき
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