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「絵でみる認知症」を読みました。

 上のような楽しい漫画がほとんどです。内容も元医学部の助教授をしておられた大國美智子の説明なので、CT画像も見せたりして、教育的でもあります。

 パワーポイントを使って、素人っぽい漫画がまた微笑ましいです。

 これは、認知症の家族をもつ家族にお勧めです。
 以下が某新聞の記事の要約です。

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診察の受け方やケアの仕方を、もっと分かりやすく 初の漫画本

 「伝えたい」思い実現--大國美智子・大阪後見支援センター所長

 事例や制度、4章にまとめ
 アルツハイマー型の症状中心にイロハを紹介「ノウハウ知り介護ストレスを軽減して」
 「認知症受診やケアの受け方を、もっと分かりやすく伝えたい」――

大國美智子さん(75)=堺市北区=が、長年抱いてきたこの思いを新著「絵でみる認知症」(ワールドプランニング刊、1500円)で、実現させた。

公衆衛生学専攻で認知症の予防とケアの研究がライフワークの大國さん。33年前から約1万人の認知症相談を受け専門書も50冊を超すが、認知症の漫画本は初めて。
 「絵でみる認知症」は、A5判174ページ。漫画の主人公は、大國さんがパソコンの作画機能を使って描いたおじいちゃんとその家族。平易な言葉の吹き出しを多用したカラー漫画で、アルツハイマー型の症状を中心に認知症のイロハが140余ページにわたって紹介されている。
 「1 健忘期の症状とケア事例」「2 混乱期の症状とケア事例1」「3 混乱期の症状とケア事例2」「4 認知症高齢者を守る事例と制度」の4章からなる。1章から3章まで、章が進むに連れ症状も重くなる構成。
 1章では、認知症と老人性物忘れやうつ病の違いを、分かりやすい表を使って説明。認知症高齢者の記憶障害に対しては家族は、本人の気持ちをまず受け入れ、頭ごなしに批判したり、問いつめたりしないよう求めている。
 また、本人が好きな温泉旅行で刺激を与えることや、さりげなく得意分野の文化教室に参加させて自信を取り戻してもらうことも大切、と提案している。
 病院や公的機関での早めの診察と相談の大切さが、強調されている。「早期治療により回復したり重症化を遅らせることも多いので、まずは専門医の詳しい診察を受けることが大切です。ケアについても、地方自治体に設置が義務づけられている『地域包括支援センター』や保健所などに気軽に相談するとよいでしょう」と。
 2章では、常時徘徊、幻視、昼夜逆転、人物誤認などさまざまな行動障害の事例を紹介。薬の副作用、具体的な事故予防策を紹介。ここでも、家族で抱え込まず、例えば介護者家族会などに参加するのも良いとまとめている。

 

 3章は、常時の大小便失禁や転倒、激しい妄想による暴力など、いっそう重症化した症状を説明。高齢者の羞恥(しゅうち)心に十分配慮しつつ、失禁に気づいたらシャワーを浴びてもらうなど、「後始末より、先手を打つことも大切」と。
 そして、家族介護だけでは限界と思えたら、迷わずに地域包括支援センターなどへ相談。認知症対応型通所介護、グループホーム、特別養護老人ホーム、老人保健施設など、症例にあった支援策を活用するよう求めている。
 住宅リフォームや物品の訪問販売で認知症高齢者が、被害にあう事件が相次いでいる。第4章は、言葉巧みに言い寄る悪質商法の被害にあったり、借金まみれになる具体的事例を幾つも紹介。
 防衛策として、福祉サービスの利用援助や日常的金銭管理をしてもらえる社会福祉協議会による日常生活自立支援事業を。
 また、代理権や同意権並びに取消権などで保護してもらうため家庭裁判所に申し立てる、成年後見制度の手続き方法と費用を説明。複数後見など、制度で守られる具体的な内容も説明して。
 大阪大学医学部大学院を卒業した大國さんは、1961年に医学部助手。子育て期間を経て74年から近畿大医学部助教授、その後大阪府立大の教授を歴任した。「認知症予防」研究を続ける一方で、保健所などで認知症相談を続けてきた。
 75年には、大阪府松原市を舞台に近畿大学・松原保健所・社会福祉法人聖徳会・松原市社会福祉協議会が協力してつくった「松原ネットワークプロジェクト」に参加。毎月1回、後のケア会議やケアマネージメントにつながる事例研究会を開催。認知症のデイサービスとショートステイ事業を先駆的に実施、全国から注目を浴びた。
 成年後見制度の福祉版(日常生活自立支援事業)を定着させようと、97年に大阪府が全国に先駆けて大阪後見支援センター(大阪市中央区中寺1の1の4)を設立すると、大國さんは所長に就任。認知症高齢者の財産管理などサポート活動事業を展開している。
 大國さんは、「適切な作業療法や運動療法をすれば、しない場合と比べ記憶と言語に明らかに介入効果があるとのデータがあります。早い治療で予防や重症化を防いでほしいし、ケアのノウハウを知り介護ストレスを軽減してもらいたい」と。
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 認知症
 アルツハイマー病、脳血管障害、外傷、感染症などによって、一度獲得された知能が継続的に低下し日常生活に影響を及ぼす症状。高齢による物忘れとは違う。アルツハイマー病のケースは脳が萎縮(いしゅく)し、新しい記憶ができなくなることに始まり、妄想や徘徊、失語などの症状が見られる。2002年の厚生労働省調査で何らかの介護が必要な認知症高齢者は149万人。2010年には208万人と推計している。

 はま あるき

 

 

 

 

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