2010.01.24 16:10 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  仕事 / 職場  |  八戸マナクリニック院長  | 推薦数 : 0

伝えること

実は昨日、検査を受けてまいりました。

 

昨年末健康診断で異常がみつかり、要検査という結果が返ってきました。

それで下部消化管内視鏡による検査を受けたものです。

 

検査を受けながら感じたことは、 検査の経過や様子が、モニターで写されつつ、わかりやすいことでした。

 

視覚や触覚に頼る検査でわからないこともあることはわかっているつもりですが、私の診療を考えてみました。

 

目に見えない、こころの症状や、病状をどのように伝えるかも大切だと思いましたが、患者さまに今の状態をどのように伝えるか、適当な言葉を選んでいく必要があると再確認しました。

 

蛇足ですが、結果は異常はありませんでしたが、仕事をするのに十分な体調がなければならないなぁと感じております。

 

固定リンク

読書の話の続きです。

 

診察をしていると、患者さんからよく「(通院していて)生命保険にはいれますか?」と聞かれます。

入れるかどうかは、保険会社が決めるのでわかりません。

患者さんからは、入れなかったといわれることが多いものですから、入れないことが多いらしいとお伝えします。

おせっかいながら、新しい保険を申し込んでいても、加入が決まるまで、今はいっている保険は解約しないでおいたらどうかと言うこともあります。

 

何が大切なのかは人によって違いますし、人生設計上、生命保険に入ることが必要なのかもしれません。

でも、その方が本当に生命保険に入らなければならないのか?なぜ入りなおさなければならないのか?

聞いていていつも疑問に感じるのです。

 

平成21年11月、税理士の岡本吏郎さんが

サラリーマンのためのお金サバイバル術  朝日新書

を出版されています。

この本の副題は

家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く

で、家を建てること、車を所有すること、保険の必要性(不要性?)など、記載されています。

 

特に保険の部分については、

「保険の仕組みはバクチと一緒」、といい、保険事故(=加入する人の死亡など)があれば加入者の勝ち、なければ保険会社の勝ち。

だれも保険事故なんて願っていないのに、過大な保険に入っている人が多い。

生命保険は必要かもしれないが、本当に必要な部分がどこまでなのか?どの程度の金額なのか?

医療保険は必要か?

 

こんな内容です。正解は書いてありません。

 

私が、最初に記載した、「保険に入れるのか?」と聞かれたことに対しての疑問というのは、、、

基本的には、私が、生命保険は、公的な保険(日本人ならたいてい加入しているはず)が利用できる範囲と、自己負担の上限を考えながら、掛け捨ての保険に加入していけばいいのでは?

と思っているからです。

 

生命保険会社の関係者の皆様、身も蓋もない話でごめんなさい。

 

前記の岡本吏郎さんの書籍は、当院の待合室に置いてあります。

 

 

固定リンク

2009.12.23 21:30 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  お金 / 株  |  八戸マナクリニック院長  | 推薦数 : 0

図書館

今年も終わりが近づいてきました。

今日は図書館のおはなしです。

こころの病で仕事を休まれている方の復職のまえ、図書館などの利用をお勧めしています。

無料で利用できますしね。

 

私自身、本が特別好きというわけではないのですが、図書館には時々行くようにしています。つねづね1日1冊は本を読みたいと思っていましたが、現実は程遠く、1週間に1冊ぐらいになっているでしょうか。 

地元の図書館の蔵書には私の読みたい専門書はあまりありません。図書館に行く目的は、膨大な蔵書があることを目で見て感じると、それだけ、私の知らない世界が、たくさんあることを実感するからです。

また、さまざまな雑学を知っていたほうがいいといろんな精神科医からも教えられます。

いろんな方の価値観を知るには、いろんなことを知っている必要があります。それに、患者さんの不安は現実の不安によることも多いため、精神的なサポートも必要だけれど、現実的な不安を解消したら症状がよくなるだろうと感じる方もいらっしゃいます。

 

こんなこともあって、待合室に置く書籍も、疾病関連の本以外に、生活上参考になりそうな書籍を置くようにしております。

 

 

固定リンク

当院では、八戸中央心理オフィスに委託し、2009年9月より当院に通院中の患者さま対象にサイコドラマを月2回(第2、第4木曜日)行うことといたしました。

<サイコドラマとは>
 筋書きのない即興劇を使った集団精神療法の一つです。
 サイコドラマでは言葉だけでなく身体全体をつかうので、話すことの苦手な方でも自由にご自分の気持ちを表現することができます。ご自身の抱えている問題を外から客  観的に見ることが可能になります。今年度は、サイコドラマティストである高橋美紀氏をディレクターに迎えて実施いたします。

<日 時>   2009年9月10日(木) 14:00~15:30

<場 所>   八戸中央心理オフィス

<ディレクター(講師)> 高橋 美紀 氏

  精神保健福祉士。
  東京サイコドラマ協会認定サイコドラマティスト/集団精神療法学会会員
  静岡大学の磯田雄二郎氏に師事。日本でマックス・クレイトン博士のトレーニングを受けた。
  藤沢病院デイケアにて18年間グループを行っていた経験を持つ。
  現在その活動は、発達障害者や対人援助職者の指導など多岐にわたっている。S&Cサイコドラマ・ラボ主催。

<対象者>   当院通院中の患者さま

<募集人数>  10名

<参加料>    無料

<申し込み>  当院受付 または臨床心理士までお問い合わせください。  

<申込締切>  2009年9月5日(土)

<参加上の注意点> 

   ※動きやすい恰好でおいでください。

 ※開始時間に遅れないようお願い致します。

 ※遅刻、欠席する場合は当院までご連絡をお願い致します。

 ※八戸中央心理オフィスで個人カウンセリングを受けている方は、担当者にご相談ください。

なお、当日八戸マナクリニック午後の一般外来受付は16:30~18:30となります。お気をつけください。

固定リンク

【復職のため会社側と接触】
実際復職となると、不安感が増してしまうことが多々あるものです。
まずは、会社の復職規定について聞いてみることです。
さらに、どの程度の期間休めるのかも聞いてみるといいと思います。そして、給与保証などについても。

一般的には、そろそろ復職が可能だろうというときに、主治医より「復職が可能」、あるいは、「自宅療養が不要」な旨の診断書を提出することが多いと思います。

会社によっては、独自の復職プログラムを持っている事もあるため、ご確認下さい。

休職者の復職について、企業側が復職に積極的で、専門職のサポートチームがあり、休職中の患者さまと接触を持ってくる場合です。
休職時から、産業保険のスタッフが、関わりを持ってくれるようであれば、復職へのハードルが低くなります。

 

【リハビリテーションのための出勤】
職場の環境調整が済んだら、いきなり復職ではないのです。
企業によってはリハビリテーションのための出勤の制度があります。これは、企業側に判断がゆだねられており、
短時間勤務からはじめるのが良いと考えております。
その間、復職扱いなのか、それとも休職扱いなのか、は企業次第です。


*症状が改善し始めてから、リハビリテーションのための出勤をし、職場に戻って仕事をする時期は、思ったより疲れます。
この間は、当院では1週間に1回来院していただいて、経過を細かく伺います。

勤務時間の配慮(残業をしないなど)、勤務内容の軽減なども職場で行っていただければとても有りがたいと思います。

以上の流れで復職を勧めて参りますが、特別な治療ではなく、一般外来で、精神療法的アプローチを行っていくのが当院での復職までの治療です。

 

まとめておきました。以下をご覧下さい。

http://www.hachinohe-manna-clinic.com/当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1

 

八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長

固定リンク

【休職から復職に向けて】
最初に患者さまが復職をしたいと思っていらっしゃることが前提で以下、お話をしていきます。
復職に躊躇されているのであればその問題を先に解決しておく必要があります。復職が怖くなってしまうからです。

1.身体を動かす、作業をしてみる
身体のだるさが多少改善してからは、休養に飽きてくることが多いものです。
感覚的なもので、どの程度の期間でここまで来るのか明記できないのですが、
身体が動くようなってから、少しずつ、外出をおすすめしています。
外出してみると、集中出来る時間が短い。短時間で疲れてしまう。
翌日まで疲れが残る、等の症状がわかり、
体調がご自身で考えているほど良くなっていないことを自覚される方が多いようです。
この感覚が大切で、実際に動けると思った時間や量を減らして、ご自分の体調の変化を
試していただきます。

症状は、ちょっとずつ良くなったり悪くなったりしながら、薄皮をはぐように良くなっていくため、
なかなか良くなった自覚が持てないことが多いのですが、
上記のように出来ることが目に見えて分かるようになると、体調と回復の実感をもてるようになってきます。


2.外に向かって
少し体調の回復が自覚できてきたら、次には、生活の立て直しです。
一日ごろごろ休んでいたりつかれたらすぐに横になれる状態から、
ちょっとずつ活動する範囲を広げることを提案しています。

目標はあくまで元もといた職場に戻ること(現職復帰の原則)ですので、それに基づいて、
ある程度の時間、まとまって仕事が出来ることをめざします。

そのための計画として、一足飛びにやるのではなく、細かく段階を区切って、おこないます。
このあたりは、患者さまの「感覚」を伺い、相談しながら、行いますが、多くの場合、公共の機関(図書館など)に
短時間から毎日決まった時間にいって帰ってくるということもおすすめしています。

さらに、症状が改善した折には、第三者機関に依頼して、環境調整をすることもあります。


3.復帰のための準備が出来るかどうかの判断の基準は
 a.普段読んでいる書籍や文書(特に事務職)を読んでいて頭にはいるか?
 b.疲れやすさ、だるさがあるとしても、何とか半日持つか。
 c.集中力が持つか。
 d.規則正しい生活が出来るか。仕事に行く時間帯におきていられるか?

などさまな事を勘案して行っていきます。

 

http://www.hachinohe-manna-clinic.com/当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1

八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長

固定リンク

ちょっと長いので、何回かに分けて記載して参ります。

【はじめに】 

こころ病の治療の基本は、第1に休養、第2に薬物療法です。
時に第1が薬物療法、第2が休養となることや、最初から入院をしていただかなければならないこともありますので、
あくまで一般の話です。実際には、患者さまや、時にご家族、上司の方と相談しながら決めていくことも多々あります。

休養というと、安静を思い浮かべるかもしれませんが、だるさが強いときなどは別として、
リラックスできる事であれば休養になります。

休養について言えば、仕事をしながら仕事量の軽減や、残業の制限など様々な休み方があります。
しかしながら、それでは対処しきれず、休職をしなければならない場合もあります。

さて、休職をした方がいい状態かどうかは診察をしながら、決めていく必要があります。
うつ病と似たような症状はあるものの、休職しない方がいいだろうと判断する場合があるのです。
休職から復職までの課程で、特別な治療ということは行っていないのですが、
一般外来の範囲で短時間の精神療法を行い、精神分析理論を応用したり、や、認知行動療法的アプローチを行って参ります。 

何度も申し上げますが、実際の診察は、原則通り行かないことが多いことを知っておいてください。

また、患者さまが独自に行っていることが、とてもいいことで、そこから私が学ぶこともたくさんあります。

http://www.hachinohe-manna-clinic.com/当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1

八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長

固定リンク

一般外来で、患者さまだけでなく、ご家族、あるいは、ご本人の同意があれば、職場の方の同席で説明をすることもございます。 これは普通に行っていることです。

一般外来の時間以外では、一般外来の枠以外で済まない環境調整などを行っております。

後で記載する予定ですが、休職中の患者さまが復職をめざしている方の場合、職場の制度(体制)や上司の理解が得られないとスムーズに進めることが出来ません。

ご自身への職場復帰についての説明は一般外来の中で行っていきますし、一般には、職場の方への説明もその中で行っております。ただ、それだけではなかなかうまくいかないこともあり、復職を希望さるかたへの準備作業として、企業や職場との調整、その他の機関への連絡など、そのほか、社会資源の利用のための診断書作成などは治療時間外で行っております。(ただ、企業の常識的な時間帯には、私が診療中であることもあって、診療時間内に電話をかけたりしています。)

中には有名な企業でも、ひどい企業があったりするのです。あまりやりたくはないのですが、職場の受け入れが難しい場合、どのように進めていくか、、、私も時々作戦を練りながら戦闘モードに突入することもあります。

 

八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長

固定リンク

当院では、一般外来では、カウンセリングの技法を取り入れた治療をおこなって参ります。

東海大学病院で治療に当たっていた時期から、一般外来では、それほど長い時間をとれませんでしたが、認知行動療法的なアプローチを用いて行ったり、環境調整を主体にしたり、いろんな方法を利用していました。

患者さまの病状に合わせてむしろはっきりと「これをやってください」ということもあります。(うつ病の患者さんに、危険だから休職してくださいということもあります)

でも、、、本当は、ヒントだけ差し上げて、ご自分が気付くまでまつというのが私の基本的なスタンスです。

これは、私が精神分析学を学んできたときに、指導医から「患者さんが自分で気付いたことを大切にしなさい」「患者さんが自分で気づいたことは患者さんの手柄」と繰り返しいわれていた事からそうしていることです。

ただ、説明したり、説得したりして「頭で分かること」と「腑に落ちる」事が、別の次元の話だからです。

一般的な説明は致しますし、その状況に応じてヒントも差し上げたり、一緒に考えることももちろんしますが、どちらかというと、患者さまがご自身で考えるのを待っている事が多い気がします。

直接的なアドバイスを期待される方には、もしかしたら、期待はずれになるかもしれません。

 

八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長

固定リンク

2009.07.20 16:07 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  八戸マナクリニック院長  | 推薦数 : 0

仕事探し

今回は仕事探しについてです。

うつ病などで明らかに安静が必要な方には、病状が悪化するため仕事探しをしてほしくない方もいらっしゃり、一概に言えない部分がありますので、ご了承下さい。

以前から、通院中の患者さまから、病状がよくなってきて就職したいと希望され、一緒に考えることはありました。
この半年急速な景気後退のためか、患者さんから仕事探しについて、相談をうけたり一緒に考えたりすることがことさら多くなってきました。

とくに高校生や大学生で、これから仕事を探したいと思う方。現在失業中の方からも、多く聞かれます。また仕事をしていて、転職先を探したいという方からもです。

私は、就職の専門家でもないので、心の問題の専門家として話をするほかないのですが、気になる点があります。それは自分のしたいことを抜きに就職を考える方がいらっしゃることです。

相談をなさる多くの方が、仕事を求めるために「資格を取って」とおっしゃることが多いのです。どうやら、資格や、就職口についてアドバイスをしてくれるかたはたくさんらっしゃるようです。

私も資格をはじめ、自分の能力を磨くことは大切だと思います。
はい、私も専門職ですから、この努力をしないで今の仕事をしていくことは出来ません。

仕事がないので資格を取りたいとおっしゃる方には、わたしから質問しております。
たいてい「本当にしたい仕事は何ですか」とか「どんな仕事をやりたいですか」、、、
これで答えが返ってこないときには「どんなことに興味がありますか」と。

もちろん「好きなこと」だけやっていれば就職に結びつく可能性はとても少ないかもしれません。

一方で、資格や今ある就職口がどれだけ役に立つのかは、数年先を考えるとよく分かりません。
その時代ごとの「花形企業」ってありましたよね。でもそれがずっと続くかというと、、、続いていない方が多いのではありませんか?
将来の経済状況はだれにもよく分かりません。結局は今の状況で仕事を探さなければならないのでしょう。

ただし、仕事選びの基準に注意をしていただきたいので以下の説明をしています。

1.社会や会社から求められていること(仕事)

2.自分の能力

のふたつに加え

3.自分のやりたいこと

を加えて考えていただければと思います。

上記1.2.だけで考えて仕事探しをすると、嫌いだけど、能力があって出来てしまう→仕事が見つかってもストレスがたまる。となってしまうのではないかと思います。

上記の1.3.だけに焦点を当てても2.の能力がなければやっていくことが難しいでしょう。

1.2.3.とバランスよく考えられればいいですねとお伝えします。

もちろん、このご時世で理想通りの仕事先を探す事は出来ないかもしれません。もしそうだとしても、仕事探しを通してご自分の将来を考えるきっかけにしていただきたいと願っています。

固定リンク