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私が専門に学んできたのは、主に精神療法です。
個人治療では精神分析学、簡単に言うとフロイトがはじめた個人のカウンセリングです。
もう一つが集団精神療法。とくに精神分析の理論を用いた言語グループと、J.L.モレノ(故人)がはじめた芸術療法の一種でもあるサイコドラマです。
平成18年6月に当院を開業した当初から、時間をきっちり決めたカウンセリング(「構造化面接」の一種です)を臨床心理士に担当してもらっていたのですが、なにせ1対1の個人面接なのでなかなか多くの方を対象にする事が出来ませんでした。他にも心理教育のプログラムや、家族教室などを院内でおこなってきました。
一般外来では、私自身、精神療法を学んだ技法のエッセンスを用いて治療に当たりますが、充分な時間が取れないこともあり、頭痛の種でもありました。
そこで試みに、平成21年3月にはオーストラリアからモレノのお弟子さん(といっても70歳代ですが)、マックス・クレイトン博士を招いて、患者様の為のグループも行なっています。通訳1名についてもらい、英語がしゃべれなくても大丈夫なように配慮し、参加された方からは好評でした。私も参加して、久しぶりに興奮しました。
さて、前置きが長くなりました。
カウンセリングをはじめ、心療内科、精神科で治療を受けると決心することに大きな勇気が必要だろうと思います。カウンセリングを希望される方は、自分に対して向き合おうとする勇気をお持ちだと感じ、敬意を表します。
病気の治療全体を見渡した時に、ご本人の希望があれば、カウンセリングも含め治療を考慮するのですが、症状や病気によっては正直に「やめた方がいい」と申し上げることもあります。
治療というものには、必ず、良い面と悪い面とがあります。
ですから、カウンセリングというものも、行なうかどうかは、病状や、治療する側が担当できるかどうかを考慮するのです。
(単純に患者さま側の問題だけで決める訳ではなく、カウンセラーの能力も考慮します。)
他に、カウンセリングより治療のゴールが近くなるのではないかと医師が判断した場合、「薬物療法を優先しましょう、一般外来だけで短時間ですが精神療法的アプローチをしていきましょう」と提案する事もあります。
本年3月の診療所移転をきっかけに、診療所のとなりに、八戸中央心理オフィスを設けました。
私自身で時間を割いて行なうことが出来ないのがもどかしいのですが、、、カウンセリングが有効ではないかと考える方には、八戸中央心理オフィスでうけていただくようおすめしております。
八戸中央心理オフィスでは、個人のカウンセリングのほか、八戸マナクリニックから委託している、「ご家族の為の家族教室」を行なっております。また、9月からは、サイコドラマティストの高橋美紀氏に、月2回(第2、第4木曜日午後)患者さまの為のサイコドラマを行なっていく予定になっております。
ちょっとずつですが、八戸の地でも良質なカウンセリングを提供する場を設けていこうと思っております。(亀よりのろい?)
近日中に八戸中央心理オフィスのホームページも作成すべく準備をしております。もう少々お待ちください。
こんにちは。
クリニック移転後、初めての更新です。
さて、今頃本当は、神戸から帰ってきていたはずだったのです。
実は、2009年5月22日〜24日まで、日本精神神経学会の学術総会が神戸であるはずで、このために休診にしていたのです。
皆様にはご迷惑をおかけしました。
直前に新型インフルエンザが神戸で発生した為、学術総会そのものが中止になったのです。
しかたなく、休診中いつもたまっていた書類をやっとこさ書いて片付けておりました。
神戸は、本当に久しぶりだったのでいきたかったのです。
でも、事情が事情だけに、仕方がありません。
ところが、学術総会中止後、5月24日(本日)、子どもの運動会がある事がわかりました。(それを知らなかったのが情けない!)
いままでいけなかったので今年は行ってきました。
我が子がどうか?はおいておいて、運動会というのはなかなか面白いものでした。
決められたルールの中で、力を発揮するのでしょうが、競争で最後になると、あきらめる子も入れば、最後まで力を抜かない子もいる。
どこがどう違うのかなぁと思いながら見ているのですが、力を抜かない子供達に、私が力づけてもらった気がします。
学会で普段身につけられない分野の勉強もしてこようと思っておりましたが、地元の子ども達、からたくさん教えてもらえました。
Never Give Up.
日々また勉強をしていきたいと思います。
そして、もちろん学会などには、次の機会に参加したいと思います。
先の11月9-11日まで札幌で、オーストラリアのサイコドラマティスト、マックス クレイトン博士の サイコドラマ トレーニングセッションに参加して参りました。
休診ししたため、患者様にはご迷惑をおかけしましたが、参加した体験をちょっとだけ報告いたします。(うまく言葉にまとめられないのですがごめんなさい)
サイコドラマとは、1905年J.L.モレノがはじめた、即興劇を用いた集団精神療法です。監督といわれる人がいるため、初心者でも安心して参加できます。
マックス クレイトン博士は、オーストラリア在住ですが、ニューヨークでJ.L.モレノから、直接サイコドラマを学んだかたで、その温かい人柄と、グループが安全に進んでいくこと、また、実際に直面しなければならない問題に、真摯に、しかしユーモアをもって、対処していく、その手法には、いつもとても驚かせられます。
さて、参加してのわたしの体験はというと、私自身、自分が安心して受け入れてもらえた感覚をもてましたし、「生きる事の喜び」や「自分もまだまだ成長する力を持っている」ということを再認識しました。自分が何歳になっても新しいことに挑戦できるという勇気もと力を持って帰ってきました。
本当に良い体験をさせていただきました。
今回は残念ながら参加できませんでしたが、今回の来日で大阪のあるクリニックで、マックス クレイトン博士が、患者さんのグループを監督していたとのことです。
私が患者様のグループを体験したのは3年ほど前でした。
長野県のある精神科病院で多くの入院の患者さんのグループをマックス クレイトン博士が監督するのをみて、目の前で、長期入院の統合失調症の患者様が変化していく様子をみて、ぜひ診療に取り入れたいと考え、私が開業に至った経緯があります。
当クリニックでも、 もちろん、個人のカウンセリングも行っていきますが、心理教育をはじめたりしておりますが、言語グループや、サイコドラマといった治療をぜひ準備しておこなっていきたいと再確認した次第です。
きっと皆様のお役に立つのではないかと考えており、治療のひとつの選択肢として取り入れるべく現在準備中ですのでもうちょっとお時間をください。