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【休職から復職に向けて】
最初に患者さまが復職をしたいと思っていらっしゃることが前提で以下、お話をしていきます。
復職に躊躇されているのであればその問題を先に解決しておく必要があります。復職が怖くなってしまうからです。
1.身体を動かす、作業をしてみる
身体のだるさが多少改善してからは、休養に飽きてくることが多いものです。
感覚的なもので、どの程度の期間でここまで来るのか明記できないのですが、
身体が動くようなってから、少しずつ、外出をおすすめしています。
外出してみると、集中出来る時間が短い。短時間で疲れてしまう。
翌日まで疲れが残る、等の症状がわかり、
体調がご自身で考えているほど良くなっていないことを自覚される方が多いようです。
この感覚が大切で、実際に動けると思った時間や量を減らして、ご自分の体調の変化を
試していただきます。
症状は、ちょっとずつ良くなったり悪くなったりしながら、薄皮をはぐように良くなっていくため、
なかなか良くなった自覚が持てないことが多いのですが、
上記のように出来ることが目に見えて分かるようになると、体調と回復の実感をもてるようになってきます。
2.外に向かって
少し体調の回復が自覚できてきたら、次には、生活の立て直しです。
一日ごろごろ休んでいたりつかれたらすぐに横になれる状態から、
ちょっとずつ活動する範囲を広げることを提案しています。
目標はあくまで元もといた職場に戻ること(現職復帰の原則)ですので、それに基づいて、
ある程度の時間、まとまって仕事が出来ることをめざします。
そのための計画として、一足飛びにやるのではなく、細かく段階を区切って、おこないます。
このあたりは、患者さまの「感覚」を伺い、相談しながら、行いますが、多くの場合、公共の機関(図書館など)に
短時間から毎日決まった時間にいって帰ってくるということもおすすめしています。
さらに、症状が改善した折には、第三者機関に依頼して、環境調整をすることもあります。
3.復帰のための準備が出来るかどうかの判断の基準は
a.普段読んでいる書籍や文書(特に事務職)を読んでいて頭にはいるか?
b.疲れやすさ、だるさがあるとしても、何とか半日持つか。
c.集中力が持つか。
d.規則正しい生活が出来るか。仕事に行く時間帯におきていられるか?
などさまな事を勘案して行っていきます。
http://www.hachinohe-manna-clinic.com/当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1当院の治療方針について/こころの病で休職する場合1
八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長
【休職しはじめのころ】
休職の最初の時期は疲弊しきっている状態であることが多いため、
ゆっくりねて、食事を取ることなど、規則正しい生活をしていただくことが大切です。
この時期、昼夜逆転さえしなければ、昼であっても安静にしたり、眠ってもかまいません。
時に、音や光などの刺激に敏感になっていることも多いため、ご自身の力だけで休養できない場合は、
ご家族などにもご協力いただく場合もありますし、
抗不安薬(いわゆる精神安定剤)を多めに出さなければならない場合もあります。
繰り返しになりますが、
1.身体を休めること(極端な話をすれば昼夜逆転しなければ、1日ねていてもかまわない)
2.食事を取ること(食欲がない事が多いのですがここだけは頑張って食べましょう。
食事回数を増やすなどの工夫をしてもいいかもしれませんし、
栄養のバランスが崩れても何とか体重を維持する程度食べていただきたいのです。)
この間の過ごし方は、患者さまご自身不安なことや、悲観的な考えが多く出てくるため、
当院では1-2週間ごとに来院していただき、病状の確認や、休息の取り方について
話し合う時期になります。あまり頑張らないでというのが原則ですが、食事を取ること、体重が減少しないようにすることだけは頑張ってください。
以下にまとめておきました。ご覧下さい。
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八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長
【休職するに当たって】
診察時、病状から仕事に耐えられないと医師が判断した場合、休職した方がよいとお伝えします。
患者さまと相談の上で休職(自宅療養)を要するという診断書を記載することが多いのです。
(休職の診断書を記載しても、引き継ぎなどで仕事に行かなければならない場合上司の指示に従う必要があります)
その際、休職するかどうか迷っていらっしゃる場合は、上司とも相談していただくこともありますし、企業の中には診断書がいらないという場合もありますので、記載する前に先に相談していただくこともあります。
休職の期間は人それぞれでまちまちですが、短い期間の休職だと、すぐに復職のことを考えて焦ってしまうため注意が必要です。
収入が無くなることが不安で休職に踏み切れない方がいらっしゃいます。社会保険に加入している場合、傷病手当金を請求できるかもしれません。また、それ以上の制度を有している企業もございます。
この件につきましては医師または受付事務員にご相談下さい。
ながいので、以下にまとめました。
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八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長
ちょっと長いので、何回かに分けて記載して参ります。
【はじめに】
こころ病の治療の基本は、第1に休養、第2に薬物療法です。
時に第1が薬物療法、第2が休養となることや、最初から入院をしていただかなければならないこともありますので、
あくまで一般の話です。実際には、患者さまや、時にご家族、上司の方と相談しながら決めていくことも多々あります。
休養というと、安静を思い浮かべるかもしれませんが、だるさが強いときなどは別として、
リラックスできる事であれば休養になります。
休養について言えば、仕事をしながら仕事量の軽減や、残業の制限など様々な休み方があります。
しかしながら、それでは対処しきれず、休職をしなければならない場合もあります。
さて、休職をした方がいい状態かどうかは診察をしながら、決めていく必要があります。
うつ病と似たような症状はあるものの、休職しない方がいいだろうと判断する場合があるのです。
休職から復職までの課程で、特別な治療ということは行っていないのですが、
一般外来の範囲で短時間の精神療法を行い、精神分析理論を応用したり、や、認知行動療法的アプローチを行って参ります。
何度も申し上げますが、実際の診察は、原則通り行かないことが多いことを知っておいてください。
また、患者さまが独自に行っていることが、とてもいいことで、そこから私が学ぶこともたくさんあります。
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八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長
一般外来で、患者さまだけでなく、ご家族、あるいは、ご本人の同意があれば、職場の方の同席で説明をすることもございます。 これは普通に行っていることです。
一般外来の時間以外では、一般外来の枠以外で済まない環境調整などを行っております。
後で記載する予定ですが、休職中の患者さまが復職をめざしている方の場合、職場の制度(体制)や上司の理解が得られないとスムーズに進めることが出来ません。
ご自身への職場復帰についての説明は一般外来の中で行っていきますし、一般には、職場の方への説明もその中で行っております。ただ、それだけではなかなかうまくいかないこともあり、復職を希望さるかたへの準備作業として、企業や職場との調整、その他の機関への連絡など、そのほか、社会資源の利用のための診断書作成などは治療時間外で行っております。(ただ、企業の常識的な時間帯には、私が診療中であることもあって、診療時間内に電話をかけたりしています。)
中には有名な企業でも、ひどい企業があったりするのです。あまりやりたくはないのですが、職場の受け入れが難しい場合、どのように進めていくか、、、私も時々作戦を練りながら戦闘モードに突入することもあります。
八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長
当院では、一般外来では、カウンセリングの技法を取り入れた治療をおこなって参ります。
東海大学病院で治療に当たっていた時期から、一般外来では、それほど長い時間をとれませんでしたが、認知行動療法的なアプローチを用いて行ったり、環境調整を主体にしたり、いろんな方法を利用していました。
患者さまの病状に合わせてむしろはっきりと「これをやってください」ということもあります。(うつ病の患者さんに、危険だから休職してくださいということもあります)
でも、、、本当は、ヒントだけ差し上げて、ご自分が気付くまでまつというのが私の基本的なスタンスです。
これは、私が精神分析学を学んできたときに、指導医から「患者さんが自分で気付いたことを大切にしなさい」「患者さんが自分で気づいたことは患者さんの手柄」と繰り返しいわれていた事からそうしていることです。
ただ、説明したり、説得したりして「頭で分かること」と「腑に落ちる」事が、別の次元の話だからです。
一般的な説明は致しますし、その状況に応じてヒントも差し上げたり、一緒に考えることももちろんしますが、どちらかというと、患者さまがご自身で考えるのを待っている事が多い気がします。
直接的なアドバイスを期待される方には、もしかしたら、期待はずれになるかもしれません。
八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長