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こんばんは。
じめじめした天気が続いておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
天気ははっきりせず、雨になったり晴れてみたりです。
そうはいってもあすから八戸も夏祭り。
7月31日の前夜祭から8月4日の後夜祭まで、5日にわたる日本一の山車祭りです。
診療所は休診ではありません。
しかし、当院がちょうど街中にあるため、この期間、交通規制があり、駐車場の確保が大変になってしまいます。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、この期間、来院できない場合お薬が足りなくなりませんようご注意下さい。
以下に交通規制も記載された表を貼り付けておきます。ご参照下さい。
PDFファイルの7ページ目に交通規制について記載がございます。
今回もお知らせになります。
8月はお盆休みのため8月13日(木)~16日(日)までお休みとさせていただきます。
前日の12日は午前中の診察のみで、受付は12時半までです。
この期間、お薬が足りなくならないように、ご注意下さい。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長
私が専門に学んできたのは、主に精神療法です。
個人治療では精神分析学、簡単に言うとフロイトがはじめた個人のカウンセリングです。
もう一つが集団精神療法。とくに精神分析の理論を用いた言語グループと、J.L.モレノ(故人)がはじめた芸術療法の一種でもあるサイコドラマです。
平成18年6月に当院を開業した当初から、時間をきっちり決めたカウンセリング(「構造化面接」の一種です)を臨床心理士に担当してもらっていたのですが、なにせ1対1の個人面接なのでなかなか多くの方を対象にする事が出来ませんでした。他にも心理教育のプログラムや、家族教室などを院内でおこなってきました。
一般外来では、私自身、精神療法を学んだ技法のエッセンスを用いて治療に当たりますが、充分な時間が取れないこともあり、頭痛の種でもありました。
そこで試みに、平成21年3月にはオーストラリアからモレノのお弟子さん(といっても70歳代ですが)、マックス・クレイトン博士を招いて、患者様の為のグループも行なっています。通訳1名についてもらい、英語がしゃべれなくても大丈夫なように配慮し、参加された方からは好評でした。私も参加して、久しぶりに興奮しました。
さて、前置きが長くなりました。
カウンセリングをはじめ、心療内科、精神科で治療を受けると決心することに大きな勇気が必要だろうと思います。カウンセリングを希望される方は、自分に対して向き合おうとする勇気をお持ちだと感じ、敬意を表します。
病気の治療全体を見渡した時に、ご本人の希望があれば、カウンセリングも含め治療を考慮するのですが、症状や病気によっては正直に「やめた方がいい」と申し上げることもあります。
治療というものには、必ず、良い面と悪い面とがあります。
ですから、カウンセリングというものも、行なうかどうかは、病状や、治療する側が担当できるかどうかを考慮するのです。
(単純に患者さま側の問題だけで決める訳ではなく、カウンセラーの能力も考慮します。)
他に、カウンセリングより治療のゴールが近くなるのではないかと医師が判断した場合、「薬物療法を優先しましょう、一般外来だけで短時間ですが精神療法的アプローチをしていきましょう」と提案する事もあります。
本年3月の診療所移転をきっかけに、診療所のとなりに、八戸中央心理オフィスを設けました。
私自身で時間を割いて行なうことが出来ないのがもどかしいのですが、、、カウンセリングが有効ではないかと考える方には、八戸中央心理オフィスでうけていただくようおすめしております。
八戸中央心理オフィスでは、個人のカウンセリングのほか、八戸マナクリニックから委託している、「ご家族の為の家族教室」を行なっております。また、9月からは、サイコドラマティストの高橋美紀氏に、月2回(第2、第4木曜日午後)患者さまの為のサイコドラマを行なっていく予定になっております。
ちょっとずつですが、八戸の地でも良質なカウンセリングを提供する場を設けていこうと思っております。(亀よりのろい?)
近日中に八戸中央心理オフィスのホームページも作成すべく準備をしております。もう少々お待ちください。
今回は仕事探しについてです。
うつ病などで明らかに安静が必要な方には、病状が悪化するため仕事探しをしてほしくない方もいらっしゃり、一概に言えない部分がありますので、ご了承下さい。
以前から、通院中の患者さまから、病状がよくなってきて就職したいと希望され、一緒に考えることはありました。
この半年急速な景気後退のためか、患者さんから仕事探しについて、相談をうけたり一緒に考えたりすることがことさら多くなってきました。
とくに高校生や大学生で、これから仕事を探したいと思う方。現在失業中の方からも、多く聞かれます。また仕事をしていて、転職先を探したいという方からもです。
私は、就職の専門家でもないので、心の問題の専門家として話をするほかないのですが、気になる点があります。それは自分のしたいことを抜きに就職を考える方がいらっしゃることです。
相談をなさる多くの方が、仕事を求めるために「資格を取って」とおっしゃることが多いのです。どうやら、資格や、就職口についてアドバイスをしてくれるかたはたくさんらっしゃるようです。
私も資格をはじめ、自分の能力を磨くことは大切だと思います。
はい、私も専門職ですから、この努力をしないで今の仕事をしていくことは出来ません。
仕事がないので資格を取りたいとおっしゃる方には、わたしから質問しております。
たいてい「本当にしたい仕事は何ですか」とか「どんな仕事をやりたいですか」、、、
これで答えが返ってこないときには「どんなことに興味がありますか」と。
もちろん「好きなこと」だけやっていれば就職に結びつく可能性はとても少ないかもしれません。
一方で、資格や今ある就職口がどれだけ役に立つのかは、数年先を考えるとよく分かりません。
その時代ごとの「花形企業」ってありましたよね。でもそれがずっと続くかというと、、、続いていない方が多いのではありませんか?
将来の経済状況はだれにもよく分かりません。結局は今の状況で仕事を探さなければならないのでしょう。
ただし、仕事選びの基準に注意をしていただきたいので以下の説明をしています。
1.社会や会社から求められていること(仕事)
2.自分の能力
のふたつに加え
3.自分のやりたいこと
を加えて考えていただければと思います。
上記1.2.だけで考えて仕事探しをすると、嫌いだけど、能力があって出来てしまう→仕事が見つかってもストレスがたまる。となってしまうのではないかと思います。
上記の1.3.だけに焦点を当てても2.の能力がなければやっていくことが難しいでしょう。
1.2.3.とバランスよく考えられればいいですねとお伝えします。
もちろん、このご時世で理想通りの仕事先を探す事は出来ないかもしれません。もしそうだとしても、仕事探しを通してご自分の将来を考えるきっかけにしていただきたいと願っています。
今回はカウンセリングのトレーニングについてお話しいたします。
心療内科や、精神科医師の中でカウンセリングのトレーニングをきちんと受けている方というのは案外少ないものだと言うことをご存じでしたでしょうか。
現在は生物学的精神医学といって、主に薬物療法などが、主流になっているのです。
カウンセリングのトレーニングではどの流派もほとんど以下の3つを行っています。
1.理論の勉強
2.カウンセリングの実践と、指導者からの指導(スーパーヴィジョンといいます。)
3.自分自身が治療を受ける体験
実は、この3がみそなのです。
1.は普通やります。
2.は頑張れば出来るかもしれません。
3.までやっている人は少ないのではないでしょうか。
自分自身の治療を行うと、良くも悪くも、気持ちが揺れ動きます。非常にわくわくしてきたり、孤独を感じて寂しくなってきたり、過去のことを思い出して恐怖を体験したり。
トレーニングの課程で、そのようなことを、治療を受けながら解決していくのです。だからこそ、カウンセリングの利点や欠点、そして怖さも知っております。
当院にもカウンセリングで治したいとおっしゃる方がいらっしゃるのですが、その場合でも、一般的な治療を説明した上で、治療方法を決定していきます。
これは、私がカウンセリングの限界を身をもって体験しているからです。
カウンセリングのトレーニングは、一生続いていきます。
これからも、患者さまのお役に立てるよう、当院職員一同継続的に勉強して参りたいと存じます。
八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長