イッシー31
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【日曜経済講座】論説委員・岩崎慶市 開業医と勤務医の診療報酬配分 (1/4ページ)

2009.6.14 08:38

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090614/fnc0906140841007-n1.htm

■納税者の視点で見直せ

 来年度が医師の人件費に当たる診療報酬改定年とあって、早くも日本医師会などが医師不足解消を理由に大幅引き上げ論を展開している。国民に分かりにくい診療報酬の仕組みを検証し、そのあり方を考えてみたい

云々

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もう、この時点でつっこみが入ってしまい、読む気が消え失せました。

 

おほん・・

誰が「診療報酬が医師の人件費に当たる」と言ったんだ!!

顔洗って出直してこーい。

診療報酬はある診療行為に対して病院または診療所に支払われる報酬のことで、決して医師の人件費でありません。

「診療報酬=医師の人件費」などと言っている。

これを書いた人は本当になぜ病院がばたばたとつぶれていっているのかがわかっていません。

 

たとえば、手術の点数。

「胃切除術(悪性腫瘍) K655-2 42600点=426000円」

これを行うためには(麻酔医は「麻酔管理料」として別計算として)少なくとも

術者、助手×1~2人、看護師(直接×1人、間接×1人)の人間が必要になります。

さらに、特別な器械以外の手術材料は請求できません。

つまり糸(体内で吸収される糸1本200円前後)、ガーゼ、生理食塩水、消毒液、清潔な布、ガウン、手袋、マスク、尿道カテーテル、挿管セット、電気メス、滅菌器材などなど、それらの器材をもろもろ含んで病院に入ってくるお金が426000円になるのです。

さらにいうと、手術室を維持するにはどれだけのお金がかかっているかは僕にはよくわからないのですが、少なくとも、ただの部屋ではありません。

手術室は外の空気が入ってきては困るので、空調が通常とは違う構造になっています。

さらに特別な手術用のライト、ベッド、電気メスの本体、それらの減価償却費なんかが含まれているはずです。

胃切除の426000円は医者の懐に入ってきているわけではありません。

 

手術以外にしても処置は全て医師一人でやっているのでしょうか?

いえ、違います。

 

診察にしても、医師と看護師がいて行われているはずです。

画像検査をするときには医師の指示の元、看護師や看護助手に案内されて、放射線技師によって、画像検査が行われ、放射線科医師によって読影されて、医師が患者に説明をするというプロセスを経ています。 

リハビリは医師の指示のもと、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などによって行われます。

入院すると、医師だけが仕事をしているわけではなく、看護師や、薬剤師、OT、PT、栄養士、病院食の厨房、ベッドメイキングする人、リネン類を洗う人、などが必要になります。

 

この記事を読むと「診療報酬」は「全て医師の給料になっているんだ」と誤解されてしまいます。

しかし、そうではなくて「診療報酬」はあくまでも「診療に対して病院または診療所に支払われるお金」なのです。

 

この記事を書いた人は、えちーなお店に行ったときに払ったお金はサービスをしてくれたお姉さんだけにいっているとでも思っているのでしょうか。

そんなもんは全て自分でマネージメントしている援助交際のお姉ちゃんでしかないでしょうに。

あとはお店にピンハネですよ。

 

さらにいうと、医師はえちーなお店のお姉さんみたいに、歩合制だとでも思っているんでしょうか。

426000円のうち10万円は第1術者がもらえます、みたいな。

当病院のNo1、外科医は「イッシー」です。みたいな。

 

「診療報酬」を上げても「医師」だけが「うほっほほほーーい」となって、「あっちの診療報酬が高い科にいこーーっぜーーっ」ということはないのです。

「診療報酬」があがって給料が上がると考えている医師はほとんどいません。

開業医の所では「これで少しは経営が楽になるかも」と思ったり、勤務医では「糸を二回使えって言われなくなるかな・・・(糸は1本200円するので、材料費を節約するために短めに結んで切っておいて、もう一回使うということをしたりします。2回目は糸が短くなるので結びにくいです。)」って思うくらいでしょうか。

 

今の医療崩壊の原因は、

医療費の不当な抑制に対して、

必要とされる医療従事者(医師、看護師、技師、OT、PTなどのコメディカル)が増えざるを得ないこと、

診療材料の高騰、さらに訴訟リスクの高まりに対する安全対策への投資などによる病院や診療所の負担が増えすぎていること

なのではないでしょうか。

 

必要とされるコストに対して、十分病院がやっていけるような診療報酬にしてください、という要求です。

医療については、安全性が特に要求される分野なので、他の業種に違って、人件費が多くなるのはやむを得ないのではないでしょうか。

今の診療報酬だと、「医師の給料が払えない」のではなく、「医療従事者の給料が払えない」ということです。

「医療従事者の給料が払えない」ということは「病院がやっていけない」ということです。

 

だから公立病院はばたばたつぶれています。

数年前の選挙で大勝した人たちが「病院が多すぎるから病院を減らそう」といって画策していたことが成功しているだけなのです。

地域の病院が減ってきているのは、何も新臨床研修制度が始まって地方に研修医が行かなくなったからだけではないのです。

訴訟リスクの高い科に医師が行かなくなったからだけではないのです。

なんでもかんでも、病院がつぶれているのは医師が待遇改善を求めてあーだこーだ言っているからだというのはやめてください。

為政者の失敗(成功?)を医師や現場の責任にするのはやめてください。

 

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数学の試験では

「A=B+C+D」

なのに

「A=B」

と間違った数式をたてた時点で、その答案は0点になってしまいますね。

 

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>国民に分かりにくい診療報酬の仕組みを検証し、

 

あんたがわかってないじゃないか、このばかもの。

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