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こんばんは。
気をとりなおして、
ブログ再開します。
研究会のスライド作りで、なかなか手が回らなかったというのが本音です。
今日終わったので、またまたよろしくお願いします。
というわけで、今日のお題は
点滴の第2弾。
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ぷるるるるるる
がちゃ
「イッシー先生、○○さんがCV抜いちゃいました。」
「はあ、先端は大丈夫?」
「多分、大丈夫だと思います。」
「わかったぁ。とりあえず、末梢とれるかな?」
「無理でーす。」
「だよね・・・。」
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ちょっと前振りが長いので読み飛ばしてもかまいません。
一概に点滴といっても、末梢ルートからの点滴と中心静脈(CV)からの点滴、経管栄養チューブからの経管栄養、一般の人には区別がつかないかもしれません。
同じように患者さんにぶら下がっているからです。
前者2つは(末梢からの点滴と中心静脈からの点滴) 薬を静脈に入れるのに対して、後者(経管栄養)は腸管の中に栄養剤を入れるというものです。
経管栄養はドロドロっとしているのでいくらなんでも血管の中に入れちゃあいかんだろ、と思うのですが、やっぱり、血管に入れてしまって患者さんが亡くなるという事故が報告されています。
同じようにぽたぽたと体の中に入っていきます。
救急外来でやってくる患者さんで
「ちょっと、体が疲れているので、なんか点滴でもやってくれよー」
と言ってくる患者さんがいますが、
はっきり言って、点滴には疲れを癒す効果も、リラクゼーションの効果もありません。
せいぜい、点滴してくれたとしてもブドウ糖か、細胞外液(いってみれば塩水)か、せいぜいビタミン剤だけなのです。
「点滴バー」というものがあると噂には聞いたのですが、僕は「点滴バー」に行くお金と時間があるのならば、家で風呂はいってゆっくりと寝る方がよっぽどつかれがとれると思います
。
そんなわけで、点滴というのは①体に足りないものを補給する、②水分や栄養を口からとれない人に水分や栄養を投与する、③薬剤を投与する。
そんな目的があってやっています。
僕らの消化器外科領域では②の目的が非常に重要でして、腸管を切ったり、はったりしている人や、腸管が詰まってしまった人は口から栄養や水分をとることができないので、どうしても点滴に頼らざるを得ないことが日常茶飯事です。
よくいう「絶飲食」ってやつです。
絶飲食が治療の中心である場合もあるのでそういう場合はなんとしても点滴を維持しなければいけません。
絶飲食や、絶食の状態が長く続いてしまうときは中心静脈カテーテル(CVカテーテル)をいれて、高いカロリーの点滴をしなければいけません。
中心静脈カテーテルは、名前のとおり、中心の静脈(心臓の近くの上大静脈や下大静脈)にカテーテルを入れる方法で、いろいろな太い血管から入れます。
内頚静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈なんかが、よく使われます。
いろいろな合併症にも気をつけなくてはいけません。
刺す方も、清潔なガウンに着替えて、あたかも手術みたいな格好で、手技をしなければいけません。
刺される方も顔に清潔な布をかけられて、どきどきしながら刺されなければいけないという、非常にどきどきな手技なのです。

そこで冒頭の看護師さんとの会話。
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>「イッシー先生、○○さんがCV抜いちゃいました。」
→お年寄りや、術後の譫妄(せんもう)状態(いわゆる寝ぼけちゃっているような状態)だとよく、体に入っている管類を抜いてしまいます。
>「はあ、先端は大丈夫?」
→そのような状態で抜くと、管がちぎれて血管の中に残ってしまうかもしれません。CVカテーテルは皮膚に糸で固定されているのです。管が途中でちぎれて体外に出ていると大量出血になります。
>「わかったぁ、とりあえず、末梢とれるかな?」
→この時点で、なかばあきらめています。
>「無理でーす。」
>「だよね。」
→はて、どうしたものか。またCVカテーテルいれないといけないかな?
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抜かれて一番ショックなのがCVカテーテルでしょうか。
末梢点滴は抜かれたら、すぐに入れ直します。
鼻からの経腸栄養チューブは抜かれたら、また入れ直します。
このように医師もナースも管を抜かれることを非常におそれているのです。
術後や認知症がある方だったりするので、しょうがないか・・・と思うようにしてはいますが、
苦労して入れた管類を抜かれると・・・。
だから、みなさん、管は抜かないで「くだ」さーい。

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