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僕らは新臨床研修制度が始まった一期生です。
それまで医学部6年間終わるとどこかの医局に入って専門の外科だとか、内科だとか、産婦人科だとか、眼科だとかに分かれていたのですが、僕らの卒業した年2004年から新臨床研修制度が始まりました。
新臨床研修制度は医学部6年間の後にスーパーローテーションといういろいろな科を回る研修が2年間必修になるというものです。
医師になって2年間は医師であって医師ではないようなものすごい中途半端なものでした。
僕たちのときは枠組みはできてはいたのですが、お役所おきまりのよくわからない状態でした。
現場では本当にそういう制度になるのかもよくわからないし、現場の指導者もどうすればよいのかわからない状態でした。
そんな状態だったので僕たちは先輩と同じように就職活動して、科も決めてそれに向かって臨床研修をおこなっていきました。
まじめな人たちは新臨床研修制度に沿った就職活動をしていたのですけど・・・。
うちの病院は市中病院なのですが、近くの医大生の実習も受け入れており、医大生と話す機会が多いのです。
学生と話すとどうしても「何科に行きたいのか?」という話になるのですけど、それでいつも言われることばがきになります。
えーー?実習にくるのって5、6年生じゃないの?
すくなくとも僕ら5・6年生にはだいたいの科は決めていたのになーって思います。5・6年生のときの勉強会でも「あいつは耳鼻科に行きたいっていうだけあって耳鼻科は勉強しているな」とかそういうのがあったように思います。
僕たちが医学生だった頃から5年しかたっていないのにその変化に驚かされます。
新臨床研修制度の成果なのでしょうか。
新臨床研修制度が始まったおかげで専門を決めるのに2年間の猶予ができたというのが非常に大きいようです。
1年目の研修医に聞いても「決まっていない」と言われることが多いように思います。
まだ僕は医師になってぺーぺーだからえらそうなことはいえないけど、「自分がやろうと思っている科が決まっている上で2年間の研修をするか、研修中に科を決めようとするのかでは勉強のモチベーションが全然違う!!」ということはいえると思います。
「科を決めていなくて迷っている」という学生に僕がいつも言うことがあります。
なんでこういうことを書くかというと「外科」とはっきり言ってくれる人がすごーっく少ないからなんです。聞くと「外科系」って。「系」ってなんじゃ!?
産科、小児科、外科は絶滅危惧種らしいですね。
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