ここ数年、アンチエイジングという言葉をよく耳にします。

 

ここ日本では、「アンチエイジング≒美容分野」というイメージが強いようで、多少商業的なものとして一人歩き!?している印象があります。

 

アンチエイジングという医療分野は、10年チョット前に米国のA4M(American Academy of Anti-aging Medicine)という、当初数名の小さい学会が発足したことに始まります。

老化を病気として捉え、究極の予防医学を目指すというものでした。

THRT(総合ホルモン補充療法)を提唱し、特にhGH(ヒト成長ホルモン)の有用性(確か1990年にニューイングランドジャーナルに発端となる論文が掲載されていたかと思います)については、賛否両論ありましたが、今では米国で一般的な抗老化の手段として利用されています。

主に米国・欧州で開催されるこの学会には、あらゆる分野の医師が参加しています。

規模は大きくありませんが、毎年開催されるシンガポールをはじめ、アジア諸国でも開催されています。

今年、初めて日本で開催(AISET)されたことは記憶に新しいと思います。

 

昨年時点で、約2万人を抱えるまでに成長を遂げたA4M。

ちなみに日本の会員は140人程度とのことです(私は3年前に入会しました)。

日本は他の先進国に比べ、A4M会員が少ないと言われています。

日本の医療界が未だ閉鎖的なのか?(日本の学会(日本抗加齢学会)にはある程度会員がいるようです、私も入っていますが(笑))

美容分野に押され過ぎ??(悪い意図はありませんが)

 

ある文献によれば、今から約20年後の2025年、日本の65歳以上の人口は約3700万人、うちQOL(生活の質)を健保できない人口は約2000万人になると予想されています。

つまり、長生きはできても半数以上の人は、「生きる」というよりより「生かされている」という状況になってしまうというのです。

 

まだまだヒト全体の解明には程遠いところにあることは確かですが、現時点でも予防医学として利用できるものも、日本では承認されるのに時間がかかり過ぎ、中々実施に踏み切れないものが沢山眠っています。

これらには遺伝子レベルでの予防・診断・治療も多々含まれています。

ちなみに遺伝子に関する大規模臨床試験は、数年前から東大の中村先生を中心に進められていますが、これらが臨床上効力(オーダーメイド医療)を発揮するのはまだ先の話です。

 

これからの医療に新しい希望を!

 

つづく...

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